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LNJ Logo 渡部通信〜英EU離脱、18歳選挙権は・・
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」
・「ひのきみ全国ネット」の渡部です。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に
【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想する
デマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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(このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。
ご迷惑な方は止めますのでご連絡ください。)

リーマンショックから8年、
6月24日、イギリスの国民投票で、
EU(欧州連合)からの離脱派が勝利しました。
その背景にあるのは、国際資本(多国籍企業)による
イギリスの政治・経済への支配と、それによる貧富の差の拡大、
移民の流入などへの労働者・人民の反発です。
移民流入は、国際資本にとっては安い労働力の供給となりますが、
多くのイギリス人労働者にとっては低賃金・失業につながります。
この結果を受け、世界中で株価が暴落しました。
一日で215兆円もの損失が出たと言われています。
国際資本に対する大打撃です。
なかでも、イギリスに大量資本投下していた日本企業の株は暴落しました。
その結果、金融・為替政策に頼っていたアベノミクスの破綻は顕在化し、
安倍政権にとっても大きな打撃となるでしょう。

ただ、EUからのイギリスの離脱は、
国際的には排外主義をあおる右翼的潮流が台頭してくる危険性があり、
国際的な対立も激化していくと思われます。
また、EUという組織は歴史的には前進ですから、
イギリスの離脱は歴史の歯車の逆転ともいえます。
そこにファシズム(デマゴギー)が忍び込む余地が出てくるのだと思います。
したがって問題は、EUの支配権を国際資本を代表するエリートたちから、
国際的な労働者・人民の代表者たちに替えることだと思います。

そのためには、国際資本に対する各国内での
労働者・人民の団結と闘争が求められてくると思います。
その力こそ、排外主義・ファジズムに対抗し、
新たな侵略戦争を阻止する力になると思います。

つまり、労働者・人民の「国内での団結と国際連帯!!」です。
(勿論、これが実に大変なことは、これまでの歴史でわかっていますが。)
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本日(6月26日)、東京・中野で
<第七回「18再選挙権」はどんな社会をつくれるのだろう>
(主催:18歳からの選挙を学ぶ会(草の根市民広場))
が開かれました。

集会は、<高校生><専門学校生><大学生><大学教授>
<新聞社の方><弁護士><ジャーナリスト><NPO支援活動家>
<社会人>など17人がパネラーとなって、
<新聞社の方>からの提起を受け、
それぞれが意見を述べる形で進められました。

最初の提起は
「市民の政治参加は進んでいるの、後退しているの?」
というものでした。これについては、
 「めんどくさいから行かないというのが多い。」、
 「18歳選挙権は若者がそれを受け入れる基盤が出来る前に出てきた。」
 「テレビで醜い政治家を見ていると、この人たちに投票してもなあ、となる。」
 「選挙の大切さがわかっていないから行かない。」
 「自分たちの声が届かないから諦めが広がっているのでは。」
というような意見が出されました。
 
また、それに対しては、教育上の問題が大きいことが述べられました。
 「自分の高校に主権者教育として、党首へのインタビューをしたい
 という企画書をだしたら、ダメだと言われた。
 別の企画書もダメになった。ドイツでは政治教育を小さいうちからやっている。」
 「何でこうなったか。それは日本の教育が影響している。
 学校から政治が排除されてきた。自分の大学でも毎日放課後に、
 <政治セクトに気を付けろ>とか<カルトに気を付けろ>
 などの放送が流れる。だから周りの人は政治に無関心になる。」

そして、次のような意見が出されました。
 「教育で権利意識をしっかりと伝えなければならない。」
 「政治が変われば自分たちも楽になるということを
 感じてもらえるような教育が大事。」
 「自分は自由の森学園で、中・高校のとき、社会科の先生から刺激を受けた。
 『現代社会』の授業で、生活保護の問題を詳しく取り扱ってくれ、
 みんなでディスカッションした。」
 
次の提起は、参院選での各政党の公約などについてでした。
<新聞社の方>は、資料説明の後、次のようなことを述べました。
 「自分は高校の時に政治の事を考えていなかった。
 田舎の親たちの選挙を見て、政治と投票は汚いものだと思っていた。
 投票の原動力は、不満とか不安だろう。だから高齢者の投票率が高い。
 若者の投票率を上げるには教育しかない。」
 
そしてここでも教育の重要性が何人かから強調されました。
 「日本では同じ価値観が強要される。
 そして先生は行儀よくすることしか教えてくれなかった。
 メディアも政府と近いことを言っている。」
 「政治教育に大きな問題がある。」
 「自分の入ったところは進学校で、絶えず競争競争だった。
 そして抑圧的なところがあった。悪い点数をとったらヤメロを言われた。」
 「戦後日本がやってきたことは、<長い者にはまかれろ>
 <出る杭は打たれる>というようなことだ。
 だから自己主張をしなくなる。<24時間働けますか? ビジネスマン・・>という
 コマーシャルがあったが<滅私奉公>を強いるものだ。
 行き着くところまで行き着いた。日本はまた焼け野原になる。
 その前に止めなければ。」

また、ある女子大生は次のようなことを紹介してくれました。
 「弟が最近、高卒で自衛隊に入った。
 入ると、外のことは聞かされないようだ。
 自分は安保法について自分のこととしてとらえた。」、

そうした中、司会(大学教授)が、別の女子大生に
「20年後を予測して下さい」という課題を出しました。
その女子大生はその後、次のような予測を話しました。
 「政治は良くなったり悪くなったり揺れ幅が大きいだろう。
 国民は知らず知らずに戦争に加担させられる。
 一部の富裕層の為に貧しい人たちは国の歯車のように
 なっているのでは。
 20年後、みんなと自由に話ができるかわからない。
 将来の日本、今よりも暗くなって、満州事変のようなことが起き、
 他国で人を殺す国になっているかもしれない。
 こういうような話をしていたら、戦前の日本みたいに
 逮捕されるような世の中になっているのでは。」

この「18歳選挙権」シリーズの集会は今回で終了ということでしたが、
現在いかに若者の多くが政治的に教育されないままになっているか、
しかし一部の若者は自分達の生活や未来と結びつけ、
政治を真剣に考え始めている、ということが浮き彫りになったと思います。

(次号は、高校生向けビラまき続報です。)
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      第6回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会
        〜たたかいを全国から大阪へ 大阪から全国へ〜
 
 <主催> 集会名実行委員会
 <場所> エルおおさか5F大会議室
 <日時> 2016年7月24日(日) (以下の時程などは予定です)
        10:00  開場   
        10:30  開会
        10:30〜12:00 各地の闘い(東京・千葉・神奈川・広島・福岡等の報告)
       (12:00〜13:00 休憩)
        13:00〜13:30 文化行事(ギター・歌、七夕短冊)
        13:30〜15:00 パネルディスカッション
                  (「戦争法廃止」と結び、地域学校から
                   「日の丸・君が代」強制に反対するために)
        15:00〜15:50 大阪の裁判・高槻市での常時掲揚・教科書の取り組み
        15:50〜16:05 まとめと課題提起
        16:30〜17:00 デモ➡大阪市役所
 <参加費>800円
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi

「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/


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