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たんぽぽ舎です。【TMM:No3007】
2017年2月21日(火)地震と原発事故情報−
                4つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力規制委員会は被ばく影響を過小評価する先鋒
   福島第一原発事故で放射線による影響は
   サイト内外で出ていないと喧伝する規制委の田中委員長
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その126
            木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.メルマガ読者からの投稿
   【紹介】『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』集英社新書
         上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
★3.メルマガ読者からイベント案内
                   (お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3.25-26福島・千葉講演会「制定しよう!放射能汚染防止法」
      3/25福島会場:郡山市ミューカルがくと館大ホール
            3/26千葉会場:千葉県弁護士会館4階大会議室1
  ◆4/8「武藤類子さん・河合弘之弁護士」講演会のご案内
   ところ:千葉市生涯学習センターホール
   お 話:福島のいま・武藤類子さん
       反原発運動の展望・河合弘之弁護士
★4.新聞より2つ
  ◆放射性廃棄物の処分場候補に反対 震災6年控え…
   栃木・塩谷町が独自に甲状腺検査
              (2月18日東京新聞夕刊より抜粋)
  ◆米日共謀の罪   鎌田 慧 (ルポライター)
          (2月21日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
━━━━━━━
※2月25日(土)第23回槌田ゼミは『中止』となります。
  2月25日(土)14:00から開催予定の槌田ゼミ「原子力規制委員会への
 勧告―新規制基準を問う」は、講師の都合により、延期します。
 新たな日程については決まり次第お知らせします。
━━━━━━━
※2/26たんぽぽ舎28周年の集い「総会・記念講演・懇親会」
 日 時:2月26日(日)13:00開場
 第1部・たんぽぽ舎第29回総会 13:30より   方針や財政の討議
         (会員以外の方もオブザーバー参加できます)
 第2部・記念講演 15:00より 資料代800円
   1.「原発政策のうそ・ゴマカシを批判する」
         −棄民化・再稼働に抗するために−
     お話:熊本一規さん(明治学院大学教授)
   2.「福島の現状と今後のこと」
     お話:木幡ますみさん(大熊町議会議員)
 第3部・懇親会 記念講演終了後 会費3000円
  ※記念講演と懇親会、共に参加される方は合計3500円です。
 会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原子力規制委員会は被ばく影響を過小評価する先鋒
 |  福島第一原発事故で放射線による影響は
 |  サイト内外で出ていないと喧伝する規制委の田中委員長
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その126
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 去る2月15日の定例記者会見で、原子力災害対策指針と避難の問題を尋
ねられた田中委員長は次のように話した。
<○田中委員長
 いやいや、これはメディアの影響、皆さんの影響もあるのでしょうけれ
ども、ああいう佐田岬みたいなところとか、離島の場合は逃げられないと
か、避難できないとか、複合災害のときどうするのだという話ばかりが喧
伝されているのだけれども、そういうことではないと。
 要するに、1F(福島第一原発)の事故が起きたけれども、放射線に
よっての急性の影響はいまだ、サイト内とか、サイト外も含めて出ていな
いわけですね。今後も多分、確率的な影響はほとんど心配しなくていいと
いうのが、国際機関の評価も含めて、そう言われているわけです。
 そういうことをきちっと理解した上で、だけれども、逆にあわてて避難
したことによって長期の避難をしたことも含めて、1,000人とか2,000人と
かいう犠牲者が出た、そっちの方がはるかに影響が大きいわけですから、
そういうことをトータルとして判断してもらうことが大事だということ。
その上でいろいろお考えいただくのは結構だと思いますけれども、まず、
基本的な認識をきちっと持っていただくことが大事だと思います。>

◎ 「メディアの影響」、「喧伝」を強調して「避難できない」と訴える
住民の声を抑え込み、さらに福島第一原発事故による放射線被ばくの被害
をなきものにして、長期避難の犠牲を強調している。
 特に、「放射線による影響はいまだサイト内外にない、国際機関の評価
も含めてそう言われている」の強弁はひどすぎる。

