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今週のOverview (2/6〜2/17)*************************

バイウィークリー状態になっていて済みません!<(_ _)> ■トランプ新政権が矢継
ぎ早に打ち出す政策に対し、司法からも市民からも大きな抵抗が湧き上がり、大混乱
が起きています。さすがアメリカ、行政府の長が全能だなんて誰も認めません。ムス
リム入国禁止令は裁判所によって差し止められ、反LGBT大統領令も断念に追い込まれ
た模様で(2/6)、閣僚人事も難航しています。■移民税関捜査局(ICE)による移民
の取り締まりが全国各地で大規模に行われ、一週間で600人以上の逮捕者が出ていま
す。トランプ大統領は犯罪者を排除するだけと言いますが、実際には在留資格を欠く
移民たちが国外追放の危機にさらされています。この不安に直面した人々の声を聞き
ます。(2/14)カリフォルニア州などは、連邦政府の移民取り締まりへの協力を拒否
していますが、トランプが連邦資金を同州から引き上げると脅したため対立が深まっ
ています。(2/13)■米国に代わって移民歓迎の姿勢をアピールしてトランプとの差
を見せ付けたカナダのトルドー首相。訪米により一段と人気を上げたようですが、実
際には石油パイプライン建設での米国との協力をしっかり合意して帰っていきまし
た。先住民の権利を踏みにじり、温暖化に拍車をかける点では同じ穴のむじなです。
(2/14)■労働長官に指名されたアンドリュー・パズダはファストフードチェーン経
営者で労働規制の撤廃に邁進してきた人物で、指名直後から非難の声があがっていま
した。ファストフード業界の労働者たちが反対行動を起こし、パズタの悪行について
リアルに証言しています。(2/13)こうした突き上げの結果、パズダはついに15日指
名辞退に追い込まれました。■それにも増して政権に打撃を与えたのは13日のマイケ
ル・フリン国家安全保障担当補佐官の辞任です。トランプ政権発足前の段階でロシア
の駐米大使と外交交渉したことについて、これを否定する虚偽の証言をしていた証拠
が出たことが原因です。(2/15)民主党は、ここぞとばかりにトランプ政権を攻撃し
ていますが、この証拠を出してきたのは米国の諜報機関です。選挙で選ばれた大統領
を攻撃するため、官僚機構が機密を漏洩するなんて許されてよいのでしょうか?しか
も、今回のリークに対しては、あれほどマニングやスノーデンの内部告発を犯罪扱い
した人々が、何の批判もしていない。このご都合主義にグレン・グリーンウォルドが
鋭く突っ込んでいます。(2/16) 



新着ストリーミング **************************************

2016/10/6『分断される米国』: 米国の不平等の実態を検証する新TVシリーズ番組

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大統領選挙まで残り5週間という時期に公開されたTVドキュメンタリー・シリーズ
『分断される米国』が話題を集めました。5週にわたり放送されたこの番組では、映
画やTVドラマ、音楽界など各界で活躍する著名人がトピックごとに登場し、教育、住
宅、医療、労働、刑事司法、と多岐にわたる側面から見た米国内にはびこる不平等の
実態を検証していきます。この日のデモクラシー・ナウでは製作に携わった3人のブ
ロデューサー(リック・ローリー、ソリー・グラナスティン、ルシアン・レード)を招
いて番組紹介が行われました。デモクラシー・ナウが始まる直前に放映記念イベント
に参加したエイミーもこの番組を「画期的な試み」と絶賛。興奮気味にインタビュー
に臨みました。

つづきは、こちら→ http://democracynow.jp/video/20161006-3



*リック(リチャード)・ローリー(Rick Rowley):TYドキュメンタリー『分断され
るアメリカ』のクリエーターの一人。Big Noise FilmやIndependent Media Center
の共同設立者。2013年の映画『ダーディーウォーズ』はアカデミー賞ドキュメンタ
リー部門にノミネートされた。

*ソリー・グラナスティン(Solly Granatstein):『分断されるアメリカ』のクリ
エーターの一人。エミー賞(9回)、ジョージ・ポーク賞(2回)、ピーボディ、デュ
ポン等、多数の賞を受賞。

*ルシアン・リード(Lucian Read):『分断されるアメリカ』のクリエーターの一
人。フォトジャーナリスト、映像監督。2013年にサンダンス映画祭で上映されたオ
キュパイ・ウォールストリート運動のドキュメンタリー『99%』の監督。



字幕翻訳:デモクラシー防衛同盟:千野菜保子・仲山さくら・水谷香恵・山下仁美・
山田奈津美・山根明子

/全体監修:中野真紀子



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今週のトピックス(英語のみ)

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○護士らが控訴裁判所に要求 トランプのムスリム禁止令の復活で「再び混乱を引き
起こすな」

https://www.democracynow.org/2017/2/6/lawyers_urge_appeals_court_not_to

全米各地の裁判所の決定により、ムスリム(イスラム教徒)が多数を占める7カ国の
人々の入国を禁じる大統領令が一時的に差し止められています。ワシントン州とミネ
ソタ州の州弁護士らは6日朝、第9連邦巡回控訴裁判所の委員会に対し、イラク、シリ
ア、イラン、スーダン、リビア、ソマリア、イエメンの人々の入国禁止令を復活させ
る要求に反対する意見書を提出しました。弁護士らは、一時停止を解除することは
「再び混乱を引き起こす」としています。シアトルの下級裁判所に続き、カリフォル
ニア州の控訴裁判所が5日日曜日、渡航禁止の再開の訴えを却下しています。シアト
ルにある連邦地方裁判所のジェームズ・ロバート判事は3日金曜日、全米で大統領令
の一時停止を命じる決定を出していました。先週末には、米国国土安全保障省が、ト
ランプの大統領令に影響を受けたビザ保有者らに米国行きの航空便への搭乗を許可し
始めました。米国居住のための有効なビザを保有しているイラク人のロズリン・シン
ハは5日日曜日、米国に戻れることになった人々の一人となりました。



○シアトルの弁護士、トランプのムスリム禁止令に挑戦:「前例のない支援が殺到し
ている」

https://www.democracynow.org/2017/2/6/resist_resist_resist_thousands_protest
_trump

米国国土安全保障省は先週末、トランプの大統領令に影響を受けたビザ保有者らに米
国行きの航空便への搭乗を許可し始めました。当局は、渡航禁止に関連するあらゆる
措置を停止したと述べています。米国に戻ることができることになった人々の一人、
12歳のイエメン人の少女は日曜日に家族と再会できました。家族の弁護士を務める
マット・アダムズに詳しく聞きます。アダムズはトランプ政権の大統領令に異議を申
し立てる集団訴訟の主任弁護士でもあります。



○「抵抗、抵抗、抵抗」:LGBTコミュニティに連帯し、トランプ反対を訴える数千人
がNYCのストーンウォール・インに集合

https://www.democracynow.org/2017/2/6/resist_resist_resist_thousands_protest
_trump

