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日本のドローン事件のちょっと前、米国でも国会議事堂の庭に超軽量飛行機が無断で
着陸する事件が起きました。このジャイロコプターには郵便配達人が乗っていて、議
員たちに宛てた改革を促す大量の手紙を持っていました。同じ一般市民による政治へ
の抗議行動なのですが、体を張って勇敢に明確なメッセージを伝えるところは、さす
が市民的不服従の伝統のお国と関心してしまいます。(4月22日)。一方、米国の政
府の方はドローン攻撃の先駆者ですが、パキスタンのアルカイダを攻撃中に捕虜の欧
米人も殺してしまい大統領が謝罪しました。卑怯な上に相手かまわず無差別攻撃する
無人兵器であることが、ばればれです(4月24日)。いまや欧州の時の人ギリシャ財
務省ヤニス・バルファキスのインタビューにも注目。実は大学教授時代の2012年にも
DNに登場していますが、国際金融救済措置の欠陥についての主張はずっと一環してい
ます。今週は興味深い歴史の掘り起こしが二つ。プエルトリコ独立戦争のヒーロー、
ペドロ・アルビス・カンポスの生涯(4月21日)と、第一次世界大戦中にトルコで起
きたアルメニア人のジェノサイド(4月24日)。後者は、過去の歴史の暗部を頑強に
否定するトルコ政府が、教育や歴史研究に介入して思想統制を行うことになった点が
指摘されています。



新着ストリーミング ********************************************

2015/3/11 ベネズエラは本当に「深刻な脅威」か? 米国の新たな制裁措置で緊張が
高まる

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今月10日夜に開かれた米州首脳会議(SOA)では初めてキューバの参加が実現し、カ
ストロ・オバマの首脳会談が脚光を浴びました。しかし、その影で不協和音を奏でて
いたのが米国とベネズエラの緊張です。昨年12月以来米・キューバ関係が正常化に向
けて迅速に進んだのと同時進行で、米国とベネズエラとの関係は急速に悪化していま
す。3月にオバマ大統領はベネズエラを「国家安全保障と外交政策を脅かす重大な脅
威」に分類し、人権侵害などを理由に7人の政府高官を制裁リストに追加する大統領
令を発しました。これに対しマドゥロ大統領は議会に対し、「帝国主義から国を守
る」ための権限拡大を要求しました。オバマ大統領が歴史的なキューバとの関係修復
に踏み切ったのは、キューバの参加をみとめない米国の頑なな態度によって米州サ
ミットが紛糾し、このままでは今年のサミット開催も危ぶまれる孤立状態に追い込ま
れたからです。しかし、キューバを孤立させようとして逆に自らを孤立させたと気づ
いたのなら、なぜ今またベネズエラに制裁措置をとり、中南米諸国の反発を招くよう
な行動に出るのでしょうか。(19分)

続きはこちらから→ http://democracynow.jp/video/20150311-1

*ミゲル・ティンカー・サラス(Miguel Tinker Salas):カリフォルニア州ポモナ大学
歴史学教授。著書はThe Enduring Legacy: Oil, Culture, and Society in
Venezuela(『不朽の遺産 ベネズエラの石油 文化 社会』)

字幕翻訳: 桜井まり子 / 校正・全体監修:中野真紀子



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     今週の お勧めトピックス(英語のみ) 

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○新作記録映画(T)ERROR 無実のアメリカ人を標的にするおとり捜査をFBI密告者が
暴露

http://www.democracynow.org/2015/4/20/fbi_informant_exposes_sting_operation_
targeting

本日はFBIがテロ対策のおとり捜査において、密告者を使う闇の部分に光を当てた衝
撃的な新作映画を時間いっぱい取り上げます。おとり捜査の工作員は、潜在的なテロ
リストを事前に発見しテロを根絶するために利用されます。9/11テロ事件以来、少な
くとも158名がおとり捜査を使って起訴されました。しかし、標的になるのはほとん
どの場合、「知的障害や精神障害の者、困窮している人たち」など不適当な人々だと
批判されています。映画 (T)ERROR(『(T)エラー』)は、いくつかの主要なテロ事
件で鍵となる役割を演じた特定の密告者の内側に迫り、彼が最新のおとり捜査を遂行
する過程を映像に収めています。この映画が実現したのは、二人のインディペンデン
ト映画制作者が、秘密捜査で「シャリーフ」と呼ばれるサイード・トーレスの行動に
異例の接近を許されるようになったからです。トーレスは63歳の元黒人革命家です
が、FBIの密告者になって、イスラム教に改宗した白人ハリーファ・アラキリ
(Khalifah al-Akili)を監視していました。トーレスは監督の一人リリック・カブ
ラルと顔見知りで、自分が密告者であることをカブラルに告白した後、自分の経験
を、上司には内緒で打ち明けることに合意しました。映画制作が進むうち、アラキリ
が彼のフェイスブック上で、FBIが彼を標的にしている疑念を表明しはじめました。
映画製作者たちはこの機会をとらえ直ちにアラキリに接近し、インタビューを始めま
した。それと同時進行で、「シャリーフ」がアラキリを監視しているところも撮影し
ています。この間、アラキリもシャリーフも、映画制作者たちが相手方とも話をして
いるとは知りませんでした。

