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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガNO.3150〜崖っぷちに追い詰められているのは原発推進側
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たんぽぽ舎です。【TMM:No3150】
2017年8月17日(木)地震と原発事故情報−
                6つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.崖っぷちに追い詰められているのは原発推進側…
   山崎隆敏さんの講演
   韓国の熱意あふれる若者の話に元気と希望をわけてもらった
   8/4-5若狭高浜を訪ねて   青山晴江(たんぽぽ舎会員)
★2.日中米3カ国の経済的国力はここまで変わった!
   矢吹 晋(やぶきすすむ・横浜市立大学名誉教授。
   専門は中国経済論と現代中国論)  紹介者 柳田 真
★3.たんぽぽ舎新刊パンフレット(No98)を活用し
   原発推進を後押しする
   ≪電気事業法施行規則(経産省省令)の改悪》に
   反対の声をあげよう
★4.メルマガ読者からの原発情報1つ(抜粋)
               黒木和也 (宮崎県在住)
★5.好き勝手『』ひとこと』コーナー
         間友二野礼!(神奈川県横浜市在住)
★6.新聞より1つ
  ◆廃炉に税金1000億円超 凍土壁、ロボ開発など
   福島第一 東電負担が原則 7月まで本紙集計
           (8月14日東京新聞朝刊1面より抜粋)
━━━━━━━
・脱原発川柳【フレコンの 前で子育て それは無理】
                 ペンネーム:放射能の袋詰めですから〜
  「東日本大震災避難者の会」Thanks&Dreamのチラシより
  参照  http://sandori2014.blog.fc2.com/
━━━━━━━
※8/20(日)学習会にご参加を!
 「原子力空母の危険〜映像から」
       お話:沢園昌夫さん(横須賀) 
 「安保からみた原子力空母の防災問題」
       お話:新倉裕史さん(横須賀)
 日  時:8月20日(日)14:00より17:00 
 会  場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
※8/27(日)お話と激励会にご参加を!
     「ますます悪くなる福島の現状」
 お 話:木幡ますみさん(大熊町町会議員)
 日 時:8月27日(日)14:00より17:00
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 
 参加費:1500円(軽食と飲み物含む)
━━━━━━━

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┗■1.崖っぷちに追い詰められているのは原発推進側…
 |  山崎隆敏さんの講演
 |  韓国の熱意あふれる若者の話に元気と希望をわけてもらった
 |  8/4-5若狭高浜を訪ねて
 └──── 青山晴江(たんぽぽ舎会員)

◎ 8月4〜5日、高浜での集会「原発にたよらない町づくりを目指して」(主催
:「若狭の原発を考える会」)に参加しました。
 往きの特急電車内で隣り合った同年代の女性は、これから原発を考える集まり
に行くのですと話すと、「私の夫は若狭周辺の原発で働いていた作業員でした。
甲状腺がんで死んで、今日7回忌の墓参りに行くのです。」と寂しそうに話して
くれました。
 講演会では山崎隆敏さん(サヨナラ原発福井ネットワーク、『なぜ「原発で若
狭の振興」は失敗したのか』の著者)のお話…「使用済み核燃料の貯蔵施設は
20年以上前から問題になっていて、崖っぷちに追い詰められているのは原発推進
側であること、観光業や製造業の伸び・労働人口一人当たりの課税所得は原発の
ない市町のほうが大きい所があること、原発立地の経済的効果はあまりないこと」
を資料から読み取り説得力がありました。
 地元住民、議員、中嶌哲演さんたちから大飯再稼働についてなどお話がありま
した。