トランプに抗議する数千人のデモ隊が4日土曜日、LGBTコミュニティを支持するため
ニューヨーク市ウェスト・ビレッジのストーンウォール・イン前に集まりました。ス
トーンウォール・インは、ゲイの権利のための長年にわたる闘争で歴史的役割を果た
したとして、オバマ政権が最近になって国定史跡に指定した場所です。警察がストー
ンウォール・インに踏み込んだのは1969年6月28日のことです。店内にいた人々はト
ランスジェンダーの支援者に率いられ、警察に反撃しました。それに続く暴動は、近
代のゲイ・レズビアンの権利運動の始まりとなりました。4日のイベントでは、
ニューヨーク市議や活動家、著名人らが発言しました。ゲイであることをオープンに
した最初のニューヨーク市議会議員であるコーリー・ジョンソン、女優でありモデル
でもあるハリ・ネフ、俳優のオマル・シャリフ・ジュニア、トランスジェンダーのメ
キシコ人活動家イシャラー・オルテガらの集会での声を聞きます。



○ストーンウォール・イン前のLGBT支援集会にシンシア・ニクソンが登場:トランプ
は「恐怖と怒りに飲み込まれている」

https://www.democracynow.org/2017/2/6/actor_cynthia_nixon_rallies_crowd_in

トランプに反対して、ニューヨーク市ウェスト・ビレッジの「ストーンウォール・イ
ン」前に集まった数千人のデモ参加者の中には、TVドラマ『セックス・アンド・ザ・
シティ』のミランダ役で知られる女優のシンシア・ニクソンもいました。



○トランプ、反LGBTの大統領令を断念か しかし教会により多くの政治的権力を与え
ることを誓約

https://www.democracynow.org/2017/2/6/trump_reportedly_scraps_anti_lgbt_exec
utive

トランプ大統領は2日の「全国祈祷朝食会」(National Prayer Breakfast)で、1954
年のジョンソン修正条項を「撤廃する」と公言しました。同条項は、非課税の宗教団
体または慈善団体が「公職の候補者に便宜をはかる(または反対する)ため、直接的
または間接的に政治的キャンペーンに参加もしくは介入する」ことを禁じる措置で
す。白人の福音派プロテスタント信者は長年にわたって条項の撤廃を要求して来まし
た。トランプ政権はまた、宗教的自由に関する広範な大統領令を考慮しているとも伝
えられています。これは、同性婚や婚前性交、中絶、トランスジェンダーなどに宗教
的異議を申し立てる団体個人に、同活動に関する大幅な免除を与えるとみられます。
ジャーナリストのサラ・ポスナーに詳しく聞きます。ポスナーがネイション誌に発表
した最新の記事は、"Leaked Draft of Trump's Religious Freedom Order Reveals
Sweeping Plans to Legalize Discrimination"(「リークされたトランプの宗教的自
由に関する大統領令草案で包括的な差別合法化計画が明らかに」)です。



○下院議員マクシーン・ウォーターズ 「教師気取りの大富豪デボスは公教育のこと
など気にもかけていない」

https://www.democracynow.org/2017/2/7/rep_maxine_waters_devos_is_a

上院は2月7日、ドナルド・トランプが教育長官に指名した、大富豪のベッツィ・デボ
スの承認について全員参加の投票を行う予定です。デボスはおそらく、いろいろ取り
ざたされている内閣の候補者たちの中でも、最も論争の的になっている候補です。デ
ボスはチャーター・スクールの長年の支援者で、私立および宗教学校も支援していま
す。彼女と彼女の夫は、教育省と取引がある学生ローン集金代行業者にも投資してい
ます。民主党上院議員たちは2月7日、デボスに反対する24時間の抗議を始めるために
上院の演壇に立ちました。2人の共和党上院議員、スーザン・コリンズとリーサ・
マーカウスキーは2月第1週、デボスに反対票を投じるつもりだと発表し、デボスを承
認するには共和党上院議員の1票が足りない状態になりました。上院の投票が半々で
あれば、副大統領のマイク・ペンスが決定票を投じることになります。そんなこと
は、これまで、他のどの大統領が指名した候補にも起きなかったことです。カリフォ
ルニア州選出の民主党下院議員マクシーン・ウォーターズに話を聞きます



○下院議員マクシーン・ウォーターズ 「選挙前にロシアと共謀していたのならトラ
ンプは弾劾されるべき」

https://www.democracynow.org/2017/2/7/rep_maxine_waters_trump_should_be

下院議員マクシーン・ウォーターズは、大統領選期間中にトランプの選挙運動がロシ
アと何らかの形で共謀していたかどうかを判断する徹底的な調査を求めています。
ウォーターズは、そうした共謀は弾劾の理由になるだろうと言います。



○米国入国を拒否されたイラン人学生 「トランプのイスラム教禁止に関する発言は
ナチを思い出させる」

https://www.democracynow.org/2017/2/7/rep_maxine_waters_trump_should_be

2月7日、連邦控訴裁判所において、イラク、シリア、イラン、スーダン、リビア、ソ
マリア、イエメンの市民への米国入国を禁止したドナルド・トランプ大統領の大統領
令を復活させるかどうかについて口頭弁論が行われる予定です。トランプの入国禁止
令のために拘束された1人、F-1ビザ(学生ビザ)でニューヨーク市立大学の大学院に
入学した博士課程の学生サイラ・ラフィーに話を聞きます。彼女は2月第1週、米国入
国を当初拒否されました。彼女と、「イランの人権運動」(Campaign for Human
Rights in Iran)の設立者で代表のハディ・ガエミに話を聞きます。



○スティーブン・ウォルト 「イスラエル、イランからメキシコまで、トランプは外
交政策をすでに台無しにした」

https://www.democracynow.org/2017/2/7/stephen_walt_from_israel_to_iran

トランプ大統領の新たな外交政策について検証します。トランプは、米国とオースト
ラリアとの間での難民に関する外交取引の条件について文句を言ってから、同国の
ターンブル首相との電話会談を突然打ち切ったと報じられています。一方、メキシコ
のエンリケ・ペニャニエとの電話会談中、トランプはメキシコに米軍を派兵すると脅
したと報じられています。トランプの国家安全保障問題担当補佐官マイケル・フリン
はさらに、米国はイランに「警告」を発していると発表しましたが、これが何を意味
をするのかは明らかではありせん。そしてトランプのイエメンでの最初の秘密作戦
は、まったくの大失敗に終わり、結果的に米海軍特殊部隊の1人と最大23人のイエメ
ンの民間人が死亡しました。ハーバード大学の教授スティーブン・ウォルトに話を聞
きます。外交政策に関する彼の最新記事の題名はTrump Has Already Blown It(『ト
ランプはすでにそれを台無しにした』)です。



