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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2017.4.28
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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         ■ 待望の新刊! 「香害」 ■

     http://www.kinyobi.co.jp/publish/002266.php
         

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 
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【1】注目の記事


■憲法特集2017 “護憲派はギマン”なのか

自衛隊が存在する現在、憲法で謳う「戦力の不保持」は実現していない。
ほかにも思想・良心の自由、両性の平等、生存権、労働基本権、司法の独立など、実現し
ているとは言いがたい憲法規定はたくさんある。
最大の矛盾は、憲法尊重擁護義務のある国会議員や閣僚が“壊憲”に走っていることだ。
では、この現状にあわせて憲法規定を変えるのか、それとも実現を目指し努力するのか。
私たちはいまその岐路に立っている。
日本国憲法施行70年。
節目ではあるが終点ではない。
むしろまだ道半ばである。


●憲法9条と自衛隊

「日本国憲法」施行後、ほどなくして自衛隊の前身の警察予備隊が創設されたことにより
、戦争放棄・戦力不保持を宣言した憲法9条と自衛隊の関係はつねに議論の的となってき
ました。
2014年の集団的自衛権行使を認める閣議決定、15年の「戦争法」(安保関連法)制定
で、辛うじて保たれてきた9条は死文化したとも言われています。
一方で、自衛隊の存在を認めながら、海外派兵や集団的自衛権の行使を批判することに対
して「欺瞞」との声も上がっています。
いま、私たちは、憲法9条と自衛隊の関係をどう考えればいいのか。
まず編集委員の見解をうかがいました。


自衛隊が海外に行くとか、普通にダメだろう〈雨宮処凛〉
新9条論(護憲的改憲論)は有効か〈宇都宮健児〉
この不整合にとどまる〈田中優子〉
身捨つるほどの、祖国とは?〈落合恵子〉
「誤解」の上の立論は無効〈佐高信〉
「9条・安保体制」の限界〈中島岳志〉
ピョンタくんのPPKP〈石坂啓〉


●鼎談 雨宮処凛×宇都宮健児×中島岳志
矛盾を抱えた中で「憲法」の理想を実現するためには

憲法9条と矛盾する日米安保体制及び自衛隊の存在。寄稿からさらに議論を深めるべく、
雨宮処凛、宇都宮健児、中島岳志3編集委員に憲法と安全保障の問題について語りあって
いただいた。


●憲法を撮る
亀山ののこ

第9条〔戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認〕
第13条〔個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉〕
第24条〔家族生活における個人の尊厳と両性の平等〕
第97条〔基本的人権の本質〕


●改憲派へりくつ撃退マニュアル

日本国憲法を本当に「改正」するための議論ならともかく、自分の主張と相容れないとか
思想的に気に入らないから「ここがダメ」と憲法にケチをつける改憲派のへりくつが拡散
されている。誤解や事実と異なることを基にした攻撃に対し、本誌は何度でも反論する。


●国家が特定の「柄」や「色」を押しつけることを禁じるのが近代憲法
水島朝穂


●憲法はGHQに押しつけられたという松本烝治国務大臣の証言はウソ
古関彰一


◆日本分断に歯止めをかけたのに「押しつけ」?
マッカーサーの元通訳、ジョージ・木崎浩太郎さん


●個人のために国家がある、その逆ではない
打越さく良


●憲法は国民の権利ばかり書いてあるのが当たり前
清水雅彦


●市民による各種の抗議行動も弾圧されるなど戦前の人権抑圧時代に逆戻り
清末愛砂


●各地で展開される「草の根啓発活動」
憲法審査会と改憲運動の動向
成澤宗男


●『週刊金曜日』男子会!? 菊地智史×大久保秀俊
「忠」に「孝」に奉公の先は天皇 「教育勅語」解体新書

森友学園事件で一躍話題になった「教育勅語」。教材として使用を認める閣議決定までし
てゴリ押しするその真意は? 今回は本誌初の男子会!?──「明日の自由を守る若手弁護
士の会」の弁護士2人に「教育勅語」を解説していただきました。


