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LNJ Logo 渡部通信〜建国神話と「明治」への回帰への闘いを!(3、最終回)
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
 ・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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すでに送信したつもりでおりましが、
送信されていなかったようですので、送信します。
前号の続きです。
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4.憲法に問う天皇制と思想・良心の自由と教育の自由

 〆嚢盧曚脇の丸・君が代への起立斉唱は慣例上の儀礼的所作で
 思想・良心の自由への間接的制約になるが、
 起立斉唱せよとの職務命令は合憲である。
 だが累積加重し、減給停職等に至る懲戒処分は裁量権の
 逸脱濫用であるとして、実質戒告までを容認している。
  大阪の国旗国歌条例は、
 皆がやっているからやりなさいという「慣例上の儀礼的所作」ではなく、
 条例として教職員に率先垂範して起立斉唱させることにより、
 子どもたちに「我が国と郷土を愛する意識の高揚に資する」ことを
 服務として命じているのである。この条例の違憲性の判断を最高裁に迫っている。

 大阪府教育委員会は思想・良心の自由の基となる歴史観・世界観と
 関係のない服務規律で、立ち歌えば良いだけだという為に
 「現在の国歌『君が代』の題名、及び語句については、戦前と異なり、
 現憲法下において国民が各自の考えに従って理解することが可能とされているのであり、
 国歌である『君が代』が『天皇の国』や『天皇の治世』について
 歌ったものと解さなければならない理由はない」
 (2015年9月27日付戒告処分撤回合同提訴への答弁書)とまでのべている。
 国旗国歌法制定の時の「君は天皇、代は国」という
 政府の統一見解を受け入れなくても良いということである。
  更に、教育長通達で「日本人の自覚を育て」る為の君が代斉唱である
 としていながら「慣例上の儀礼的所作である起立斉唱行為が児童生徒、
 保護者らに対する国籍・人種等を理由とする差別を生み助長することはない。」
 (志水博子への府教委の準備書面(2)P.17)とのべている。
 韓国朝鮮や外国籍の生徒や保護者の心情を無視した差別と排外主義の文言である。

 最高裁の1976年5月21日判決は教育への政治介入を戒めている。
 すなわち「政党政治の下で多数決原理によってなされる国政上の意思決定は
 様々な政治的要因によって左右されるものであるから、
 本来人間の内面的価値に関する文化的営みとして党派的な政治的観念や利害によって
 支配されるべきでない教育にそのような政治的影響が深く入り込む危険があることを考えるとき、
 教育内容に対する右の如き国家的介入については
 できるだけ抑制的であることが要請される。」としている。
 大阪府の国旗国歌条例の違憲性が問われる根拠でもある。
  更に「子どもが自由かつ独立の人格として成長することを妨げる様な国家的介入、
 例えば誤った知識や一方的な観念を子どもに植え付ける様な教育を施す事を
 強制する様な事は憲法26条及び13条の規定からも許されない」と判示している。
 憲法26条は教育を受ける権利であり13条は個人の尊重の条項である。
  子どもたちには「起つ起たない・歌う歌わない」は内心の自由として
 自己決定の権利があるとの告知が必要であり、
 教員は専門職として教育の自由を有し且つ子どもの人権を侵す事への
 抗命の義務があることを教育行政当局に認めさす闘いが要請されている。

 ぢ粥ζ学式で咳ひとつ、くしゃみひとつするのもはばかられる様な厳粛な雰囲気の中、
 直立不動で「君が代」を歌う所作は、戦前の教育勅語体制下で、
 国家神道によって現御神(あきつかみ)・現人神とされた天皇への忠誠表明
 という宗教性を持った儀式を引きずっている。
 現憲法で皇位の継承が世襲であるとの規定は、
 天皇を「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とする根拠を、
 万世一系と称する聖なる血の継続性に伴うカリスマ性にあることを示している。
 天皇の血を「聖なり」とする観念は今も生きている。
 前の裕仁天皇が下血で苦しんでいる時の輸血について
 「輸血については手術前から『陛下のお体に庶民の血を入れるのはどうか』と、
 こだわる意見もあったが、『陛下はこれから子孫を残すわけでもないので
 (皇統の血の純粋性に)問題はないと考えて納得した。』
 と手術に関わった宮内庁関係者は語った。」(毎日新聞1987年10月2日)とある。
  宗教を島薗進東京大学名誉教授のように広く定義して
 「聖性を基盤としたその社会の精神的秩序を特定伝統をひきながら構成しているもの」
 (国家神道と戦前・戦後の日本人 河合ブックレット P.18)とすれば、
 正に君が代の起立斉唱はキリスト教の讃美歌にも似て、宗教行為そのものである。
 そうすると「君が代」の起立斉唱の強制は憲法20条の
 「何人も宗教上の行為、祝典、又は行事に参加することを強制されない」
 に触れる憲法違反だということになる。新しく闘いの法理を創りださねばならない。

5.歴史から学び、共に明日への希望を語ろう!

E.Hカーは「歴史は過去と現代の対話である」と言った。だが、歴史からどう生きたらよいか、
 どう生きてはならないのかの答えを紡ぎだす温故知新の立場からは、
 「歴史は現代における過去と未来の対話であるといえるだろう。
  今、安倍政権下で憲法改悪を射程に入れた戦争する国造りが加速している。
 私たちは歴史的な転換点に立たされている。
 「権力への人間の闘いは忘却に対する記憶の闘い他ならない」(ミラン・クンデラ)といわれる。
 建国記念の日に際し、歴史から明日の希望の為の闘いの道筋を見出そうではありませんか。
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以上です。私にとっては、大変学ぶところの多い話でした。

ところで、「4.憲法に問う天皇制と思想・良心の自由と教育の自由」の△
大阪府教育委員会は、
 「現在の国歌『君が代』の題名、及び語句については、戦前と異なり、
 現憲法下において国民が各自の考えに従って理解することが可能とされているのであり、
 国歌である『君が代』が『天皇の国』や『天皇の治世』について
 歌ったものと解さなければならない理由はない」
 (2015年9月27日付戒告処分撤回合同提訴への答弁書)とまでのべている。
 国旗国歌法制定の時の「君は天皇、代は国」という
 政府の統一見解を受け入れなくても良いということである。
  更に、教育長通達で「日本人の自覚を育て」る為の君が代斉唱である
 としていながら「慣例上の儀礼的所作である起立斉唱行為が児童生徒、
 保護者らに対する国籍・人種等を理由とする差別を生み助長することはない。」
 (志水博子への府教委の準備書面(2)P.17)とのべている。
とあります。

これは全くの論理矛盾です。

前半部分(君が代の意味についてはについては、
「各自の考えに従って理解することが可能」)は
政府見解とも異なるが、
そのように捉えている歌を強制すること自身
全く無意味なことであり、極めて不当なことなのである。

後半部分は、そこに書いてある通り、論理矛盾しています。
これがデマゴギーでなくてなんでしょうか。
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(2017年版パンフの紹介)
「〜卒業式・入学式の前に〜日の丸・君が代について考える」
(発行:卒業式・入学式の『日の』『君が代』について考える保護者の会)
   全12頁 一部100円。
<連絡先>郵送します。(10部以上は郵送料は要りません)
 〆津公子さん(取次) nedukimiko@ybb.ne.jp
                            携帯 090-3543-8743
 谷口和憲法さん(発行元) taniguchik@nifty.com
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