○ハーバード大学教授からトランプへ:メディアがテロ攻撃を隠蔽しているという証
拠はない

https://www.democracynow.org/2017/2/7/harvard_professor_to_trump_there_is

トランプ大統領は2月6日、メディアは意図的にテロリストの攻撃を隠蔽していると不
当に主張しました。「報道すらされないところまできている」とトランプは述べ、
「そして多くの場合、非常に不正直なメディアはそれを報道したくないのだ」と続け
ました。こうした主張は、トランプのイスラム教徒入国禁止令を含む彼の移民に対す
る弾圧を正当化するため、米政府が潜在的な、さらには想像上のテロ攻撃についての
恐怖心をあおる広範囲にわたる扇動の一部に見えます。ハーバード大学の教授ス
ティーブン・ウォルトに話を聞きます。外交政策に関する彼の最近記事の題名は
Trump Has Already Blown It(『トランプはすでにそれを台無しにした』)です。



○ACLU: 裁判所にムスリム入国禁止令を審査する役目はないと主張するトランプ政権
これは危険な状況だ

https://www.democracynow.org/2017/2/8/aclu_were_in_a_dangerous_situation

米国の第9連邦巡回区控訴裁判所は、7日(火)イラク、シリア、イラン、スーダン、
リビア、ソマリア、イェメンから米国への人々の入国を禁止するドナルド・トランプ
の大統領令の復活を許可するか否かに関する弁論聴取を行いました。この訴訟はワシ
ントン州とミネソタ州が起こしたもので、この緊急聴取はシアトルの連邦地裁判事が
全国的に効力をもつ、入国禁止令の一時停止を命じる仮処分を出した数日後に実施さ
れました。司法省のオーガスト・フレンチィ弁護士は、裁判所がトランプの大統領令
を審査する権限について疑問を呈しましたが、ワシントン州は行政府を審査するのは
裁判所の義務だと論じました。口頭弁論の一部をご紹介すると共に、ACLU(アメリカ
自由人権協会)のリー・ゲラーント弁護士に聞きます。ゲラーントは、トランプの入
国禁止大統領令に対して最初に裁判所に異議を提出した人物で、その論議が全国的な
差し止め命令の火付け役になりました。

○トランプのムスリム入国禁止令と闘うACLU 大統領令を最初に止めたACLUの弁護士
に聞く

https://www.democracynow.org/2017/2/8/inside_the_aclus_fight_against_trumps

トランプ大統領が移民に関する大統領令に署名してから24時間もたたないうちに、
ACLU(アメリカ自由人権協会)は、これに対抗する提訴を行いました。JFK空港で勾
留されていたイラク人2人に関して調停を行うよう連邦裁判所判事に求めたのです。1
月28日(土)夜、ブルックリンの連邦地裁判事アン・ドネリーは2人の釈放を命じ、
トランプ大統領令の一部について全国的に一時停止命令を出しました。この判決はト
ランプが入国禁止とした国からの訪問者であっても、有効な入国ビザをもつ訪問者の
国外追放を一時的に停止するものです。この裁判の議論に貢献したACLU弁護士の
リー・ゲラーントに聞きます。



○これは部族の権利と人権を侵害するものだ:スタンディング・ロック議長 ダコ
タ・アクセス・パイプライン承認を非難

https://www.democracynow.org/2017/2/8/a_violation_of_tribal_human_rights

米陸軍工兵司令部が7日(火)、ダコタ・アクセス・パイプライン建設の最終段階を
承認すると発表したことを受け、先住民が率いる「水の保護者」たちは38億ドルのパ
イプライン・プロジェクトへの「最後の抵抗」を緊急に呼びかけています。陸軍長官
代理のロバート・スピアは連邦議会に宛てた書簡で、陸軍工兵司令部はダコタ・アク
セス・パイプラインの環境影響調査を破棄し、8日(水)ミズーリ川に続くオアヘ湖
の湖底の掘削を許可する地役権をエナジー・トランスファー・パートナーズ社に与え
ると述べました。陸軍工兵部はさらに、通例となっている命令後14日間の猶予期間を
要しないとしており、これにより同社は油送管の最後の1.5マイルを埋めるトンネル
の掘削を即刻開始できます。スタンディング・ロック・スー族部族会議議長のデイ
ブ・アーシャンボウ2世に聞きます。



○陸軍のダコタ・アクセス・パイプライン承認間近 「水の保護者たち」世界規模の
抗議運動を呼びかける

https://www.democracynow.org/2017/2/8/water_protectors_call_for_global_mass

7日(火)、米陸軍工兵司令部はダコタ・アクセス・パイプライン建設の最終段階を
承認すると発表しました。アムネスティ・インターナショナルはこの発表を「非合法
で恐るべき人権侵害」と評しました。ここ数ヶ月間に、警察はスタンディング・ロッ
クでの抗議活動に対する暴力的な取締りを強化しています。先週は、歴史的にスー族
が協定で得た土地に設置された新しい抵抗キャンプを武装した警察が襲撃し、70人以
上が逮捕されました。受賞歴もあるプエプロ族のジャーナリストでインディアン・カ
ントリー・メディア・ネットワークの仕事で取材にあたっていた、ジェニ・モネも逮
捕されました。



○人間屠殺場:シリア刑務所で最大1万3000人が絞首刑と アムネスティ・インター
ナショナルが発表

https://www.democracynow.org/2017/2/9/human_slaughterhouse_amnesty_internati
onal_says_up

アムネスティ・インターナショナルのショッキングな報告書によれば、ここ数年で、
最大1万3000人がシリア政府の軍事刑務所内で絞首刑に処されました。ほとんどが民
間人と報告されています。アサド政権はダマスカス近郊の刑務所を人間屠殺場にし、
数千人の民間人を絞首刑にする計画的絶滅政策を行っているとアムネスティは非難し
ています。この殺害は戦争犯罪であり、人道に対する罪であるとアムネスティは主張
します。同報告書を共同執筆した、アムネスティ・インターナショナルの勾留問題専
門調査員ニコレット・ウォルドマンに話を聞きます。



○シリア難民問題の根底に 民間人の拷問 失踪 勾留の蔓延

https://www.democracynow.org/2017/2/9/syrian_refugee_crisis_linked_to_rampan
t

アムネスティ・インターナショナルによる、サイドナヤ刑務所での絞首刑問題報告書
が発表されたのは、トランプ大統領が難民受け入れの無期限停止およびシリア等ムス
リムが過半数を占める7カ国の国民の米国入国をすべて一時禁止とする大統領令に署
名してから2週間も経たぬうちでした。ニコレット・ウォルドマンに、シリア難民問
題の根本原因について話を聞きます。



