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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2015.7.31
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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どんなに頑張っても報われない気がする──。
そもそも、何をどうすれば幸せになれるかわからない上に、最低限、野たれ死にしない方
法もわからない──

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「生きづらさ」に一貫して向き合ってきた著者による、考えるヒント満載のコラム集です
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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 【1】注目の記事


■戦後70年特集
よみがえる軍国主義

戦後の70年間、私たちは軍国主義に代表される戦前と、どこまで決別できただ
ろう。今日、台頭する歴史修正主義や「日本会議」等の極右勢力、そして安倍
内閣の「戦争法制」と対決するなかで、戦後の「過去の克服」の不十分さ、軍
国主義をよみがえらせ、「戦争」を正当化しようとする策動の執拗さに気付か
せられる。


●「英霊」追悼式に児童を参加させる町
生きている「軍国美談」と「大和」の神話
平賀伸一

かつての帝国海軍の軍港として知られた広島県呉市は今や、海上自衛隊の海外
派遣の拠点として生まれ変わった。同時にそこでは、「第六潜水艇」や戦艦
「大和」が美化され、「軍国美談」が生きている。この街で、「戦後」とは何
だったのか。


●消せない加害と侵略の歴史
一兵士・村瀬守保が撮った戦争の記録

村瀬守保氏は中国大陸を転戦した2年半で約3000枚の写真を撮影、一部を家族
に送付していた。日付や場所が特定されないことから歴史を改竄したい人々に
「ニセ写真」などと言われることがあるが、写真には否定しがたい歴史が記録
されている。村瀬氏自身による写真説明以外に、「慰安婦」は金富子氏、「南
京」は笠原十九司氏の解説をつけて紹介する。

兵士の性を管理する軍慰安所の実態
金富子

南京陥落から10日、徹底した「敗残兵狩り」
笠原十九司


●世界遺産になった「松下村塾」とアジア侵略
吉田松陰は「偉人」なのか
纐纈厚

幕末の思想家として、今でも「偉人」視されている吉田松陰。彼が教えていた
「松下村塾」が、世界遺産に登録された。だが、日本が「近代化」し、対外侵
略を開始するにあたり、松陰の果たした否定的役割を無視してはならない。


●たった一人で戦争に立ち向かった
「エスペラントの星」
成澤宗男

日本全体が中国への侵略戦争に突き進んでいった時代、東北の一隅で、反戦と
中国民衆との連帯を唱えたエスペランティストがいた。特高警察による逮捕と
獄中での発病で、31歳の若さでこの世を去った斎藤秀一こそ、抵抗の良心とし
て記憶されるべきだ。


●旧日本軍将校にだまされて、3年間絶望の日々
シベリアで抑留された中学生の阿部少年
奈良林和子


●広島で被爆した移動演劇
「桜隊」を知っていますか?
迫眞一


●洪成潭〈東アジアのYASUKUNISM展〉
記憶と抵抗の磁場〜靖国の迷妄
岡本有佳

戦争と戦死を美化しようとする靖国神社。その「ヤスクニ」をテーマにした絵
画作品を発表している韓国の画家・洪成潭(ホンソンダム)さんの作品展が8
月2日まで東京都内で開かれている。注目の展示内容を紹介する。


●独政府はナチスとの差を明確にしてきた
日本はドイツから何を学ぶべきか
仲正昌樹

ドイツの戦後が日本と大きく違うのは、一貫して、かつ曖昧にせず自国の過去
の反省を表明し続けたことだ。たとえ日独を取り巻く戦後の環境が大きく違っ
ていたとはいえ、このことを日本は忘れるべきではない。



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 【2】  編集長後記


 戦後70年企画の目玉として連載してきた辺見庸さんの「1★9★3★7」が
最終回を迎えた。時間や空間を行きつ戻りつ、窒息寸前まで息を止めるかのよ
うに思考を追い込む硬質な文学を掲載できたことは大変誇らしかった。連載物
としては異例のページ数をとり、「薄い」『金曜日』としては悩ましくもあっ
たが、読者のみなさんの反響が大きかったことは幸いだ。

 週末は、東京都現代美術館の「おとなもこどもも考える ここは誰の場
所?」を観た。撤去されるという会田誠さんの作品はいつもの自虐的なノリで、
安倍首相?!のパロディはテレビのコントでやってもいい程度でもある。いまの
テレビの笑いが腰抜けすぎるだけだ。安倍首相に塩を送るが、作品を観て、
「ははは。よくできているじゃごじゃいませんか」とでも言えば少しは支持率
が上がるはずだ。同美術館で「戦後美術クローズアップ」と題して所蔵作品を
展示している。今号の「1★9★3★7」で言及された香月泰男もある。一歩
引いて日本の景色を眺めてみたい。(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】2015年8月7日号(1051号)予告


