山形映画祭ニュース : 政治と映画:パレスティナ・レバノン70s―80s | |||||||
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==================================================================== YIDFFニュース <2017年9月12日臨時号> ==================================================================== 山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 2017年10月5日[木] ― 10月12日[木] ==================================================================== [HEADLINE] + YIDFF 2017 政治と映画:パレスティナ・レバノン70s―80s + YIDFF 2017 ともにある Cinema with Us 2017 + YIDFF 2017 やまがたと映画 + YIDFF 2017 ネットワーク企画上映 + 事務局より ==================================================================== □*■* YIDFF 2017 □*■* 政治と映画:パレスティナ・レバノン70sー80s 1967年の第三次中東戦争とそれに続くレバノン内戦を背景に、1970〜80年代 にパレスティナ・レバノンに関する多くの映画が作られた。第1部:「パレ スティナ革命とミリタント映画」では、『勝利まで/われらパレスティナ 人』、『オリヴィエ』、『100通りの1日』、『赤軍ーP.F.L.P.・世界戦争宣 言』などパレスティナ解放を求める民衆運動に呼応し映画人が作った作品を はじめ、『シャティーラのジュネ』、『オフ・フレーム/勝利まで』など後 にその時代を考察した作品を上映。第2部:「ジョスリーン・サアブのレバ ノンそしてベイルート」では、アラブを代表する映画作家で今回インターナ ショナル・コンペティションの審査員で来形するジョスリーン・サアブがレ バノンとベイルートを描いた初期作品『騒乱のレバノン』、『ベイルート、 もう二度と』、『ベイルートからの手紙』、『わが町、ベイルート』、『昔 々ベイルートで』を上映する。足立正生監督とムハンナド・ヤークービ監督 のトークも開催予定。 [会場]: 山形市民会館小ホール 第1部:パレスティナ革命とミリタント映画 ●10月6日[金]15:30 『ファタハ:パレスティナ』監督:ルイジ・ペレッリ/イタリア/1970/75分 ●10月7日[土]14:40 『オフ・フレーム/勝利まで』監督:ムハンナド・ヤークービ/パレスティ ナ、フランス、カタール、レバノン/2016/62分 ●10月7日[土]16:25 『赤軍―P.F.L.P.・世界戦争宣言』監督:若松孝二、足立正生/日本/1971/71分 ※上映後、足立正生監督とムハンナド・ヤークービ監督のトークを予定 ●10月8日[日]10:30 『勝利まで/われらパレスティナ人』監督:パシフィック・ニューズリール /アメリカ/1973/52分 『オリヴィエ』監督:グループ・シネマ・ヴァンセンヌ(アリー・アキー カ、ギー・シャプーリ、ダニエル・ドゥボー、セルジュ・ル・ペロン、ジャ ン・ナルブーニー、ドミニク・ヴィラン)/フランス/1976/83分 ●10月8日[日]13:25 『100通りの1日』監督:クリスチャン・カージー/レバノン/1971/65分 ●10月9日[月・祝]10:30 『第5の戦争』監督:モニカ・マウラー、サミール・ニムル/ドイツ、イラク /1979/65分 『クフル・シューバ』監督、編集:サミール・ニムル/イラク、レバノン /1975/36分 ●10月10日[火]10:30 『シャティーラのジュネ』監督:リヒャルト・ディンド/スイス/1999/98分 ●10月10日[火]13:00 『ヒア&ゼア こことよそ』監督:ジャン=リュック・ゴダール、アンヌ= マリー・ミエヴィル、ジャン=ピエール・ゴラン (1970年のオリジナルフッ テージ)/フランス/1976/53分 第2部:ジョスリーン・サアブのレバノンそしてベイルート ●10月6日[金]17:40 『ベイルート、もう二度と』レバノン/1976/36分 『ベイルートからの手紙』レバノン/1978/52分 『わが町、ベイルート』レバノン/1982/38分 ●10月7日[土]19:20 『騒乱のレバノン』レバノン/1975/75分 ●10月9日[月・祝]19:20 『昔々ベイルートで』レバノン、フランス、ドイツ/1994/104分 □*■* YIDFF 2017 □*■* ともにある Cinema with Us 2017 4回目となる今回は、あの日から6年という否応なく流れた時間と(その間に 「震災」がどこの震災を指すか但し書きが必要になるほど大地は揺れ、「復 興」とは誰のためなのか疑わざるを得ないほど政治は揺れている)、そこに 向き合う映画を通じて、ドキュメンタリーになにができるのか、また、この 出来事がドキュメンタリーになにをもたらすのかを問い始めたい。 そして、この特集のもうひとつの取り組みとして3年目を迎える「311 ド キュメンタリーフィルム・アーカイブ」をより進めるべく、カンボジアのボ パナ視聴覚リソースセンターとの連携により、映像アーカイブを通じた地域 の歴史理解の方法について考える。 [会場]:山形美術館2・5 ●10月7日[土]13:20 <M2> 『FUKUSHIMA: The silent voices』監督:佐藤千穂、ルカ・リュ/フランス /2017/58分 ●10月7日[土]15:20〈M2〉 『Life 生きてゆく』監督:笠井千晶/日本/2017/115分 ●10月8日[日]13:30 <M2> 『レッド・ウェディング』監督:チャン・リダ、ギヨーム・スウォン/カン ボジア、フランス/2012/58分 『どこに行く』監督:ニアン・カヴィッチ/カンボジア、フランス /2013/55分 ●10月8日[日]18:30 <M2> 『被ばく牛と生きる』監督:松原保/日本/2016/104分 ●10月9日[月・祝]10:30 <M2> 『小国春熊猟2016』監督:林剛平/日本/2017/124分 ●10月9日[月・祝]16:00 <M2> 『怪物君 〜詩人・吉増剛造と震災〜』監督:伊藤憲/日本/2016/60分 ●10月9日[月・祝]18:00 <M2> 『波伝谷に生きる人びと』監督:我妻和樹/日本/2014/135分 <ディスカッション【入場無料】> ●10月7日[土]18:10 <M5> ◎テレビ・ドキュメンタリーの現場から東日本大震災を考える 登壇者:みちドキの会、笠井千晶(『Life 生きてゆく』監督)/司会:小 川直人 ●10月8日[日]16:00 <M5> ◎映像アーカイブと学び ― カンボジア・ボパナ視聴覚センターの取り組みを 例に 報告:チア・ソピアップ(ボパナセンター・ディレクター) ディスカッション:高倉浩樹(東北大学東北アジア研究センター/社会人類 学)、小川直人(ともにあるCinema with Usコーディネーター) /司会: 藤岡朝子(ともにあるCinema with Usコーディネーター) ●10月9日[月・祝]13:20 <M5> ◎東日本大震災はドキュメンタリー映画になにをもたらしたか(中間報告) 荒木啓子(PFFぴあフィルムフェスティバル・ディレクター)、安岡卓治 (プロデューサー/日本映画大学教授)、佐藤寛朗(neoneo編集室)/司 会:小川直人 □*■* YIDFF 2017 やまがたと映画 □*■* かつて世界一とまで称された伝説的映画館である山形県酒田市のグリーン・ ハウス、押井守の実写作品第一作『紅い眼鏡』が撮影された上山市のトキワ 館など、今はなき山形県内各所の映画館、その華やかなりし姿を、証言記録 や資料、映画作品上映を通して復元する「銀幕よ甦れ! やまがた映画館異 聞録」や、映画監督佐藤真とヤマガタの関係を、1989年の第1回目の映画祭 まで遡り、1991年の『阿賀に生きる』ラッシュ上映時の貴重なエピソードな ども交えながら、山形映画祭が持つ大きな可能性について語り合う「あれか ら10年:今、佐藤真が拓く未来〜全作上映とトーク」のほか、映像制作ワー クショップ企画「エンカウンター・シネマ in Yamagata」、山形の映像を学 ぶ学生たちを応援する「やまがた映像の未来」、ユネスコ認定を目指す山形 市の取り組みを紹介する「映像文化創造都市山形を目指して」など、映画と 山形の幸福な関係を発見する企画が満載! [会場]: フォーラム4・5、山形美術館2 ◎銀幕よ甦れ! やまがた映画館異聞録 ●10月7日[土]14:45 <F4> 『紅い眼鏡/The Red Spectacles』監督:押井守/1987/116分 ●10月9日[月・祝]10:30 <F5> 『トーキング・ヘッド』監督:押井守/1992/105分 トークゲスト:伊藤和典(脚本家)、上野俊哉(評論家) ●10月9日[月・祝]13:30 <M2> 『世界一と言われた映画館 〜酒田グリーン・ハウス証言集〜』2017/65分 ※タイトルを変更しました。