○出入国管理所で仕事内容や国籍などについて質問されたACLU弁護士にインタビュー

https://www.democracynow.org/2017/2/9/meet_the_aclu_attorney_interrogated_by

連邦控訴裁判所が本日(2月9日)にも、トランプ大統領による難民およびムスリムが
過半数の7カ国の国民すべての入国禁止命令について判決を出すと見られています。
トランプ大統領は8日(水)朝、この裁判の判事達は「あまりに政治的」と非難し、
今回の法手続きは「破廉恥だ」と述べています。今回の大統領令を巡る法廷闘争の現
状について、米自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」(National
Security Project)の責任者ヒナ・シャムシに話を聞きます。シャムシは米国永住権
の保持者ですが、先週、米国に帰還した際に入管に留められ、パキスタン国籍である
ことや、ACLUでの仕事について質問されました。



○トランプが次にテロ組織に認定するのは どの外国団体?

https://www.democracynow.org/2017/2/9/which_foreign_group_will_the_trump

トランプ政権は、外国テロ組織に公式認定する団体を増やすことを検討しています。
中東で最も歴史があり影響力をもつイスラム組織のひとつムスリム同胞団も候補に挙
がっています。米自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」(National
Security Project)責任者のヒナ・シャムシに話を聞きます。



○「50年代に逆戻りした気分」コレッタ・スコット・キング回想録の共著者がエリザ
ベス・ウォーレン上院議員の発言禁止を語る

https://www.democracynow.org/2017/2/9/made_me_feel_we_were_back

米国上院議会は2月8日(水)夜、ジェフ・セッションズ上院議員の司法長官就任を52
対47で承認しました。セッションズ議員の承認については、同議員が投票権法
(Voting Rights Act)に反対し、過去に人種差別発言を繰り返してきたことを巡
り、広く反対運動が行われました。7日夜にはじまり24時間に及んだ審議は、マサ
チューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員が発言を禁じられ叱責された
場面でクライマックスを迎えました。ウォーレン議員は、マーティン・ルーサー・キ
ング牧師の妻コレッタ・スコット・キングが1986年に書いた書状を読み上げている最
中でした。この書状は、当時、連邦判事の候補だったセッションズを不適格として非
難する内容でした。この事件について、バーバラ・A・レイノルズ牧師に話を聞きま
す。レイノルズは、コレッタ・スコット・キングの回想録Coretta Scott King: My
Life, My Love, My Legacy(『コレッタ・スコット・キング―人生、愛、私が遺すも
の』)を共同執筆しました。



○控訴裁判所 トランプのムスリム入国禁止令差し止めを支持 指定された7カ国から
の攻撃の「証拠なし」

https://www.democracynow.org/2017/2/10/court_refuses_to_reinstate_trumps_mus
lim

公民権擁護の大勝利です。第9巡回連邦控訴裁判所は、イスラム圏7カ国の市民の米
国への入国を禁止し、全米各地で激しい抗議行動を巻き起こしたドナルド・トランプ
の大統領令の差し止めの停止を満場一致で退けました。判事はトランプ政権は「大統
領令で指名された国からの入国者が、米国へのテロ攻撃を実施したという証拠を、ひ
とつも提示しなかった」と裁定しました。トランプは、場合によっては米最高裁判所
へ上訴すると明言しています。憲法上の権利センター(Center For Constitutional
Rights)代表ビンセント・ウォレンに話を聞きます。「問われているのは政府の信憑
性です」とウォレンは話します。



○トランプ 法執行機関に関する3件の新たな大統領令で「警官の命も大事体制」に着
手

https://www.democracynow.org/2017/2/10/trump_launches_blue_lives_matter_regi
me

9日(木)、トランプ大統領は犯罪と移民に対処する3件の新たな大統領令に署名しま
した。1件目は警察官への暴行で有罪判決を受けた人物への刑罰の強化、2件目は麻
薬カルテルの捜査中における各法執行機関間での情報共有の増加、3件目は、麻薬密
売と凶悪犯罪と共に「不法移民」対策を優先するよう司法長官に命じるものです。本
日のゲスト、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表のビ
ンセント・ウォレンによると、「我々はこれを『警官の命も大事体制』(a blue
lives matter regime)の始まりと呼んでいます」。



○移民税関捜査局(ICE)による手入れ加速化:移民支援団体によると オバマの国外
追放がトランプ政権下で「猛スピード化」

https://www.democracynow.org/2017/2/10/ice_raids_speed_into_overdrive_advoca
tes

アリゾナでの移民の闘いのただ中にいるアーロン・ラヨスに話を聞きます。アーロン
の妻のグアダルペ・ガルシア・デ・ラヨスは、米国生まれの2人の子どもの母親です
がメキシコに国外退去されました。グアダルペは8日(水)、移民局職員による定期
検査の際に身柄を拘束され、勾留されました。彼女は過去21年間米国在住でしたが、
2008年にマリコパ郡のウォーターパークでの手入れで逮捕され、職を得るために偽造
文書を使用したとして重罪判決を受けました。移民支援者たちによると、この拘束
は、オバマ大統領政権下では「優先順位が低い」と考えられていた人々も国外退去さ
せるというトランプ政権による明らかな政策転換の表れです。「プエンテ・アリゾナ
(Puente Arizona)」の組織化責任者フランチスカ・ポルチャスに話を聞きます。



○本当のボウリング・グリーン大量殺人 白人至上主義者がアフリカ系アメリカ人や
ユダヤ系の襲撃を計画1702110-4 (10)

https://www.democracynow.org/2017/2/10/white_supremacists_linked_to_the_real

ドナルド・トランプ大統領顧問ケリーアン・コンウェイがありもしなかったテロ攻撃
をでっちあげてトップニュースになっていますが、番組ではオハイオ州ボウリング・
グリーンで実際に起きた過激派による脅威を検証します。2012年、FBIの手入れで、
ある容疑者が集めた大量の攻撃用ライフル、銃器、防弾着、弾薬を保管する兵器庫が
発見されました。検察官は後にこの容疑者は大量殺人の実行を計画していたと確信し
ました。しかし、この容疑者は過激派のイスラム教徒ではありません。連邦当局の発
表によると、リチャード・シュミットという名のこの人物は、白人至上主義者で、ア
フリカ系アメリカ人やユダヤ系を狙った襲撃を計画していました。捜査官が発見した
暗殺リストには、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミシガン州とオハイオ州のリー
ダーを初め、ターゲットとする人々の名前と住所が挙げられていました。検察側が彼
を政治テロリストだと立証するに足る確証を示せなかったとし、連邦判事はシュミッ
トに禁固6年の刑を言い渡しました。彼は2018年2月に釈放の予定です。白人至上主義
者によるテロ脅威を、主流メディアがほんのわずかしか報道しないのは、この事件に
限ったことではありません。6日(月)、キリスト教聖職者ロバート・ドッガートの
公判がテネシー連邦地方裁判所で開かれました。FBIのおとり捜査官の話では、ドッ
ガートはニューヨーク北部地方に赴き、爆発物やM-4攻撃用ライフル、鉈を使って、
当地のムスリムを殺害する計画を企てていました。FBIの捜査によると、彼は自分を
宗教の「戦士」だと考えており、キリスト教の神への信仰心の証としてムスリムの殺
害を望んでいました。プロプブリカのA.C. トンプソンに話を聞きます。彼女の最新
記事はWhen the Government Really Did Fear a Bowling Green Massacre-From a
White Supremacist(『米政府が本当に恐れたボウリング・グリーン大量殺人の加害
者は白人至上主義者』)です。また、ザ・デイリー・ビーストでドッガート事件につ
いて書いたコラムニストのディーン・オベイダラにも話を聞きます。