【特集タイトル】
戦後70周年を考える
戦争と平和

戦後の70年の今年ほど、戦争と平和の意味を考える年もないだろう。
いまも国会で「戦争法案」について議論されており、国会の外では反対の声が日増しに強
まっている。
今年は2週続けて戦争を考える特集をした。
今週はその2週目である。


記事内容


本誌編集委員が見る「現在」
この世界の来し方と行く末を問う
雨宮処凛、石坂啓、宇都宮健児、佐高信、田中優子、中島岳志、本多勝一

侵略を美化する虚構から記憶を取り戻すために
はびこるヤスクニズム
永田浩三×洪成潭

ヒトラーが羨ましがった国家神道
ドイツと靖国神社の知られざる“友好関係”
写真・文 矢嶋宰

暗闇の中で逝った中国人被害女性たち
歴史を逆戻りさせてはいけない
班忠義


島民も「慰安婦」も見捨てた日本軍
渡嘉敷島の「慰安婦」と集団自決
川田文子


幻の本土決戦に向けて
時代の目撃者 もの言わぬ戦争遺跡
写真・文 山田しん

朝鮮人民民主主義共和国で見た清算されていない日本の朝鮮支配(上)
無念のまま消えゆく被害者たち
写真・文 伊藤孝司

広島・胎内被爆者の70年
日本はほんとうに平和なのか
写真・文 豊田直巳

『日本のいちばん長い日』
原田眞人監督インタビュー
「安倍首相が都合の良い解釈をするようなら、諭します」
◆〈取材を終えて〉
対中国への戦争指導も問うべきでは 成澤宗男

『この国の空』 二階堂ふみさん、長谷川博己さんインタビュー
「私たちが演じた二人は、戦争の被害者だと思います」

時効なきベトナムでの戦争犯罪を問う
オリバー・ストーン/ピーター・カズニック

「戦争と人間」を問いつづける報道カメラマン
石川文洋、ベトナムの旅

ほか

【強力連載】
戦後の墓碑銘 白井聡
愛国ビジネス 早川タダノリ
メディア一撃 岩本太郎 


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか?

斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php


著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。
ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。
お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。
「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」──
と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。
お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。



★反知性主義とファシズム

著者:  佐藤優・斎藤環 1400円+税、四六並製・264頁
ISBN:  978-4-86572-002-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000493.php

知の怪物と気鋭の精神科医がカルチャー(AKB、村上春樹、宮崎駿)から
反知性主義がはびこる日本社会を読み解く。振り幅の大きい対談は
ファシズムよりも恐ろしい状態を私に示唆する。

「知的に興奮する対談だった。斎藤環氏と話していると、
既視と未知の感覚が私の心の中で交錯する」(佐藤優)
「本書の最大の読みどころは、佐藤さんと私の意見が
もっとも対立した『風立ちぬ』論でしょう」(斎藤環) 


★貧困なる精神26集 「戦争」か侵略か

著者:  本多勝一 1400円+税、B6版並装 184頁
ISBN:  978-4-86572-003-7
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000495.php

朝日新聞入社以来約六〇年、ジャーナリズムの第一線で書き続ける本多勝一。これまで数
多くのルポを記して

きたが、ジャーナリストとしての転機になったのは、ベトナム戦争を取材した『戦場の村
』であった。その体

験は彼の生涯に決定的な「あるもの」を投げかけ、その後の『中国の旅』、『南京への道
』へと続く。「満州

事変の前夜に相当する」と言われる今、ジャーナリズムに求められるものとは何か?著者
渾身のシリーズ最新刊

。


★絶望という抵抗

著者:  辺見庸・佐高信 1500円+税、四六判上製・208頁
ISBN:  978-4-906605-99-6
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000490.php


「人間はここまでおとしめられ、見棄てられ、軽蔑すべき存在でなければならないのか」
──辺見庸

侵略という歴史の無化。軍事国家の爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱される社会・・・。
二人の思索者が日本

ファシズムの精神を遡り、未来の破局を透視。誰かが今、しきりに世界を根こそぎ壊して
いる。日本では平和

憲法を破棄しようとする者が大手を振っている。
喉元に匕首を突きつけて私たちは互いに問うた。なぜなのだ?あなたならどうする?呻きに
も似た、さしあたり

の答えが本書である。 



★『週刊金曜日』臨時増刊号 特別編集「従軍慰安婦」問題(2014年10月29日号)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000489.php 

