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全国一般東京東部労組の須田です。

東京清掃労組が大久保製壜闘争の上映会・講演会

争議解決20年!障害者自身が虐待と差別に抗して労働組合で立ち上がった記録をぜひ他労組でも見てください! 7月20日、東京清掃労働組合がSKホールで映画『人間を取り戻そう!大久保製 壜闘争の記録』の上映会を企画してくれました。大久保製壜闘争を当時闘った東 部労組長崎副委員長の講演も行われました。 司会は東京清掃労組の染裕之書記長です。 染書記長は冒頭、相模原の障害者施設での虐殺テロについて、私たち労働組合自 身が自分たちの問題として考えていこうと発言されました。 上映前に長崎副委員長が「大久保製壜所」を説明し、上映に引き続いての講演で は、今、全国の会社でみられる「いじめ・パワハラ・辞めさせてくれない」や 「過労死」など、資本家の残酷な悪逆非道はすべての労働者に襲いかかっている こと、あたかもかつての大久保製壜所の全国化だと指摘しました。 同時に、「搾取と抑圧のあるところ必ず労働者民衆は立ち上がる」として、大久 保製壜の労働者が立ち上がったように、今全国で果敢に立ち上がってくる仲間が 増えていると東部労組のメトロコマース支部やワタミの過労死遺族などの闘いを 紹介しました。 長崎副委員長の講演後、同行した東部労組須田書記長は非正規労働者への差別と 闘っているメトロコマース支部の報告と支援要請を行いました。 参加者からは積極的な発言が続きました。現場での障害者の仲間の悩みを真正面 から受け止める方、職場の中の労働相談で悩む方、今でもある障害者虐待職場を 危惧する方、障害者雇用制度の抜け道に怒る方、バリアフリーができてくる一方 で人と人の結びつきが希薄になっている問題点、何十年も以前に自分がボランティ アをしていた障害者から大久保製壜闘争の話を聞いたことがある方、メトロコマー ス支部の闘いを支援して自分たちの機関紙の一面に記事を載せてくれている方等 々どの発言も、誠実な発言ばかりでした。 東京清掃労組の仲間はすべて、厳しい清掃現場で日夜過酷な労働と組合活動に奮 闘なさっています。差別も決して他人事ではありません。会場からの発言は、大 久保製壜闘争やメトロコマース支部への大きな共感と差別への怒りを共有するも のばかりでした。 大久保製壜闘争は今年が争議解決から20年です。 ぜひ他の労働組合でも上映会を企画してください! (東京清掃労組染裕之書記長のフェイスブックより) 東京清掃労組は、本日朝から一日をかけた執行委員会を開催した。午前中は東京 東部労組の長崎副委員長と須田書記長をお招きして、DVD『人間を取り戻そう! 大久保製壜闘争の記録』の上映と講演を受けた。 大久保製壜闘争の当事者でもあった長崎副委員長からは、当時の大久保製壜所の 障害者に対する人権蹂躙、賃金差別の実態が報告され、「奴隷から人間へ立ち上 がる瞬間を目の当たりにした。何度もやめたいと思ったが、仲間に支えられた。 壮絶な闘いだったが日々感動も受けた。労働者は素晴らしい」といったお話に感 銘を受けた。 須田書記長からは、メトロコマース支部の3月に出された労契法20条裁判の不当 判決を中心に報告を受けた。「絶対に認められない判決内容であり、控訴審を闘っ ている」と、引き続きの支援要請を受けた。これまでの支援の不十分さを反省し つつ、東京清掃としての支援強化を決意した。 障害のある人もない人も、正規労働者も非正規労働者も、分け隔てなく共に生き る共生社会の実現に向けて、全ての労働者が連帯していくことの大切さを改めて 確認することが出来た。 長崎副委員長からも須田書記長からも、東京清掃の闘争支援に対する感謝の言葉 を受けたが、東部労組の闘いに学ぶ点は多い。こちらこそ感謝である。 労働組合運動は、“暗い”、“怖い”といったイメージがある。厳しい闘いを余 儀なくされているのは事実だが、決して深刻になって下を向いているわけではな い。明るく活き活きと闘っていることを内外に発信していこうと意見一致。有意 義な実りある交流会となった。 長崎さん、須田さん、これからもよろしくお願いします。ありがとうございまし た。 ※ ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」記事参照 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/0acf82e95efc2b317947dc2b4d27d770

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