○パズダーは労働権侵害長官? ファストフード企業CEOの労働長官指名に批判高まる

https://www.democracynow.org/2017/2/13/secretary_of_labor_violations_opposit
ion_grows

ファストフード業界の労働者数百人は、労働長官に指名されたアンドリュー・パズ
ダーが代表を務める企業のオフィスに集まり、ファストフード王の指名辞退を求める
計画です。ファストフード・チェーンの「ハーディーズ」と「カールス・ジュニア」
の親会社トップであるパズダーは、長年にわたる共和党の資金提供者であり、最低賃
金引き上げ、市民運動「Fight for 15」(時給15ドルをめざせ)、残業手当の拡充、
有給の病気休暇、医療費負担適正化法の批判者としても知られています。パズダーの
上院指名承認公聴会は16日木曜日に予定されています。公聴会はこれまで4回にわ
たって延期されて来ました。「レストラン・オポチュニティー・センター連合」
(Restaurant Opportunities Centers United)の共同創設者で共同代表のサル・
ジャヤラマンに詳しく聞きます。同連合は最近、"Secretary of Labor Violations?
The Low Road Business Model of CKE Restaurant Inc’s Andrew Puzder"(「アン
ドリュー・パズダーは労働権侵害長官? 「CKEレストランツ」CEOの汚いビジネスモ
デル」)と題した報告書を発表しています。



○「カールス・ジュニア」元従業員 アンドリュー・パズダーが経営するレストラン
チェーンのセクハラと賃金不払いの実態を語る

https://www.democracynow.org/2017/2/13/former_carls_jr_worker_recalls_sexual

ファストフード業界の労働者数百人は13日、労働長官に指名されたアンドリュー・パ
ズターが代表を務める企業のオフィスに集まり、ファストフード王の指名辞退または
上院による承認拒否を求める計画です。ワシントンポスト紙は、パズダーのレストラ
ンチェーン「カールス・ジュニア」と「ハーディーズ」が賃金の不払いをめぐって、
労働省の複数件の調査対象となったことを伝えています。調査の結果、企業側は未払
い賃金約15万ドル、罰金8万ドル超を支払いました。さらに30件以上の安全衛生基準
違反も指摘されています。ロサンゼルスにあるカールス・ジュニア店舗のシフトリー
ダーとして2年間働いたマギー・ゲレロに話を聞きます。ゲレロはロサンゼルスで
「Fight for 15」(時給15ドルをめざせ)の活動をしています。



○サル・ジャヤラマン:トランプが労働長官に指名したアンドリュー・パズダーは女
性をまったく尊重しない人物

https://www.democracynow.org/2017/2/13/saru_jayaraman_trump_labor_nominee_an
drew

「レストラン・オポチュニティー・センター連合」(Restaurant Opportunities
Centers United)が最近発表した調査によると、労働長官に指名されたアンド
リュー・パズダーが経営するレストランで働いていた女性の驚くべきことに3分の2
が、職場でのセクハラを経験していたことが明らかになりました。パズダーをめぐっ
ては元妻に対する過去のDV疑惑も再浮上しています。同連合のサル・ジャヤラマンに
詳しく聞きます。



○移民税関捜査局(ICE)、全米規模の取り締まりで600人以上を逮捕 トランプの大
統領令で移民の犯罪化が拡大

https://www.democracynow.org/2017/2/13/ice_arrests_600_in_nationwide_raids

米国では先週、ドナルド・トランプ大統領就任以来最大規模となる移民の取り締まり
が行われ、全米の移民コミュニティが危機に立たされました。連邦移民取締官が逮捕
した人数は1週間で600人以上に上ります。取り締まりが行われた州は、カリフォルニ
ア、ニューヨーク、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、イリノイ、
インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ミズーリ、ウィスコンシンの11州と報告さ
れています。トランプは12日、「違法犯罪者の取り締まりは、私の選挙公約の遂行に
すぎない。排除されているのはギャングや麻薬ディーラーなどだ!」とツイートして
います。移民の権利活動家はこうした行動について、トランプ政権がオバマ大統領の
下では国外退去の優先順位が低いとみなされていた人々を追放する方針に舵を切った
ことが明らかだと指摘します。カリフォルニア州上院議長のケビン・デ・レオン、
「ニューヨーク移民連合」(New York Immigration Coalition)代表のスティーブ・
チョイに話を聞きます。



○カリフォルニア州vs.トランプ:州議員が「聖域州」に向けた法案提出 ワシント
ンは脅しで対抗

https://www.democracynow.org/2017/2/13/california_vs_trump_lawmakers_push_to

カリフォルニア州上院議長のケビン・デ・レオンはこのほど、カリフォルニアを(連
邦政府の)「聖域州」とする法案を提出しました。トランプ大統領はこれに対し、連
邦政府資金の同州からの引き上げもあり得るとの脅しで応えました。「彼らが『聖域
都市』を作ろうとするなら、それ(連邦政府資金引き上げ)をする必要が出てくる。
それは確かに武器になる」と、トランプはFOXニュースで語っています。



○パイプラインのパートナー:キーストーンXLと他の大規模な石油計画を推進するト
ルドーとトランプが会談

https://www.democracynow.org/2017/2/14/pipeline_partners_trudeau_trump_meet_
as

カナダのジャスティン・トルドー首相は2月13日、ドナルド・トランプが大統領に就
任してから初めてホワイトハウスを訪問しました。トランプとトルドーは共同記者会
見の中で、貿易、国家安全保障、移民政策について話し合いました。両者は新しい石
油パイプライン建設を共同支援していますが、どちらもホワイトハウスの記者会見で
は石油パイプラインについては触れませんでした。トルドーは1月、キーストーンXL
パイプライン計画を推進するというトランプの決定を歓迎しました。トルドーはさら
に、キンダー・モルガン社による総工費50億ドルのトランス・マウンテン・パイプラ
インと、総工費75億ドルのエンブリッジ・ライン3パイプラインという2つの大規模な
パイプラインを承認したことで、環境活動家たちから非難されています。指導的な立
場の運動オーガナイザーで、環境正義と原住民の権利について記事を書いているクレ
イトン・トーマス=ミュラーに話を聞きます。彼は「350ドット・オルグ」
(350.org)の活動家で、カナダの北マニトバ州にあるマティアス・コロン・クリー
先住民の一人です。