◎ 例えば、福島県で既に183人もの子どもが小児甲状腺がんと診断され
ている。例えば、飯館村初期被曝評価プロジェクトの今中哲二さんは
「人口約6000人の飯館村では、…初期外部被曝が2〜17件のガン死を上乗
せさせる」と推測している(岩波「科学2014年3月」)。

◎ 田中委員長は、「科学的・技術的」を標榜しながら、放射性物質が見
えない・匂わないことと、晩発性の放射線障害については「放射性起因
性」を立証するのが難しいことを逆手にとって、被ばくの影響を過少評価
しているのだ。
 先週、田中委員長は鹿児島県に行き、三反園県知事と会い、甑島(
こしきしま)にまで足をのばして「原発5キロ圏内は放射性物質が出る前
に避難し、5キロから30キロ圏は屋内への退避を中心にするべき」と説
明した。
 福島第一原発事故時にこの対応をした場合に周辺住民の被ばく量がどう
なっていたのだろうか?
 それを説明しない限りこの実現困難な避難説明は何の意味もない。

◎ 全国の原発立地・周辺の住民からの「避難不可能」の追及から逃げて
「再稼働推進と被ばく強要」をしているだけだ。そもそも、避難が必要に
なるぐらいなら、原発を動かすべきではないのに。
三反園知事さん、だまされないで!


┏┓
┗■2.メルマガ読者からの投稿
 |  【紹介】『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』集英社新書
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

 1月21日【TMM:No2980】「まさのあつこさんの学習会」でも紹介された
「汚染土ばらまき」に関する本が刊行されました。

 『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』 まさのあつこ
まさか、わたしの街に!?道路の下に放射能汚染ゴミが埋められる!

 福島第一原発の事故で放出された放射性物質の総量は、ヨウ素換算値で
約90京ベクレル。途方もない量が海や陸へ降り注ぎ、「放射能汚染ゴミ」
となった。
 本書では、これらのゴミが、どこにどのような状態で存在するのかを調
査した。
 そこで明らかになったのは、我々のすぐ身近な場所で、驚くほどずさん
に処理・保管されている実態だった。
 一方、この放射能汚染ゴミが今、道路建設など全国の公共事業で地下に
埋められようとしている。そうなれば日本中に放射性廃棄物がバラ撒か
れ、史上類を見ない公害に発展する可能性がある。なぜこのようなこと
になったのか。その真相に迫る。(集英社新書既刊情報より)
 http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0871-b/ 試し読みできます。
 定価:本体740円+税


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内
 |     (お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆3.25-26福島・千葉講演会「制定しよう!放射能汚染防止法」

◎3月25日(土)14:30より20:00(14:00開場)
福島会場:郡山市ミューカルがくと館大ホール
第一部:放射能汚染防止法(山本行雄弁護士)
第二部:甲状腺がんと健康影響(白石草氏Our-Planet TV)
問合せ: 080-6010-3750(和田)
参加費:1,000円(一部のみの場合は600円)

◎3月26日(日)13:00より16:30(12:30開場)
お話:山本行雄弁護士 (原子力公害に取り組む札幌市民の会)
千葉会場:千葉県弁護士会館4階大会議室1
問合せ:080-4868-7388(藤原)
参加費:600円(資料代含む)

両日とも主催:放射能公害防止法制定・東日本実行員会
案内チラシ:http://gomif.blog.fc2.com/blog-entry-443.html 

 環境基本法が改正され放射能汚染は公害となった。それなのに国は法整
備を怠っている。汚染にも被ばくにも責任を負わない原子力法、災害法を
乱用して被災者を追い詰める行政、規制なき汚染ゴミの希釈・拡散、これ
らに歯止めをかけるため法整備を求めよう。


 ◆4/8「武藤類子さん・河合弘之弁護士」講演会のご案内

 と き:4月8日(土)13:30より16:30(13:15開場)
 ところ:千葉市生涯学習センターホール
 内 容:福島のいま・武藤類子さん
     反原発運動の展望・河合弘之弁護士
 主 催:原発さよなら千葉
 連絡先:090-2553-2587< i_nagano@dreamcar.co.jp >(永野 勇)
 資料代:500円(学生・高校生以下無料)