●おかしな小学校の「道徳教科書」
福島みずほ

今年から採択される小学校用の道徳教科書の検定が終了した。「パン屋」を「和菓子屋」
に変えるおかしな検定が話題になったが、他にも首を傾げるような教科書記述や検定内容
が目立つ。





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 【2】  編集長後記

 少し汗ばむ季節になった。肌寒いころからの私の日課は湯船で内山宙さんの『未来ダイ
アリー』を眺めること。別に仕事先に義理立てしているわけでなく、末尾の現行憲法と自
民党憲法改正草案の対照表が使い勝手がいいのだ。

 21条の「集会・結社・表現の自由」に目がとまる。私なんぞ小賢しく「表現の自由」ば
かりがついつい口をついて出るが、集会・結社の自由と並び立つと立体感というか奥行き
が出てくる。「集会・結社の自由」は、共謀罪の新設が審議されている今だからこそ、そ
の意味をかみしめる。

 最近感動した集会は東京都内で開かれた「2・19総がかり行動──格差・貧困にノー!!
 みんなが尊重される社会を!」だ。(参加できなかったので後でユーチューブで見たの
だが)教育学者の本田由紀さんが腹の底からわき起こる怒りを全身で表し、文字通り、吠
えていた。ちょっと涙が出るくらい、真剣で、まっとうで、堂々としていた。21条をかっ
こよく体現している。その場にいなかったのが実に残念だった。(小林和子)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】5月12日(1135)号予告

【特集】 著作権法改正案  誰が文化を「殺す」のか

●グーグルの意向を忖度か?
「税金を納めない会社」に配慮する文化庁
明石昇二郎

●メディアを縛る法規制を次々繰り出す安倍晋三政権
臺宏士

●著作権法改正は誰のため? 著作権侵害は「司法におまかせ」 まさのあつこ

●権利制限の根拠は、公益であって私益ではない    
対価を払う制度設計が必要   植村八潮

【沖縄】●辺野古の埋め立ては法的に不可能  熊本一規

【沖縄】●権力を笑い飛ばす男・山城博治が見た日本国
鼎談 山城博治×照屋寛徳×佐高信

【沖縄】●辺野古の肖像2 基地のない沖縄に住みたい 写真/エリック・レヒシュタイ
ナー 文/瀬川牧子

【環境】●河川法120年の敗北(下) 社会縮小期の「新しい治水」とは 平田剛士

【対談】●怒れるリスナーよ、応答せよ! 吉田照美×原一男
 
【国会】 共謀罪反対 大分県警盗撮事件から見る監視カメラ捜査の実態
「共謀罪」成立を待たずに拡大している監視捜査    田中圭太郎

【人権】●牛久入管が見殺しにしたベトナム人 本誌取材班

【写真】●満腹の情景 中東難民のかまど 木村聡

【人物】●『金曜日』で逢いましょう 真白リュウさん

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計         石坂啓
●メディア一撃      岩本太郎
●俺と写真                 本多勝一
●ペンと剣 マイケル・ペン
●脳梗塞サバイバーが考える患者支援ガイド 鈴木大介
●無責任架空対談 松崎菊也
●らんきりゅう  雨宮処凛
●世界一下世話なラブレター 佃野デボラ


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★香害 そのニオイから身を守るには

著者:岡田幹治 1400円+税 A5判・並製・176頁  
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002266.php


花粉症より怖い!?
柔軟剤や芳香剤が原因の「香害」が増えつづけています。

ここ数年の「香り付け」ブーム、テレビで毎日流れる柔軟剤や消臭除菌スプレーのCM。
しかしこの「香り」は危険な化学物質が含まれており、多くの被害が報告されている。
隣家の柔軟剤の香りがもとで転居を余儀なくされたり、
制汗スプレーのニオイがもとで学校に通えなくなったり等々、日々の生活が壊れてしまう
。
しかも、こうした化学物質過敏症はだれでも起こりうる。
花粉症と同じ、ある日突然、襲ってくる。
2012年頃から激増した「香害」、その原因や対策はほとんど知られていない。
本書はその恐るべき実態から原因、対策まですべてを網羅した1冊です。


★たいまつ 遺稿集

著者:むのたけじ 700円+税 A5判並製・80頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002202.php


