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LNJ Logo プラカードだけで逮捕!〜5・24つくば弾圧への抗議声明
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News Item 0526danatu
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〔投稿者 I〕

レイバーネットでも取り上げていただいたG7サミット反対の取り組みのなかで、ひどい
弾圧が起きました。
ぜひ賛同、カンパを。たんに、つくばへの弾圧ではなく、サミットに異議を申し立てるす
べての人々への弾圧です。
安倍首相はサミット開催に向けた総理メッセージのなかで、
「自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的価値を共有するG7」と放言していま
す。

総理メッセージ
http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/summit/message.html

下記声明を読んでもらえれば、被弾圧者の行動は他のG7諸国ではごく普通にみられるプ
ロテストスタイルの一つにすぎません。

支配者の都合の悪い意見は弾圧していいというのが、G7のいう「自由」であり「民主主
義」であり「法の支配」であり「人権」です。今回の弾圧は、G7のいう「自由、民主主
義、法の支配、人権といった基本的価値」を如実に表したものだといえます。

総理メッセージの中で語られている「自由」は、近代民主主義の基礎となったジョン・ロ
ックの自由論にそのルーツがありますが、ロックはこんなことも言っています。

「人民が社会にとって極めて必要なもの、そして人民の安全と保善の基盤であるものから
、なんらかの暴力によって阻まれる場合には、人民も力によってそれを除去する権利を持
っている。」
G7サミット体制は除去されなければなりません。

以下、救援会からの抗議声明です。

=================

5・24つくば弾圧への抗議声明 その1

5月24日早朝、私たちの仲間Aさんの自宅に突然押しかけてきた茨城県警つくば中央署
は窓ガラスを割って強引に侵入し、家宅捜索をした上にAさんを建造物侵入容疑で逮捕し
ていきました。私たちは茨城県警に対し強く抗議し、連れ去られたAさんの一刻も早い解
放を求めます。

容疑とは3月18日につくば市国際会議場で行われた科学甲子園というイベントを視察し
に来たG7大使館職員に対して、プラカードと肉声で行った抗議行動を指しています。つく
ばの同じ国際会議場で5月に行われる科学技術担当大臣会合の問題性を指摘していた私た
ちは、会合そのものへ参加して抗議の声を直接届けることはまず無理と考え、せめて大使
館職員に直接、文字通りの意味で声を届けようとしました。当日大使館職員を前にプラカ
ードを掲げて声を上げ、警備員に追い出されて行動は終わりました。それから2ヶ月以上
過ぎて、いまさらの逮捕です。私たちのつくばサミットへの取り組みは昨年12月に始ま
りこの5月のつくばでのサミット前日の対抗シンポジウムと当日のデモで終わっています
。だからこれは単にAさんや私たちの取り組みに対する妨害、弾圧ではありません。今行わ 
れている「伊勢志摩サミット」への抗議行動全体に対する弾圧であり、見せしめと考えて
ます。

プラカードを掲げての抗議行動は誰にでもできる、一番手軽な抗議行動といっていいでし
ょう。もちろん場所も問いません。閉ざされた会場で行われていたのならまだしも誰に対
しても開かれていた(だから入れました)会場での、きわめて穏健な、原初的と言っても
いいような抗議行動をすら弾圧していいのなら、弾圧はどんどん拡がっていくでしょう。
これを許せば、私たちはやがて路上での抗議も、それどころかこれまた文字通りの意味で
声を上げることもできなくなってしまいます。今のように、ほかの国からすればおよそ控
えめなデモや抗議行動すらも、今以上に政府や国家の視線を気にしながらでしか行えなく
なるということです。もはやそんな国に民主主義などありません。 

サミットとは英語で山頂のことだそうです。七つか八つの国が「先進国」のさらに頂点と
自称して、「先進国」に都合のいい秩序を押し付ける集まりがサミットです。そんな集ま
りはただの「先進国」のわがままだし、民主的でもありません。そのような集まりの問題
性を指摘し、抗議をすることは「先進国」だと思っている国の政府や警察には面白くない
でしょうが、自分たちの気に入らない者、意に沿わない者を好き勝手に逮捕する国が先進
国であるはずがありません。もっとも、私たちが今住んでいるこの国が先進国かどうかな
ど、日々の暮らしにあえいでいる、頂上であるよりはむしろ底辺と言っていい私たちには
どうでもよいことです。

私たちは5月24日につくばで行われた弾圧に抗議し、逮捕されたAさんの一刻も早い解
放を、茨城県警に求めます。

5月26日 つくばサミット弾圧救援会

連絡先 090?8441?1457 (加藤)
メール tsukubakyuuen“あっと”gmail.com
ツイッター つくばサミット弾圧救援会 @tsukubakyuuen
ブログ 「つくばサミット弾圧救援会のブログ」 http://tsukubakyuuen.hatenablog.co
m/

「5・24つくば弾圧への抗議声明に賛同します」

★賛同
・個人の場合
お名前     (             )
肩書き(あれば)(             )
・団体の場合
貴団体名    (             )
・名前の公開の可・不可 (       )

★連帯・支援のメッセージをお願いします。
メッセージはブログにアップロードさせて頂きます。

上記のフォーマットに記入の上、メール:tsukubakyuuen“あっと”gmail.com(“あっと”を@に置き換えて送信下さい。)にお送りください。

★救援カンパのお願い
弁護士費用や交通費などの諸経費のために、ぜひみなさまのカンパをお願いいたします。
郵便振替で、用紙に「つくばサミット弾圧救援会へ」とお書きいただき、以下へお振り込
みください。

口座番号:00100-3-105440 「救援連絡センター」

※救援会の正式な郵便振替口座が開設しましたら、あらためてご連絡します。

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