○北の国境越え:トランプからの避難を求めて米国からカナダに逃げ込む移民たち

https://www.democracynow.org/2017/2/14/crossing_the_northern_border_immigran
ts_in

凍えるような寒さを物ともせずに米国の国境を越えてカナダに入国しようとする亡命
希望者が増えています。多くの難民が氷点下の中を何時間も歩いたために凍傷にかか
り、援助団体は状況についていけません。カナダのマニトバ州を含む地域に逃げ込ん
でくる人の多くがドナルド・トランプの反移民的な大統領令によって標的にされた7
カ国のうちのどれかの出身です。彼らは、米国にとどまった場合に強制送還されるこ
とを恐れていると言います。マニトバ州ウィニペグのクレイトン・トーマス=ミュ
ラーに話を聞きます。



○クレイトン・トーマス=ミュラー:米国におけるファシズムの台頭はカナダの白人
至上主義者たちを勢いづかせている

https://www.democracynow.org/2017/2/14/clayton_thomas_muller_rising_fascism_
in

カナダのジャスティン・トルドー首相によるワシントン訪問の数週間前、1人のカナ
ダ人がケベック・シティーのイスラム教文化センターで6人を射殺しました。犯人の
アレクサンドル・ビソネットはドナルド・トランプおよび極右のフランス人政治家マ
リーヌ・ル・ペンの支持者でした。トルドーは、この虐殺をテロ行為と非難しまし
た。しかし、ドナルド・トランプは、この攻撃について何のコメントもしませんでし
た。カナダにおける人種差別の台頭についてクレイトン・トーマス=ミュラーに話を
聞きます。



○トランプ政権下の米連邦通信委員会:ネットの中立性とインターネットの自由が直
面する新たな脅威

https://www.democracynow.org/2017/2/14/fcc_under_trump_net_neutrality_intern
et

ドナルド・トランプ大統領が米連邦通信委員会(FCC)の委員長として新たに指名し
たアジット・パイについて検証します。パイはネットの中立性の規則と、その他の消
費者保護に対する攻撃を始めています。パイは2月前半の一連の行動の中で、9つの企
業による低所得世帯への安価な高速インターネットの提供を阻止し、刑務所からの法
外な通話料金を抑制しようとするFCCの支援を打ち切りました。彼はさらに、イン
ターネットを公益事業のように規制する2015年の決定には同意しないと述べていま
す。「フリ―プレス」(Free Press)の副代表で主席弁護士のジェシカ・ゴンザレス
に話を聞きます。ゴンザレスはかつて、FCCの「オープン・インターネット諮問委員
会」(Open Internet Advisory Committee)と「多様性委員会」(Diversity
Committee)のメンバーでした。



○犯罪化とトランプによる移民税関捜査局の強制捜査:強制送還に直面する2人の移
民の権利活動家が発言

https://www.democracynow.org/2017/2/14/criminalization_trumps_ice_raids_two_
immigrant

米国土安全保障省は、2月第2週に逮捕された移民の数は680に達したと述べていま
す。強制捜査はカリフォルニア、ニューヨーク、ジョージア、ノースカロライナ、サ
ウスカロライナ、イリノイ、インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ミズーリ、
ウィスコンシンを含む11の州で報告されています。ニューヨークの2人の著名な移民
の権利活動家に、誰が標的にされているのかについて詳しく話を聞きます。彼らは2
人とも自身も移民で、犯罪歴のために強制送還の危機に陥っています。エイブラハ
ム・パウロスは、「自由のための家族」(Families for Freedom)の代表です。ラ
ビ・ラグビアは、「ニューヨーク市の新サンクチュアリー連合」(New Sanctuary
Coalition of New York City)の代表です。ラグビアは、3月9日の移民税関捜査局
(ICE)の手続きに行くと強制送還に直面することになります。



○トランプは何を、いつ知ったのか? フリン&ロシアスキャンダルで危機に陥る米
政権

https://www.democracynow.org/2017/2/15/what_did_trump_know_when_did

ワシントンポスト紙は、フリン国家安全保障担当補佐官の辞任を受けて米国政府は
「本格的な危機」にあると報じました。14日、ホワイトハウスは、フリンが12月29日
のロシア大使との電話で対ロ制裁措置について協議し、その件に関してマイク・ペン
ス副大統領はじめ複数のホワイトハウス高官に対して虚偽を述べたことを、トランプ
大統領は「この何週間もの間」知っていたと認めました。 ニューヨーク・タイムズ
紙とCNNは、通話記録や傍受された通話から、ドナルト・トランプの大統領選挙戦メ
ンバーたちが、11月の大統領選にいたる選挙期間中に、ロシア情報機関の上級当局者
たちと繰り返し接触していたことが判明したと報道しています。ニューヨーク・タイ
ムズ紙によると、合衆国の法執行ならびに情報機関が、この通話を傍受したのは、ロ
シアが米民主党全国委員会へのハッキングを通じて大統領選を妨害しようとしている
証拠を発見したのと同時期でした。カリフォルニア州選出の民主党連邦下院議員テッ
ド・ルーに聞きます。



○トランプとスパイサー ロシア・キャンダルの核心は閣僚の虚偽より「不法な情報
流出」と批判

https://www.democracynow.org/2017/2/15/trump_spicer_blame_russia_scandal_on

トランプ大統領は、国家安全保障担当補佐官、マイケル・フリン氏の辞任に対して、
14日朝、当初、次のようにツイートしました。「この事件の核心は、なぜこうもたく
さんの不法な情報流出が政府内から出ているのか、ということだ。北朝鮮に関して
も、 こんな風にリークが続出するのか?」。14日のその後、ショーン・スパイサー
米大統領報道官も、 「不法な情報流出」に話をすりかえようとしました。この件に
ついて、カリフォルニア州選出の民主党連邦下院議員、 テッド・ルーに話を聞きま
す。



○大統領一家の私腹を肥やすために国政を使うな ルー下院議員がケリーアン・コン
ウェイ大統領顧問 を批判

https://www.democracynow.org/2017/2/15/rep_lieu_on_conway_probe_the

米政府倫理局は、ケリーアン・コンウェイ大統領顧問 が先週FOX TVの番組「フォッ
クス&フレンズ(Fox & Friends)」に出演した際、トランプ大統領の娘イバンカが
手掛けるファッション・ブランド製品の宣伝を行ったのは、連邦政府倫理規定への
「明白な違反」だとしています。コンウェイのイバンカ製品推奨に先立ち、トランプ
大統領は政府公式のツイッター・アカウントから、百貨店のノードストロームがイバ
ンカ製品の販売を中止したことを激しく非難しました。トランプはまた、外国との利
益相反で米憲法の「報酬条項」違反を問う訴訟にも直面しています。外国との利益相
反について、カリフォルニア州選出の民主党連邦下院議員、 テッド・ルーに話を聞
きます。