「慰安婦」問題で日本が問われていること

『朝日新聞』の検証記事以降、「従軍慰安婦」問題がさまざまな論議を呼んでいます。
全国紙や有力雑誌による『朝日』バッシングは苛烈さを増し、政府与党からも批判の声が
相次いでいます。
しかし、歴史修正主義者がどのように主張しようと、「従軍慰安婦」の強制性を裏付ける
証言・資料は否定で

きません。
歴史修正主義の蔓延する現在の状況では「本当のこと」を把握するのはたやすくありませ
ん。
肝心の資料の解説がねじ曲げられたり、証言が過小評価されたりすることが多いからです
。
そこで、この問題の核心をわかりやすく解説する臨時増刊号を刊行します。
『週刊金曜日』掲載記事のほか主要な資料を添付した、まさにまるごと一冊「従軍慰安婦
」号です。

〈主な内容〉
対談 梁石日×辛淑玉 「国家」にしかよりどころがない日本人
半藤一利氏に聞く 歴史とは人間がどういうものか学ぶこと  

今だからこそきちんと知りたい「慰安婦」問題の基礎知識  川田文子 
右派論壇誌にはびこる「慰安婦」否定の手口        能川元一 
『産経』が渋々「訂正」お粗末すぎる記事         梁澄子
証言が明かす軍「関与」の実態              西野瑠美子
河野談話と加害責任                   東郷和彦
「報道」検証より「慰安婦」問題を            上野千鶴子
被害者証言「法廷」で裁かれた日本軍           松井やより
座談会 歴史歪曲の動きにとどめを!
高嶋伸欣×俵義文×西野瑠美子×山田朗
元オランダ人「慰安婦」は「強かんと暴行」を証言     テッサ・モーリス=スズキ
グレンデール市従軍「慰安婦」碑の撤去を求める訴訟をめぐって 小山エミ
吉見義明教授に聞く 右派の思惑が外れた「河野談話」検証 
『産経新聞』の「河野談話見直し」キャンペーンに反論   林博史         
  

『文春』、大高未貴氏による?でっちあげ?報道を韓国人教授が告発 
永田浩三・元プロデューサーに聞くNHKの「慰安婦」報道  
元『朝日』記者の社会的抹殺を狙う?テロ?を許すな! 
中曽根元首相と故・鹿内産経新聞元社長の無自覚な告白 その他

○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下
さい。
※本増刊号には一部、本誌掲載記事を再録しています。
※音訳版も発行します。 


★新・買ってはいけない10
著者:  渡辺雄二、1200円+税、A5判並製・208頁
ISBN:  978-4-906605-98-9
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000487.php

必要じゃないものを買わされていませんか?
超便利な「食品添加物事典」がついています!

主な内容
第1章 「買ってはいけない」
・めでたい正月も地獄になる!? 安全・安心を求めたい「おせち料理」
・増粘多糖類に要注意、調味料の進化系「ぽん酢ジュレ」
・保存料・着色料不使用でも添加物の多さがマイナス「セブン-イレブンのお弁当」
・「スクラロース」の危険性、そろそろ真剣に考えませんか
・なんでこれがトクホなの?大いに疑問「キリン メッツコーラ」
・体に悪いものも入っている「乳酸菌飲料」
・「エナジードリンク」って何がエナジー?
・過信するべからず「二日酔い防止ドリンク」
・「見た目はミネラルウォーター」。しかしその実態は……!?
・熱中症の不安につけこむ「熱中症対策ドリンク」
・カラメル色素に注意しよう「ノンアルコールビール」
・「美白化粧品」危ないのはロドデノールだけなのか?
・風邪をひいたら飲んではいけない「風邪薬」
・ペットの健康を害する「ペットフード」
・ペットの体に農薬をつける「ペット用ノミ取り」グッズ
このほか「フロッシュ」、「ウィルス除菌製品」、「ボディシート」、「制汗ウォーター
」、「ゼオライト入

り歯磨き剤」等、話題の商品を取り上げます。

第2章 すごく役立つ!食品添加物事典 


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 【5】イベントのご案内


★「過労死をなくそう!龍基金」 第9回中島富雄賞授賞式

講演:五十嵐仁「人間が大切にされる社会をめざして」

日時:8月9日(日)13時(開場12時半)
場所:東京・かつしかシンフォニーヒルズ別館5階レインボー
     (京成線「青砥駅」5分)
参加費:無料
問合せ:03−3604−1294(事務局)
主催:過労死をなくそう!龍基金
協賛:『週刊金曜日』


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