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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2016.6.3
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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  【話題の新刊】セブン-イレブン 鈴木敏文帝国崩壊の深層
       
    http://www.kinyobi.co.jp/publish/001986.php

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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 【1】注目の記事

■憲法の危機

●「昭和47年政府見解」を思うがままに曲解し
集団的自衛権を捏造したインチキ手口
本誌取材班

嘘も百回言えば真実となる──安保法を主導した人たちはそう考えているのではないかと
勘ぐってしまうほど、昨年成立した安保法は論理的矛盾に満ちている。その最たる例が19
72年の「昭和47年政府見解」だ。安倍政権が「唯一」の合憲の根拠とする資料だが、この
資料の作成者たちは集団的自衛権を全面的に否定していた。小誌は昨年もこの事実を誌面
化したが(6月5日号)、あらためて問い直すことにした。この暴挙を許してしまうこと
は法治主義の崩壊、ひいては人治主義のはじまりを意味するからだ。これは憲法の危機で
ある──。


●濱田邦夫・弁護士(元最高裁判事)インタビュー
憲法9条という伝統を守るため多くの人が発言しなければ

2015年9月、参議院の平和安全法制に関する特別委員会の公聴会に公述人として出席し、
「法匪」という強い言葉を使って安保法案を「違憲」だと説いたのは濱田邦夫・元最高裁
判事だった。濱田氏は弁護士としても国際金融法務の草分けで、国際的証券発行など国内
初の案件を数々手がけた。ビジネスロイヤーとして初めて最高裁判事に任官したのは01年
のこと。異色の経歴を持つ元判事の話を聞こうと事務所を訪れると、「今、言うべきこと
を言わなければ日本がメチャクチャになる」と強い危機感を滲ませた。


●全国各地で次々に提訴!
反憲法とたたかう安保法制違憲訴訟
横田一

昨年9月に安保法制が成立すると、小誌編集部には「違憲訴訟は起こせないのか」という
問い合わせが相次いだ。いま、それは現実のものとなり、市民運動の大きなうねりとなり
つつある。ジャーナリストが現状を追った。


●安保関連法に反対するママの会・西郷南海子さんインタビュー
面倒でもロジックで勝負する

「昭和47年政府見解」については、この人も注目していた。ママの会としてメディアの注
目を浴びた西郷南海子さんだ。どういう受け止め方をしているのか、本人の話を聞いた。


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 【2】  編集長後記

 安倍首相は消費増税を見送る。そのため2008年のリーマンショック前後に似ている
データを外(世界経済)に見つけて取り繕おうとしたが、逆に世界に赤恥をかいた。景気
足踏みの原因がアベノミクスの失敗であるからだ。

 そもそもアベノミクスの中身はイメージ戦略、日本銀行の金融緩和だけのポピュリズム
政策だと、3月4日号「特集 アベノミクス失敗」のなかで元大蔵官僚の小幡績氏が喝破し
た。安倍首相は「デフレマインド脱却」を繰り返しているが、小幡氏は「インフレになる
と景気がよくなることがあるというのは誤りで、景気が良くなるとインフレになることが
あるというのが定説です。因果関係が明らかに逆」と説明している。

 今週号では参院選を意識して憲法を特集した。憲法改正は日本会議的右派に向けた首相
のポピュリズム政策でもある。憲法を変えれば日本が「美しい国」になると考えているよ
うだが、「昭和47年政府見解」すら誤読する首相だ。改憲の因果関係論もまともな代物で
はないと考えてしまう。(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】6月10日(1091)号予告

【特集】沖縄のうねり

●問われているのは日本政府、そして日本国民」  糸数慶子×落合恵子
●繰り返される悲劇の背景
●不平等条約「日米地位協定」
●全海兵隊撤退を求める沖縄県議会
●筑紫哲也「風速計」再録
●米軍関係者に利用される“追悼”


◎そのほか記事

【選挙】●「投票時間繰り上げ」の謎を追う! 三宅雪子 
2年前の衆議院選では全国の3割超が早々と終了 17時に閉鎖した投票所も!