 東電福島第一原発事故の原因究明はなされておらず、そして多くの人々
が原発の再稼働に反対しているにもかかわらず、安倍総理を先頭に自公政
権は強引に原発の再稼働を押し進めています。
 また3年後に東京オリンピックを控え、福島は順調に復興しているかの
ように宣伝しています。
 このような状況の中で、「福島のいま」の真実は?「反原発運動の展
望」をどう持つのか?この事についてお二人に語ってもらいます。
多くの皆さま方の参加を心よりお願い致します。


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┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆放射性廃棄物の処分場候補に反対 震災6年控え…
  栃木・塩谷町が独自に甲状腺検査

 栃木県塩谷町(しおやまち)は18日、2011年3月の東京電力福島第一原発
事故当時18歳以下だった町民を対象に、町独自の甲状腺エコー検査を初め
て実施した。同町は原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃
棄物の処分場の候補地となっているが、一貫して建設反対の姿勢を続けて
いる。東日本大震災から間もなく六年。人口約12000人の町は、いまも原
発事故と向き合い続けている。(中略)
 町によると、検査対象は約1800人。検査は26日にもあり、2日間で事前
に申し込んだ約340人が受診する予定。17年度以降も続ける。
 甲状腺は放射性物質がたまりやすい。影響を考慮し、福島県では、国費
での子どもの甲状腺がんの定期検査が続いている。(中略)
 長女(6つ)を初めて受診させた母親(30)は「震災後に家でつくっている
野菜を食べさせたり、外で遊ばせたりしていて『何かあったらどうしよ
う』と不安を感じていた。町が定期的にやってくれることで不安も軽くな
る」と話していた。
 塩谷町は2014年7月に国の選定で指定廃棄物の処分場候補地となった
が、選定の経緯や候補地自体が不適切などとして一貫して反対している。
                     (2月18日東京新聞夕刊より抜粋)


 ◆米日共謀の罪   鎌田 慧 (ルポライター)

 国民の良識など鼻先で笑っているような最近の安倍政権のゴーマン、ま
すます強まっている。戦争は憲法に違反、だから衝突と言い換える防衛相
の不安そうな表情には怒りよりも、むしろ、痛々しさを感じさせられる。
 南スーダンに送られた自衛隊員が心配だ。戦争放棄の憲法下で、不幸に
してはじめての戦死者がでたとしたら、「衝突死」として扱うのだろうか。
 安倍首相がいう「犯罪集団」と「一般集団」とのちがいはなにか。いま
でも、平和団体がピケを張って逮捕されたら、事務所が捜索され、犯罪集
団扱いされている。
 「幸徳(注)が此の事件に関係のない筈がないと断定した、松室(検事)総
長も幸徳を共犯と認定する意見でありましたから、証拠は薄弱ではありま
したが、幸徳も同時に起訴するやうになったのであります」(平沼騏一郎
『回顧録』)。これが12人を処刑した、明治末期の大逆事件の根拠だった。
 「世界一安全、安心な国」が安倍首相のうたい文句だ。秘密保護法、改
定盗聴法、さらに「五輪テロ」で脅かしての共謀罪。国内では言論、集会
の自由が制約されよう。
 国外では「仮想敵」の恐怖を煽(あお)り立て、イージス艦、ミサイル、
オスプレイ、ステルス戦闘機F35などを米国から超高額大量購入。安倍首
相はトランプ大統領に、輸出兵器を割引してもらってありがとう、
といって帰国した。 (2月21日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)

▲(注):幸徳―幸徳秋水
       初期の社会主義者、日露戦争時、非戦論を展開。
                  (「はてなダイアリー」より)
※2/27(月)「共謀罪」学習会にご参加を!
  「刑法改悪」安倍政権が熱望する「戦争する国へ」
 日 時:2月27日(月)19:00〜21:00
 お 話:山下幸夫弁護士 (日弁連・共謀罪法案対策本部事務局長)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

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