◎ 韓国から来日した「脱核」(脱原発)運動を進める3人の若者の話も記憶に残
りました。韓国人は「日本でしか地震はない」と言っていたが、2016年9月原発
13基の集中する慶州にM5.8の地震が発生し、韓国の世論はこのあと「原発を作る
のはよそう」となっていった。
 原発事故・有害物質の無断放流・一般の3倍の高さの世界最大規模送電線建設、
それらにともなう韓国電力(略してカンデン!)の反対運動への妨害や賄賂は地
域共同体を破壊していった。
 韓国の生産エネルギーに対する再生エネの割合はわずか1.4%(日本16.3%、ド
イツ30.4%、スイス62.4%)今後再生エネを増やしたい。
 文大統領は原発ゼロを目指す公約で当選したが、最近「建設中の原発について
は世論に聞く、公論会にかける」など言動が少し変わってきていて脱核へいくの
かはっきりしない。
 労働組合には脱核学校があるが、原発産業の労働組合が「原発を作ろう」とい
う動きになってきて韓国社会に混乱をひきおこしつつある。
 文大統領は脱核へはっきりと舵取りを示すべきだが、任期中に1基、または9
割以上建設が進んだ新原発は稼働されてしまうのではと懸念している。〉
 パワーポイントの映像で色彩鮮やかな市民デモの写真や原発資料を示しながら
22〜32歳の3人が次々説明し、その熱意あふれる若い姿から元気と希望をわけて
もらったような気がしました。

◎ その後、和田浜でのキャンプ宿泊交流会、翌日は高浜原発のある音海地区で
暑さに汗ふきだしながら、チラシをもって訪問のアメーバデモを韓国の若者たち
とおこないました。
 大きな看板「高浜原発運転延長反対 音海区」を2つ発見。前日集会で話され
ていた、高浜町の東山さんのお話を思い出しました。
 〈この1年で住民の意識が変わってきている。裁判での停止・東芝・電力自由
化・福島第一原発事故避難者への国の冷たい扱い、それらを見て原発に替われる
ものがあれば、と思い始めている。「若狭の原発を考える会」の地道な宣伝活動
は空気を変える大きな役割を果たしている。〉

◎ 数年前にはなかった地元市民の看板は大きな励みになりました。その反対側
の内浦湾を挟んで対岸にある小さな集落へまわり、原発の全景を眺めました。
 大自然のつくった美しい景観のなかに、あってはならない原発建造物が4基、
得体のしれない不穏な空気を醸し出していました。


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┗■2.日中米3カ国の経済的国力はここまで変わった!
 |  矢吹 晋(やぶきすすむ・横浜市立大学名誉教授。
 |  専門は中国経済論と現代中国論)
 └──── 紹介者 柳田 真

○日中戦争80年から考える
  80年も経てば、さまざまなことが変わる。かつての「経済大国」の面影はなく、
長期低迷にあえぐ日本。それを尻目に世界を席巻する中国。
  しかし日本政府および日本人はなぜか、歴史認識と同様その事実を直視せず、
いたずらに嫌悪しているように見える。経済的国力に絞り、中国の実像を見てい
く。(中略)

○中国のGDP(国内総生産)は日本の3倍
 1人当たり所得に人口数を乗じたGDP(国内総生産)ペースで日本のシェア
は世界の4.8%を占めるが、中国は14.9%を占め、日本の3倍の規模だ。
 2011年時点で米国のGDPシェアは17.1%で、中国の14.9%を2.2ポイント上回
るが、その後の成長率を加味すると、2014年末時点で中国が米国を超えた。日本
経済が足踏みしているうちに中国経済は駆け足で日本を追い抜き、追い越し、今
やはるか前方を走る。
 この経済的敗北感、劣等感と、かつての優越感との狭間で、日本人は、隣国経
済の実像を虚心坦懐に観察する度量を失っているように見える。(中略)

○米国経済から見ると、対中国輸入は約25%に近づき、対日本輸入は5%に縮小
しつつある。
 米国から見て、日本というパートナーは「日に日に軽く」なっていることがわ
かる。「中国封じ込め」なる時代錯誤の迷夢にとらわれ、自らを孤立させる安倍
政権の日本に未来はない。
 中国から相手にされないだけでなく、米国も相手にしない。沈みゆく日本の実
像を国民はいつ自覚できるのか。
 1990年では日本25%、中国4%の米国輸入量だが、2002年に日・中とも12%と
同じになり、2015年は中国25%、日本5%と大きく逆転。
 米国経済からみて日本はこんなに軽い国になってしまったのである。