旧題は『インタビュー集:グリーン・ハウス・ マジック』です。 トークゲスト:仲川秀樹(日本大学文理学部教授) ◎あれから10年:今、佐藤真が拓く未来 ●10月6日[金]11:00 <M2> 『阿賀に生きる』1992/115分 ●10月6日[金]14:30 <M2> 『まひるのほし』1998/93分 『花子 Hanako』2001/60分 ●10月7日[土]10:30 <M2> 『我が家の出産日記』1994/47分 『おてんとうさまがほしい』1995/47分 ●10月8日[日]10:30 <M2> 『SELF AND OTHERS』2000/53分 『阿賀の記憶』2004/55分 ●10月10日[火]10:30 <M2> 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』2005/137分 ●10月10日[火]16:20 <M2> やまがた映像の未来 『Live Life Love 〜生きる手ごたえ感じてますか〜』東北芸術工科大学 /2017/112分 ◎映像文化創造都市山形を目指して ●10月10日[火]13:50 <M2> 『Hard Boiled City Yamagata』20分 『映像と向き合う生き方』39分 ●10月10日[火]19:10 <M2> 『山形鋳物 〜暮らしのデザインを求めて〜』25分 『山形打刃物 〜生活の中の道具〜』22分 □*■* YIDFF 2017 ネットワーク企画上映 □*■* YIDFFネットワークは、1989年の第1回山形国際ドキュメンタリー映画祭開催 にあたり、小川紳介監督の呼びかけで集まった有志によるボランティア・グ ループである。それ以来継続的に様々な活動を続け、毎回映画祭と協力しな がら独自の視点による企画上映を行っている。 [会場]: フォーラム5 ●10月10日[火]19:00 『スタートライン』監督:今村彩子/日本/2016/112分/バリアフリー日 本語字幕付き ==================================================================== *■* 事務局より □*■* いよいよ映画祭まで1ヶ月を切りました。ゲスト監督たちの来日予定もほぼ 固まり、映画祭のいろいろな準備が積み上がりつつあります。山形もめっき り涼しくなりました。関東、関西方面の皆様はぜひ暖かくしてお越しください! さて、前回配信のYIDFFニュース9月5日臨時号に掲載しました「編集後記」 の中で、堀禎一監督のお名前と作品タイトルに間違いがございましたので訂 正してお詫び申し上げます。『天竜区奥領家大沢 別所製紙工場』の堀貞一 監督と記載いたしましたが、正しくは、『天竜区奥領家大沢 別所製茶工 場』の堀禎一監督でした。 また、「ヤマガタ映画批評ワークショップ」参加者募集告知の中で、講師で ある北小路隆志さんのご著書の書名が間違っていました。正しくは『エド ワード・ヤン再考/再見』です。こちらも訂正してお詫びいたします。 (HA) -------------------------------------------------------------------- ○過去の配信記事はこちらに掲載しています: http://www.yidff.jp/news/news.html ○ニュース配信登録を解除される場合: 本文の先頭に英文字(半角)で bye とだけ書いたメールをtoroku@yidff.jp 宛てにお送りください。 ○アドレスを変更する場合: メールアドレスを変更する前に解除し、新しいメールアドレスで再度登録し て下さい。 ○このメールへの返信は受け取ることができません。お問合せは下記まで。 ================================ 〒990-0044 山形市木の実町9-52 木の実マンション201 認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭(山形事務局) phone: 023-666-4480 fax: 023-625-4550 e-mail: info@yidff.jp http://www.yidff.jp ================================ Created by staff01. 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