【選挙と女性】自民の反対で超党派提案できなかった
「政治分野における男女共同参画推進法案」  三浦まり 

【子宮頸がん】●子宮頸がん予防ワクチンを推進する『wedge』記事に怒りの声続出
ワクチン被害者の母親を「モンスターマザー」と呼ぶ元ワクチンメーカー社員

【若者と政治】●「普通の若者が政治を動かそうとしている。大人はどうする?」
映画『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』
宣伝担当 加瀬修一さんに聞く

【公安と右翼】●民族派活動家・山口祐二郎の“大名行列”広島訪問記
「オバマ! 謝罪しろ!」と叫んだ瞬間に飛びかかった公安警察

【ヘイトスピーチ】●ヘイトスピーチ対策法成立で変わる現場 本誌取材班

【TPPとウォール街】●連載 デモクラTV共同企画〈TPPの闇を斬る〉第6回
 和田聖仁弁護士に聞く ウォール街が狙う日本の金融 山田厚史

【歴史】●高春子さんが向き合う韓国「4・3」事件
今年は「涙」よりも「怒り」、その理由は…… 朴順梨

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計          田中優子
●俺と写真        本多勝一
●初めて老いった!?    石坂啓
●新・政経外科             佐高信
●飛耳長目         佐藤優
●メディア一撃      岩本太郎
●コント工場の有機物    かわら長介
●無責任架空対談  松崎菊也
●昭和の愛国ビジネス 早川タダノリ
●自由と創造のためのレッスン  廣瀬純


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★セブン-イレブン 鈴木敏文帝国崩壊の深層

著者:渡辺仁 1400円+税 四六判・並製 192頁
ISBNコード:9784-86572-009-9
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001986.php

セブン-イレブン追求第三弾、
グループ10兆円企業の内幕を暴く!

産業界を揺るがした鈴木敏文・セブン-イレブン会長の電撃辞任。それをいち早くキャッ
チしていた一人のジャーナリストがいた──。
マスコミ最大のタブーを追及しつづけたジャーナリストは本年2月に急死。彼の遺稿をも
とに、鈴木会長辞任の裏側で何が起きていたのか、セブン最高益のカラクリをあぶり出す
。



★テレビ現場からの告発!
安倍政治と言論統制

『週刊金曜日』編 1300円+税 四六判・並製 208頁
ISBNコード:978-4-86572-008-2
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001947.php

一体、いまテレビ局の現場で何が起きているのか──
現在、週刊誌などがさまざまに報じているが、伝聞が多く、事実のあいまいな記事が目立
つ。
本書は現役テレビ局員として活躍している人々が、安倍政権のやり口やテレビ局の自主規
制を
匿名ながらも「ばれたらクビ」の覚悟で告発する。

【主な内容】
○はじめに
○内部告発!
止まらない籾井体制の暴走でNHK崩壊 「NHKを憂う有志の会」
○テレビを抑え込む菅義偉官房長官 座談会 古賀茂明×中野晃一×佐高信
○海外記者は見た!弱腰な日本メディア マイケル・ペン
○現役テレビ局社員匿名座談会 TBS岸井キャスター、テレ朝古舘キャスター降板の舞
台裏
○一線を越えた安倍政権のメディアコントロール 岩崎貞明
○偏らない意見って何? 今、ジャーナリストに求められるもの 対談 池上彰×佐高信
資料1 放送法とは  資料2 自民党からテレビ局への文書  資料3 BPOの意見書
資料4 図解 特定メディアを「攻撃」する団体の相関図
資料5 安倍首相とマスコミ関係者との会食・懇談会等



★僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ

著者:鵜澤佳史 1400円+税 四六判並製 304頁
ISBN:978-4-86572-007-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001909.php

シリアで戦士として戦い、瀕死の重傷を負った若者。
彼が体験した「戦争」とは──

僕は「イスラム過激派」といわれる仲間たちと生活を共にしてきた。3カ月と
いう短い間ではあったが、その中でみた彼らの姿は、それまでの日本のメディ
ア報道から抱いていたイメージとはまるで異なるものだった。(まえがきよ
り)

「鵜澤さんとは共通点が多い。でも死なないやり方でたたかって、何か変える
ことができるんじゃないかと思うから、自分はいま武器を持たずに路上で声を
上げている」元山仁士郎(SEALDs RYUKYU)



★「戦後」の墓碑銘

著者: 白井聡 1400円+税、四六並製 296頁
ISBN:978-4-86572-005-1
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001805.php

「戦後」の断末魔=安倍政権を歴史の屑籠に叩き込め!