○ルー下院議員:イエメン攻撃に関する米政権の虚偽と異議圧殺は独裁主義に向かう
一歩

https://www.democracynow.org/2017/2/15/rep_ted_lieu_to_introduce_bill

トランプ政権は、25人の民間人と米兵一人の命を奪い失敗に終わった先月のイエメン
の村への急襲作戦へのジャーナリストや議員たちの批判に警告を発しています。非営
利団:「調査報道ジャーナリスト協会」(The Bureau of Investigative Journalism
)によると、1月28日の攻撃で、13歳以下の子ども9人が死亡し、他に5名が負傷しま
した。米特殊部隊「SEAL チーム 6」のメンバーで戦闘の経験を数多く積んでいた
ウィリアム・ "ライアン" ・オーウェンズも襲撃中に死亡しました。米政権は作戦は
成功だったとする主張を続けています。ショーン・スパイサー米大統領報道官は、こ
の急襲作戦を批判するものは、オーウェンズの遺族に謝罪すべきだと述べました。カ
リフォルニア州選出の民主党連邦下院議員、テッド・ルーに詳細を聞きます。



○テッド・ルー議員: ホワイトハウスへの精神科医の配備を義務づける法案を提出
予定

https://www.democracynow.org/2017/2/15/rep_ted_lieu_to_introduce_bill

数十人の精神衛生の専門家が、最近、トランプ大統領は「重大な情緒不安定」を示し
ていると警告する書簡を出しました。現在、連邦議会議員テッド・ルーは、ホワイト
ハウスへの精神科医配備を義務づける法案を提出予定です。カリフォルニア選出の民
主党連邦議会議員、テッド・ルーに話を聞きます。



○トランプ大統領の機密性確保に疑問符:フロリダの別荘はホワイトハウスの危機管
理室とは違う

https://www.democracynow.org/2017/2/15/trump_security_protocols_questioned_m
ar_a

14日朝、トランプ大統領はマイケル・フリン国家安全保障補佐官の辞任から注意を逸
らそうとして、 「事件の核心」は「不法な情報流出」だと発言。最近起きた北朝鮮
による弾道ミサイル実験に関してもリークが続出するのかと、問いました。しかし、
トランプ大統領はミサイル発射に関して機密の可能性がある情報を自らの行動で危機
にさらしました。11日、ミサイル実験の第一報道が届いた時、トランプ大統、日本の
安倍晋三首相をもてなし、米政府高官たちと共に食事中でした。トランプと米政権首
脳たちが米国の対応を調整するために動くのを、マー・ア・ラゴのほかの食事客たち
は呆気にとられて眺め、中にはその写真をフェイスブックにアップした人もいまし
た。カリフォルニア選出の民主党連邦議会議員、テッド・ルーに話を聞きます。



○スティーブン・ミラーの実像:高校時代にはラティーノの同級生にしつこく干渉 
今ではムスリムの入国禁止令を起草

https://www.democracynow.org/2017/2/15/the_stephen_miller_story_from_pesteri
ng

アメリカのスペイン語放送局ユニビジョンの新しい調査によると、トランプ大統領の
上級政策顧問である31歳のスティーブン・ミラーは、サンタモニカ高校時代、ラ
ティーノのクラスメートに対して、「英語以外で話すな」など、しつこくからむ干渉
で知られていました。今では、トランプ大統領のムスリム入国禁止の立案者の一人と
して有名です。ミラーの高校時代のクラスメートであるシンシア・サンチアーゴに話
を聞きます。サンチアゴは、同校学生自治会で初のラティーノの会長を務め、現在は
移民問題弁護士として、トランプ大統領の入国禁止令の影響を被っている人々を支援
しています。また、ユニビジョン局の放送記者フェルナンド・ペイナードにも聞きま
す。ペイナードの最新レポートのタイトルは、"How White House advisor Stephen
Miller went from pestering Hispanic students to designing Trump’s
immigration policy."(「ホワイトハウス顧問のスティーブン・ミラー。ラティーノ
にからむ高校生がトランプ大統領の移民政策立案者になるまで」)です。



○グレン・グリーンウォルド:フリン/ロシア関連の漏洩は 非常に違法だが 全く正
当だ

https://www.democracynow.org/2017/2/16/glenn_greenwald_on_flynn_russia_leaks

米連邦議会の民主党派議員および一部の共和党派議員が、トランプ大統領とロシアと
の関係について調査を求める中、トランプはマスコミに情報を漏えいした人物の追及
に焦点を当てています。ワシントン・ポスト紙が、国家安全保障担当のフリン大統領
補佐官が、オバマ大統領が在任中の政権移行期間に、駐米ロシア大使と話していたと
する漏洩された機密情報を報じたことで、フリン補佐官は2月13日に辞任に追い込ま
れました。16日朝、トランプは「これで情報を漏洩するセコイ奴らに注目が集まる!
奴らは逮捕されるだろう!」とツイートしました。15日には「諜報機関(NSAか
FBI?)が潰れかけの@ニューヨークタイムズ(@nytimes)と@ワシントンポスト
(@washingtonpost)に違法に情報を渡した。ロシアみたいだな。」とツイートして
います。ピュリッツァー賞にも輝くジャーナリスト、調査報道サイト「ジ・インター
セプト」(The Intercept)のグレ



○グリーンウォルド:米民主党はスノーデンとマニングによる漏洩は悪だが 現政権
下の漏洩は英雄視している

https://www.democracynow.org/2017/2/16/greenwald_democrats_seem_to_consider_
snowdens

4年以上前、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが、自身
を含むNSAアナリストは、どのような人物も監視することが可能であり、米大統領も
その例外ではないと警告しました。「私は自分の机に座って、どんな人間であれ ―
あなたやあなたの会計士であっても、連邦判事や大統領であっても、個人メールが1
通あれば通信傍受する権限を与えられていました」と、香港で行われたグレン・グ
リーンウォルドとのインタビューで、スノーデンは語りました。スノーデンによる漏
洩と、現在行われているマイケル・フリン元国家安全保障担当補佐官についての漏洩
に対する、ワシントンでの反応がどう違うかについてグリーンウォルドに話を聞きま
す。



○グリーンウォルド:トランプ政権弱体化のために「国家の中の国家」に権限を持た
せれば 民主主義は確実に破壊される

https://www.democracynow.org/2017/2/16/greenwald_empowering_the_deep_state_t
o

極右サイト「ブライトバート・ニュース」(Breitbart News)を含むトランプ支持者
は、諜報機関が現大統領に対し「国家の中の国家」(Deep State)によるクーデター
を企てていると非難しています。一方、反トランプ派はその活動を公然と容認してい
ます。著名な共和党派のアナリストで「ウィークリー・スタンダード」(The Weekly
Standard)誌創設者のビル・クリストルは「もちろん、普通の民主主義と憲法に則っ
た政治を強く望んでいるが、トランプ国(トランプ・ステート)よりは、国家の中の
国家(ディープ・ステート)の方がマシだ」とツイートしました。ピュリッツァー賞
にも輝くジャーナリストで、調査報道サイト「ジ・インターセプト」(The
Intercept)共同創設者のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。