生涯現役ジャーナリストの遺稿

2016年夏101歳で亡くなった、むのたけじ。その文章、言葉、生き様は多くの人を
刺激し、魂を震わせた。遺稿となった『週刊金曜日』連載コラムをブックレットとして発
刊。



★実名告発 創価学会

著者:野口裕介・滝川清志・小平秀一 1400円+税 四六判並製・256頁
ISBNコード:978-4-86572-015-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002164.php


「平和」を掲げてきた創価学会はなぜ変質したのか──
学会本部の中枢から排除された3人の元青年職員が、「愛する創価のため」権威主義化し
た本部を徹底糾弾。

◎プロローグ
第1章 安保法制容認は名誉会長の意思とは真逆だ
第2章 幹部職員のありえない官僚化・権威化を暴く
第3章 意見する人間を徹底排除する本部執行部
第4章 同志と共に「正義の闘い」に挑み続ける
第5章 『週刊金曜日』編集部が著者に聞く創価学会への疑問


★未来ダイアリー
もしも、自民党改憲草案が実現したら?

著者:内山宙 1000円+税 A5判並製・175頁
ISBNコード:978-4-86572-013-6
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002084.php

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも──
「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の
弁護士が憲法改訂後の世界を描く、憲法近未来小説。
※日本国憲法と自民党憲法改正草案 対照表つき

憲司は大学の卒論を書くための資料探しに東京・神保町の古本屋に向かった。そこで、店
から勢いよく出てきた女性とぶつかってしまい、彼女の落とした帽子を
拾ったことから憲司の人生は思わぬ方向に転がり出す。
『赤毛のアン』が大好きで英文学専攻だったのに弁護士になった桜野杏、法科大学院で優
秀な成績をとりながら法曹の道をあきらめた柚木警部補、デモ隊と首相官邸を両にらみす
る国防省の石田......
それぞれの選択が交錯していく「もしも」の世界。いつか、これは本当のことになるかも
しれない。



★日本会議と神社本庁

『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判・並製 232頁
ISBNコード:978-4-86572-010-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php

ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織

1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、現在
最も行動的な右派団体だ。
また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、安倍首相をはじめ約280人の国会議員が
加わっており、閣僚の大半が名を連ねる。

本書は日本会議と神社本庁の活動を歴史的に追い、徹底「解剖」を目指した。両団体の素
顔を暴くことが、この国の民主主義や立憲主義を守るための喫緊の課題と考えたからであ
る。資料として日本会議国会議員リスト(日本会議国会議員懇談会名簿)を掲載。




┃Kindle版┃電通の正体 新増補版

週刊金曜日取材班:著 Kindle 購入価格:1200円(3月31日まで期間限定価格580円)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002216.php

ロングセラー『電通の正体 増補版』発売後に『週刊金曜日』で報じた東京五輪や芸能界
の裏面に関わる特ダネ記事や写真、資料などを加えて「新増補版」として電子版で限定発
売することになった。株式会社電通はブラック企業大賞2016にノミネートもされたものの
大手マスコミはほとんどニュースにしなかった。いまだにマスメディアが書こうとしない
巨大広告会社の実相に迫る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃漢字と社会

笹原宏之:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002058.php

走るのが速いことを「しゅんそく」と言いますが、では、漢字で書くと?
俊足、駿足という表記に加え、今、浸透しはじめているのが「瞬足」。
どうしてこんな現象が起きたのでしょうか?(その答えは本書に)

中国から伝わってきた漢字は、長い年月をかけて日本人好みに進化してきました。「でも
さあ、漢字の進化なんてもう止まったでしょ?」とお思いのみなさん、漢字は今でも日々
、現在進行形で進化しているのです。普段の生活で目にする(耳にする)多くの事例から
、ぜひ知っておきたいエピソードを取り上げました。


┃Kindle版┃日出国のアベコベ総理


神戸緒登:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002043.php


ユーラシア大陸の東端にしがみつくような島国「日出国」の子部首相は今日も大忙し。な
にせ、この国を取り戻すにはこの道しかないからだ。

ユーモラスな発想、息をつかせぬ展開、そして意外な結末があなたを待っています。笑っ
てばかりではいられない政治小説をお楽しみください。



┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



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