中国労働人権活動家、孟含さんが刑期を終えて釈放される | |||||||
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〔レイバーネット国際部・I〕 中国労働人権活動家、孟含さんが刑期を終えて釈放された、というニュースです。 中国では政治的な色彩を帯びた裁判では、裁判で白黒をはっきりさせるまでに、あらかじ め容疑者に罪を認めさせて、裁判の判決に従うように誘導します。それが人事評価を意識 した裁判所の意向なのか、警察や検察の意向なのか、ちょっとわかりませんが、そういう 事情があるようです。日本でも検察に上申書などを出すことと似ているかも知れませんが 。。。 以下、香港の自立系ナショナルセンターの香港職工会聯盟(HKCTU)のfacebookから。香 港での一帯一路の市民フォーラムでもHKCTUの中国チームはがんばっていました。 原文および孟含さんの写真はこちら。 http://bit.ly/2eI8sSm ※なお名前の「含」は本当は口へんに「含」ですが、文字化けの可能性があるので、「含 」としました。 ========== 広東:労働人権の不屈の男――孟含 21カ月の不当な拘禁ののち、中国労働者の権利擁護の活動家、孟含は9月3日に刑期を終え て出獄した。 習近平政権が発足し、中国の市民社会と権利擁護の活動家は厳しい日々を余儀なくされて きた。劉暁波は獄中で病に侵され、ついに亡くなったことは全世界を震撼させた。世界中 で嘆きと悲しみが覆う時を同じくして、これまで何度も弾圧に屈しなかった人権弁護士の 江天勇は罪を認めて判決を受け入れた。だがそのことを意外に思う人はすでにいなかった 。過酷な取り調べと家族への恫喝のなかで、不屈の男も膝を屈せざるを得なかったのであ る。一年前の広東でも同じような不屈の男が罪を受け入れることを余儀なくされた。それ が孟含である。 2013年、広州中医薬大学第一付属医院の労働者と警備員の権利のために、同一労働同一賃 金と労働契約を実現する活動を理由に、孟含と17人の仲間たちは社会秩序多衆騒乱罪の容 疑で起訴され、懲役9カ月の判決を受けた。孟含は法廷で「現代中国の労働者として、デ ィーセントワークの権利さえもはく奪されるのであれば、わたしは監獄で余生を過ごすこ とを選択する」と発言した。刑期を終えた9ヶ月ののち彼は「政府は公権力をつかった労 働者の人権擁護活動への弾圧をやめるべきだ。労働者の権利をまもるために犠牲はやむを 得ない。わたしはそのための心の準備はすでにできている」と語っていた。 その後、彼は労働NGOで活動をはじめ、広州の利得シューズ工場の3000名近い労働者 の権利獲得に成功したが、その代償として2015年12月3日に広東省の労働人権活動家ら27 名とともに一斉に逮捕され、最終的に4人が起訴された。 孟含の審理と判決は最後に回された。なぜなら彼は最も「面倒な」被告だったからだ。逮 捕された後、孟含は弁護士を通じてこう述べていた。「わたしの案件は短期間では解決で きないでしょう。わたしも良心と道徳を捨ててまで彼らと妥協はしたくありません。」「 この事件について、私は良心に恥じるところはありません。」 彼の両親が脅かされ、伴侶が監視下に置かれ、家族に嫌がらせが行われるという状況で、 不屈の男、孟含は当局との妥協と容疑を認めることを余儀なくされ、1年9ヶ月の判決を受 けたのである。しかし、それによって彼に対するわれわれの尊敬が損なわれることはなか ったし、抵抗する中国労働者という彼のイメージが損なわれることもなかったのである。 Created by staff01. Last modified on 2017-09-08 13:28:14 Copyright: Default |