出典(「週刊金曜日」8月4日号の3頁記事から一部分を抜粋)


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┗■3.たんぽぽ舎新刊パンフレット(No98)を活用し
 |  原発推進を後押しする
 |  ≪電気事業法施行規則(経産省省令)の改悪》に
 |  反対の声をあげよう
 └──── たんぽぽ舎

  タイトル『原発政策の嘘・ゴマカシを批判する』
                    熊本一規 講演録
    たんぽぽ舎28周年の集い記念講演録 2017.2.26

 経産省は昨年の9月から「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」を開
催し、原発事故の賠償費用の一部、廃炉費用の一部を「託送料金で負担」する議
論を重ね、2月に「中間とりまとめ」が出されました。
 それをもとに、具体的な経済産業省令案がだされ、現在、パブコメが実施され
ています。締め切りは8月26日(土)。
 今回の改悪案が実施されれば、東電等の原発推進電力会社を擁護する電気料金
体系になってしまいます。
 みんなで反対の声をあげていきましょう。
 今回、たんぽぽ舎から熊本一規さんのパンフレットが発行されました。
 熊本さんは経産省・国の原発保護政策を鋭く批判しています。
 ぜひ御一読願います。

 たんぽぽ舎パンフレットNo98 2017年8月発行 27頁 頒価400円

※ご注文はメール又はFaxで、氏名、送り先、連絡先、部数を明記し、
 たんぽぽ舎までご連絡願います。
 送料は1部100円、代金は先払い(郵便振込)でお願い致します。
 部数が多い場合の送料についてはお問い合わせください。
 お振込確認後、発送いたします。

          目次
第1章 賠償費・廃炉費の 託送料金上乗せ問題
  ・発電費用の託送料金上乗せは「電気事業法」違反
  ・託送料金上乗せの代償措置として「玉出し」を提唱
  ・東電福島原発事故賠償費を託送料金に上乗せする根拠は?
  ・廃炉費の託送料金上乗せの根拠は「着実な回収」?
  ・経産省電力改革委員会「報告書」のゴマカシ

第2章 原発の電気は高い
  ・設備利用率のトリック
  ・イギリスの価格制度
  ・原発が火力や再生可能エネルギーを圧迫

第3章 除染・帰還問題(見出し略)

ご注文・問合せ先:「たんぽぽ舎」
         メールアドレス: nonukes@tanpoposya.net 
                FAX:03-3238-0797
振込先:郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎
                 口座番号 00180-1-403856


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┗■4.メルマガ読者からの原発情報1つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.最近も被曝事故…「原子力の世界」に
  「安全文化」根づくのは難しい
  産経新聞8/16(水)10:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000501-san-soci


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┗■5.好き勝手『』ひとこと』コーナー
 └──── 間友二野礼!(神奈川県横浜市在住)

 北朝鮮ミサイルが通過するとされる4県4知事が安倍首相を訪問したとのこと。
 その後、なぜ四国電力の社長を呼び出して、伊方原発を止めろ!と言わなかっ
たのか。


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┗■6.新聞より1つ
 └──── 

 ◆廃炉に税金1000億円超 凍土壁、ロボ開発など
  福島第一 東電負担が原則 7月まで本紙集計

 東京電力福島第一原発事故の廃炉作業で、国が直接、税金を投入した額が
1000億円を超えたことが、本紙の集計で分かった。
 汚染水対策や調査ロボットの開発費などに使われている。今後も溶け落ちた核
燃料の取り出し工法の開発費などが必要になり、金額がさらに大きく膨らむのは
必至だ。(荒井六貴)(後略)
  (8月14日東京新聞朝刊1面より抜粋)
詳しくはこちらを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017081402000112.html

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
  ※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
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 メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
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