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土砂降りの中 9500人〜9・22さようなら原発 さようなら戦争大集会

    湯本雅典

動画(6分54秒)

 9月22日、「さようなら原発 さようなら戦争大集会」が東京、代々木公園で開催され、土砂降りにもかかわらず9500人が参加した。(主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会)

 現地福島からは、バス2台で参加団が上京した。飯舘村の長谷川健一さんは、「フレコンバックは、飯舘村に180万個あり1か月に10万個ずつ増え続けています」と語った。飯舘村は、来年4月避難指示が解除される。しかしその実態は、「自己責任でもどらされるようなもの」(長谷川さん)だという。

 郡山市議会議員の蛇石郁子さんは、指定廃棄物(放射性廃棄物)の焼却問題について発言した。放射性廃棄物の焼却処分の基準値は、原発事故後特別措置法が制定され100ベクレル/kgから8000ベクレル/kgに引き上げられた。その結果、8000ベクレル/kg以上の放射性廃棄物は「指定廃棄物」とされ、8000ベクレル/kg以下から10万ベクレル/kgまでの廃棄物については安易な焼却処分によるセメント化などが行われてきたのだ。

 放射能は焼いても残るので、焼却後放射性物質が空気中にまき散らされている。蛇石さんは焼却処分場が、地域住民に十分説明もされずに次々と福島県内各地で建てられている実態を報告した。指定廃棄物の処分施設建設は他県でも進められていることから、これは福島県にとどまらない重大な問題なのだ。

 来年3月に避難指示が解除されることで、避難区域の内外の区別がなくなりいわゆる「自主避難者」が増えることになる。そして避難指示解除と時を同じくして、避難者への住宅提供も打ち切られる。

 「ひなん生活をまもる会」の鴨下祐也さんは、「首都圏では、半ば強制的に住居の立ち退きをせまる行為が、東京都や住宅供給公社(JKK)から行われています」と語った。「避難住宅問題連絡会」は、10月20日、衆議院議員会館で住宅提供打ち切りに反対する院内集会を予定している。

●ひなん生活をまもる会
http://hinamamo.jimdo.com/


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