「永続敗戦レジーム」という構造を歴史的、社会的、精神的に暴露し、生起しつつある新
たな民主主義革命のヴィジョンを示す必読のテキスト。

「追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているので
ある。ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。すでに勝利は確定している
。真の問題は、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、ということにほかな
らない」(政治学者)白井聡



★私の1960年代

著者:  山本義隆 2100円+税、四六並製・368頁
ISBN:  978-4-86572-004-4
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001792.php

元東大全共闘代表が、これまで一切語ることのなかった「安田講堂占拠事件」「ベトナム
反戦運動」そして「原発問題」等々、平和への思いを綴る歴史的書物!

「回顧談のようなものを公にする気にはこれまでなかなかなれなかったのですが、196
0年の安保闘争からの歩みと経験を活字にすることは、今の時代に合って、それなりに意
味があるのではないかと、自分に言い聞かせて承諾しました。」
2015年安保闘争の渦中で──
元東大全共闘代表 山本義隆



┃Kindle版┃草の根歯医者のひとりごと

岡田弥生:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001888.php

きちんと歯みがきしているのに虫歯ができる、
歯周病がなかなか改善しない、
歯医者さんでインプラントを勧められたけど……などなど、
歯でお悩みの方は、ぜひ本書を読んでみてください。
岡田弥生先生は訪問診療専門の歯医者さん。
「目からウロコ」のユニークな提言の数々は、悩めるアナタの胸に響くはず。
また、要介護や胃瘻(いろう)の方の口腔ケアなど、
高齢化社会ならではの重要な提案もあります。
いくつになっても自分の歯で、自分の口で食べることは、
「自分らしさ」を失わないことにつながるのです。



┃Kindle版┃どうする? 親の介護

太田佐恵子:著 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001763.php

いつの時代でも、子にとって心配なのは「親の介護」のことですよね。
今は元気でいても、いつか「Xデー」はやってくる。
……やっぱり子が介護しないといけないんだよね?
介護っていくらかかるの? 仕事と家庭と介護、両立できるのかな?
仕事辞めないと無理かしら? かといって仕事を辞めちゃうと収入が……。
親の介護は子世代の人生設計にもからんでくる問題だけに、悩みはつきませ
ん。
そんな悩める子世代に、どう解決すればいいのか、どんな解決方法があるの
か、
長年、遠距離介護問題に取り組んできた太田さんが贈るアドバイス。
介護に直面している人、これからの介護に備えたい人、双方におすすめです。



┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか?

斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php

著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。
ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。
お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。
「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」──
と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。
お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。



┃Kindle版┃強制起訴 あばかれた東電元最高幹部の罪

武藤類子、海渡雄一、明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:300円+税
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001889.php

 福島第一原発事故の刑事責任が、ついに裁判の場で問われることになった。
 東京地検が2度不起訴とした東京電力の旧経営陣3人について、東京第五検察審査会が
2015年7月17日、業務上過失致死傷罪で起訴すべきと2回目の議決をしたからだ(公
表は同年7月31日)。原発事故の刑事責任が裁判で問われること自体が初めてとなる。
 起訴されるのは、東京電力の勝俣恒久元会長(75歳)と、武藤栄元副社長(65歳)、武
黒一郎元副社長(69歳)。
 未曾有の原発事故はなぜ起きたのか。その責任は誰にあるのか──東京電力幹部らを刑
事告訴した福島原発告訴団の武藤類子団長、告訴団代理人の海渡雄一弁護士、ルポライタ
ーの明石昇二郎氏が強制起訴の意義と今後の見通しについて徹底的に話しあう。


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 【5】イベントのご案内


★第11回「金曜日文庫」 日本会議の正体

■日時:2016年6月17日(金)開場18時、18時30分〜20時
■場所:寺島文庫(東京都千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1階)
地下鉄九段下駅(5番出口)徒歩3分

■登壇者:鈴木邦男さん(元「一水会」顧問)、佐高信(評論家)

■参加費:1000円(1ドリンク付)、要申し込み、先着30人

■申し込み先:book@kinyobi.co.jpまたはFAX 03-3221-8522
※申し込み件名に必ず「金曜日文庫11回目申し込み」とご明記ください。



★沖縄が問いかけるもの
講演:宮城大蔵(上智大学教授)

日時:6月19日(日)13時半〜15時(開場13時)
場所:東京・文京区民センター3階会議室
参加費:700円
問合せ:03−5840−8525
主催:活憲の会

協賛:「週刊金曜日」



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