○グリーンウォルド:トランプとネタニヤフ会談 そしてアパルトヘイト的状態にな
りつつあるイスラエルを語る

https://www.democracynow.org/2017/2/16/greenwald_on_trump_netanyahu_meeting_
how

ドナルド・トランプ大統領は15日、パレスチナ国家樹立を目指すという長年にわたる
米国外交の公約に終止符を打ちました。イスラエルとパレスチナ紛争において、1国
家となるか、2国家共存となるか、どちらでも構わないと発言したのです。この発言
は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相をホワイトハウスに迎えた時のもので
すが、独立したパレスチナ国家とイスラエルが共存することを支持する20年来の米政
権の公約から一線を画すものです。「イスラエル政策に関して、ドナルド・トランプ
は世界でも最悪の過激派を応援しているのです」とグレン・グリーンウォルドは言い
ます。



○ユダヤ人差別増加に関する質問に 大統領選勝利を自慢することで答えるトランプ

https://www.democracynow.org/2017/2/16/trump_is_asked_about_rising_anti

2月15日の記者会見で、トランプ大統領は全米で増加する反ユダヤ攻撃および破壊行
為について質問されました。イスラエル人記者が「あなたの政権は、外国人を嫌悪
し、人種差別的であると思い又はそう感じている米国およびイスラエル、そして全世
界のユダヤ人コミュニティの人々に対するコメントは?」と質問しました。トランプ
は、その質問に大統領選での勝利を自慢することで答えました。



○グレン・グリーンウォルド:トランプはイエメンでの紛争拡大を目指しているよう
だ

https://www.democracynow.org/2017/2/16/glenn_greenwald_trump_seems_to_be

ショーン・スパイサー大統領報道官は、1月に民間人25人米海軍特殊部隊隊員1人が
死亡した、イエメンの村での米特殊部隊による奇襲作戦の失敗に対する批判を控える
よう、ジャーナリストと議員らに警告しました。「調査報道ジャーナリスト協会」
(Bureau of Investigative Journalism)の報道によれば、1月28日の作戦では、13
歳以下の子ども9人が犠牲となり、他にも子ども5人が負傷しました。この攻撃は、国
連が21億ドルの緊急援助をイエメンに対して行わなければ、米国が支援するサウジア
ラビア先導の戦争および海上封鎖の結果、イエメンでは1200万人が飢餓にさらされる
と訴えている最中に実行されました。



○初の単独記者会見でトランプ大統領がメディア批判 「政権内部はぴったり息が
合っている」

https://www.democracynow.org/2017/2/17/in_first_solo_press_conference_trump

ドナルド・トランプは 16日、大統領として初めて単独記者会見を開きました。記者
会見の冒頭でアレクサンダー・アコスタを労働長官に指名したと発表し、その後すぐ
にCNNや他の放送局が「偽ニュース」を広めているとして延々とメディア批判を始め
ました。77分間に及んだ記者会見の一部を紹介します。



○なぜ移民税関捜査局(ICE)は米国に合法滞在している23歳のDACA対象者を勾留し
たのか? 

https://www.democracynow.org/2017/2/17/why_did_ice_arrest_imprison_a

トランプ米大統領は、DACA(子供の時に親に連れられて米国に不法入国した若者に対
する国外退去一時延期措置)の対象者を強制送還するか否かを決断する際に「寛大な
心を見せる」と話しました。では、なぜダニエル・ラミレス・メディナは拘束されて
いるのでしょうか。DACAにより、米国に住み、働くことを許されていた23歳の父親
が、一週間前にワシントン州デモインで移民税関捜査局(ICE)に逮捕されたケース
を見ていきます。彼が収容されているワシントン州タコマにあるノースウエスト勾留
施設で、彼の支持者らは徹夜の座り込みを続けました。この施設は営利目的の刑務所
運営会社GEOグループが所有する私営の勾留施設です。ワシントン州シアトルで初の
ラティーノ市議会議員となった公民権弁護士のロレーナ・ゴンザレスに話を聞きま
す。



○デンバーの教会に避難した滞在資格のない母親 「私は20年間税金を払ってきまし
た、トランプが払わないのはなぜ?」

https://www.democracynow.org/2017/2/17/undocumented_mother_in_sanctuary_in_d
enver

デンバー市にあるファースト・ユニテリアン教会の中に暮らす移民で4児の母親の
ジャネット・ビスゲラに話を聞きます。移民税関捜査局(ICE)に定期出頭すれば、勾
留されてメキシコに強制送還される恐れがあることから、彼女はこの教会に避難して
います。ビスゲラは1997年にメキシコからアメリカへ来ました。そしてメトロ・デン
バー避難所連合の創設者の1人です。彼女は過去5回、強制送還の延期措置を勝ち取っ
ていますが、トランプ政権の下で同じような一時的救済を受けられるかどうかは疑わ
しいと話しています。



○移民の母親を強制送還から保護するデンバーの教会 「いかなる法も侵していな
い」

https://www.democracynow.org/2017/2/17/denver_church_gives_sanctuary_to_immi
grant

移民で4児の母が強制送還を避けるために避難しているデンバー市のファースト・ユ
ニテリアン教会の主任牧師マイク・モランに話を聞きます。「彼女を教会にかくまっ
ていることで、法を侵しているとは思っていません」とモラン牧師は話します。この
教会がジャネット・ビスゲラを受け入れることになった経緯と、もし移民局が彼女を
捕えに来た時どう対応するかの取り決めについて説明します。



○新たな労働長官候補はアレックス・アコスタ 連邦政府機関の破壊工作には完璧な
経歴の持ち主?

https://www.democracynow.org/2017/2/17/does_new_labor_secretary_nominee_alex

トランプ大統領は、当初労働長官に指名したファストフード企業CEOアンドリュー・
パズダが15日(水)に指名を辞退した後、古くからの共和党員で弁護士のアレック
ス・アコスタを新たに労働長官に指名しました。アコスタの経歴をニュースサイト
「シンクプログレス」(Think Progress)の編集者アラン・パイクと共に見ていきま
す。トランプが選んだ2人目の候補も「外には出せない秘密がある」とパイクは話し
ます。ジョージ・W・ブッシュ政権下でアコスタが司法省公民権局のトップを務めた
時期のことを詳細に調査すると、彼の監督下の上級職員が、投票権侵害や警官の権力
乱用を追及するという公民権局の使命に積極的に反対する保守派の弁護士を雇ってい
ました。2004年の選挙では、オハイオ州で黒人やラティーノの投票率を抑制しようと
したと非難される共和党の選挙管理人を支援して、同州におけるブッシュ陣営の勝利
への最後の一押しに重要な役割を果たしました。



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