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LNJ Logo NPO法人労働相談センター:「労働時間」相談事例(4月分)紹介
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みなさんへ
2016年4月に、労働相談センターと東部労組に寄せられた「労働時間」に関連し
たメール労働相談の事例を紹介します。

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「労働時間」に関連したメール労働相談事例(2016年4月分)のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年6月27日

1、 介護施設。17時40分まで会議で、20分空けて18時から再び会議の場合、この
20分分は給与の支払いがありません。18時からの会議の資料やお茶の準備もして
います。勿論家になど帰れません。実質的に拘束されている労働時間だと思うの
ですが。

2、 個人クリニック。残業代がすべて月給に含まれ、日曜出勤しても休日手当が
ありませんでした。クリニックの社会保険労務士からは「残業代と相殺とするか
ら、その分休憩時間を長く取れ」と言われています。しかし、昼休みには急患も
あります。労務士への不信感が強くなっています。

3、 母子家庭で事務員です。昼休みはなく、パソコンを見ながら電話番をさせら
れています。9時間労働です。有給休暇もなく、子供が熱を出して休むと土曜日
に毎回出勤させられています。就業規則もありません。

4、 出向社員。毎日出向先の仕事が終わると、本社に戻って報告書を書き提出し
ます。この時間が労働時間としてカウントされていません。タイムカードは出向
先で切らされています。

5、 キャバクラ。17歳の娘が23時過ぎてもラストまで接客・同伴で働かされてい
ます。法律に違反していないのでしょうか。お店は罰せられないのでしょうか。
(労働相談センター「18歳未満の深夜労働22時〜5時は明確な労基法違反です。又
18歳未満の雇用は職場に年齢証明を備え付けなければなりませんし、特に年少者
による飲酒接待の強要は、年少者への危険有害業務にも該当します」ので、間違
いなくお店は罰せられます。)

6、 ホテル厨房調理師。料理長が、夜10時の閉店の一時間前の夜9時になると、
勝手に厨房全員のタイムカードを切ってしまいます。朝の早出も定時出勤時間ま
でタイムカードを切らせてもらえません。本社の総務も知っていることです。納
得できません。

7、 児童養護施設。平日は朝6時45分から夜9時勤務、「休憩時間」として6時間。
土日は朝7時15分から夜9時、「休憩時間」が3時間。夜勤の時は、「休憩時間」
が1時間増えるだけで、夜勤明けの次の日はそのまま夜9時までの継続勤務です。
とても辛いです。ただ子供たちの事を考えると辞める事をためらってしまいます。

8、 通販コールセンター。社長の暴言やパワハラで退職者が続くなど、この何年
も人員が足らず、過酷長時間の労働環境です。常に残業があり、有給休暇もとれ
ません。それなのに、「残業代がかさんで人件費がかかりすぎる。原因は社員の
能力不足だ」と言ってきます。

9、 営業事務員。上司に呼ばれ「昼休みに女性社員同士でおしゃべりしているか
ら営業数字がとれない。わたしだったら、昼休みもどうしたら数字が取れるか研
究する」と言われました。

10、 調理業界。幾ら働いてもボーナスもなく、基本給は17万円で、その中から
食べてもいない賄い代など引かれ、手取りで13万円。その上、1日15時間労働の
ほとんど働きっぱなしです。この賃金では結婚などもっての外です。

11、 音響技術者。劇場管理会社からは「あなたは業務委託ですから、労基法は
適用されません」と言われています。月300時間を超える勤務時間の月も多く、
毎日、朝早くから終電で帰る状況です。幾ら働いても固定給しか支払われません。
労働時間が無制限で残業代も支払われない「業務委託」に大きな疑問を感じてい
ます。

12、 派遣社員。残業時間が80時間を超えました。上司から「36協定の80時間以
内にして申請しなおして欲しい」と連絡がありました。派遣先でも全社員が同じ
扱いをさせられています。

13、 ビル設備管理。今までは「日勤、昼勤務、夜勤」という三交替勤務で働い
ていました。しかし、会社から「今後全ての勤務を24時間シフト(朝8時30分〜退
社は翌朝8時30分、仮眠時間6時間)に変更する」と通達がありました。月全体の
労働時間も長くなります。健康上も心配です。受け入れたくはないのですが・・
・。

14、 月に2度か3度、朝8時から17時の定時が終わっても、そのまま翌朝8時まで
働かされ、多忙の時はそのまま更に夕方5時まで働かされます。法的に問題ない
のでしょうか。

15、 病院事務。今までは二人でしていた仕事を、一人が退職してしまい、それ
以来私ひとりがやらされています。過酷すぎる仕事内容と長時間労働が強いられ、
身体に負担となり、しんどくて歩くことさえ困難な状態です。辛すぎて死にたい
ほどです。

16、 派遣社員。派遣先の工場の長時間労働とサービス残業が酷過ぎます。納期
を盾に無理難題を押し付けてきます。正社員さんも24時間以上連続労働をさせら
れています。30時間労働もあります。管理職は、せいぜい2時間残業してすぐに
帰ります。こちらは休憩もごはんも満足に取っていないのに許せません。

17、 飲食店。週6日一日平均14時間勤務。18時間、19時間の日すらあります。そ
の上、残業代はもちろん、交通費、社会保険など一切無しで月14万円の低賃金。
辞めたいと伝えると罵倒されます。

18、 「1年単位の変形労働時間制を取っているから」と幾ら残業をしても残業代
は出ず、夜10時以降の30分のみ200円が支給されるだけです。

19、 「月70時間時間外手当相当分として業務手当を支給する」と言われました。
そのため残業代は出ません。しかし、給料明細に「業務手当」の欄の明記はあり
ません。
 


当該ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」(写真も)
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/a9fa703131bcc6fe54f03fa2c8ac2c13
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