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広がる熊本地震、川内原発の即時停止を!〜4.15金曜行動レポート

    木下昌明

動画(5分半)

 4月14日から16日にかけて熊本・大分で震度5弱以上の大地震が14回も起きた。この地震の断層帯は伊方原発を通って、四国から奈良に向かう中央構造線断層帯につながっている。いつ連鎖的に地震が走ってもおかしくない。それは東日本大地震が証明している。

 15日金曜日の官邸前での抗議行動では、川内原発の即時停止を求める声がひときわ高かった。「新幹線が脱線し道路が寸断し、大企業の工場が操業を停止したなかで、近くの川内原発は震度が低かったという理由だけで、安倍首相は“意地”にかけて稼働をつづけている。人間ばかりでなく大自然の予測不能な脅威さえも舐めてかかっている。それでは事故を未然にふせぐことはできない」。訴えはつづいた。

 国会前では、福島原発の設計にかかわった茨城からきた元技術者(写真上)は「ザンゲの気持ち」を抱いて、地震に弱い原子炉の弱点を明かし、こんどの熊本地震で事故が起きなかったのは不思議だ、とスピーチした。

 また毎週のように福島の汚染水タンクの状況について報告している川崎の春橋さん(写真上)が、「現在の汚染水は82.8万トンで、もうすぐ100万トンになる。タンク容量はつなわたりで、いずれ限界がくる。これからどうするのか。再稼働どころではない、全知全能をかけても解決はできない!」と訴えていた。

 希望のエリアでは、19歳の青年(写真上)がおぼつかないながら自分の頭で考えて“挙国一致”で原発を止めるべきだ、とスピーチした。

 日本はどうなるのか――これからの時代を左右するのは若い人である。――うれしいことに高校生のグループ「T−ns SOWL(ティーンズソウル)」が、29日より毎週金曜日に国会前で「安倍退陣を求める」抗議行動を開始すると宣言。昨夏のシールズのように再び国会前を若い人々が埋めつくすことを願う。たたかいはつづく。


Created by staff01. Last modified on 2016-04-17 12:44:00 Copyright: Default

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