  映画『(T)ERROR』を共同監督したリリック・ R・カブラル とディビッド ・フェ
リックス・サットクリフを招いて話を聞きます。また、連邦刑務所に収監されている
アラキリのインタビューも放送します。アラキリは、自分がFBIの「おとり捜査」の
標的であることを人権団体にEメールで伝えた数日後に逮捕されました。麻薬販売で
重罪の前科を持つ彼は、不正銃保持の罪で現在連邦刑務所で8年間の刑に服していま
す。市民的自由保護全国連合(National Coalition to Protect Civil Freedoms)の
代表スティーブ・ダウンズにも話を聞きます。彼は"Inventing Terrorists: The
Lawfare of Preemptive Prosecution"(テロリズムの発明:先制起訴による訴訟攻
撃)というレポートを昨年発表したProject SALAM(ムスリムのための支援と法的弁
護プロジェクト)とも協力しています。また投獄中のパキスタン人の科学者アーフィ
ア・シジキ博士の弁護士も務めています。2005年に「シャリーフ」ことサイード・
トーレスが関与したFBIとニューヨーク市警の共同おとり捜査で逮捕されたターリッ
ク・シャーの母親マレーネにも話を聞きます。彼女は映画の中で、息子のシャーが親
友と思い込んでいたシャリーフが、実際はFBI密告者であったことについて詳述して
います。



○ギリシャ財務相ヤニス・バルファキス:緊縮という薬は効いていない 新療法が必
要だ

http://www.democracynow.org/2015/4/21/greeces_yanis_varoufakis_the_medicine_
of

債務返済期限が迫る中、ギリシャの資金はまもなく底を尽きつつあります。同国はな
んとか持ちこたえようと奮闘し、すべての国家機関に対し手元資金を同国の中央銀行
であるギリシャ銀行に預けるよう命じました。ギリシャは欧州の債権団から救済資金
の最後の分割払い金を受け取ることになっていますが、同国の新政権を担う、反緊縮
を掲げる左派連合シリザ党は、その条件に懸念を示しています。債権団はギリシャに
対し、労働市場の再編と年金の削減を行うよう圧力をかけていると報じられています
が、シリザ党はそれとは反対に、低賃金労働者への年金支給額を増加させました。
ユーロ圏の財務相らは4月24日、ギリシャへの緊急資金を拠出するかどうかを決める
予定です。この資金なしでは、ギリシャは数週間のうちにデフォルト(債務不履行)
に陥いる可能性があり、ユーロ圏離脱の恐れもあります。アテネからギリシャの財務
相ヤニス・バルファキスに話を聞きます。



○すべてのプエルトリコ人との戦争:米国によるぺドロ・アルビス・カンポスと国民
党弾圧の裏側

http://www.democracynow.org/2015/4/21/war_against_all_puerto_ricans_inside

多くの人々にはドン・ペドロとして知られた、国民党の元党首で、プエルトリコ独立
運動の指導者ペドロ・アルビス・カンポスの死後50周年を記念する式典が4月21日に
行われています。アルビス・カンポスは米国の植民地支配への反対運動を組織したた
めに、約26年間を獄中で過ごしました。彼は米国がプエルトリコを占領する7年前の
1891年に生まれました。彼はプエルトリコ人で初めて、ハーバード・ロー・スクール
を卒業しました。プエルトリコに戻ると、彼は残りの人生を独立運動に捧げることを
決心し、1930年にプエルトリコ国民党の党首になりました。1965年に死去するまで、
この地位に就いていました。アルビスは1936年、他の国民党の指導者らと共に、陰謀
と治安妨害罪で投獄されました。彼が投獄されたことでプエルトリコ全土で抗議行動
が行われました。パーム・サンデー(カトリックの枝の主日)の1937年3月21日、警
察はアルビス・カンポスの投獄に抗議する平和的な行進の参加者らに発砲し、21人の
プエルトリコ人が死亡、200人以上が負傷しました。この事件はポンセ虐殺として知
られるようになりました。ようやく釈放されたものの、アルビス・カンポスは1950年
に再び逮捕されました。10月30日に始まった国民党による反乱の数日後のことでし
た。ペドロ・アルビス・カンポスはその後の人生のほとんどを獄中で過ごしました。
そこで彼は何度も放射線人体実験の対象になりました。彼自身の言葉を聴き、3人の
ゲストから話を聞きます。ニューヨーク州選出の民主党下院議員ホセ・セラノ、新刊
War Against All Puerto Ricans: Revolution and Terror in America’s Colony
(『すべてのプエルトリコ人に対する戦争:米国殖民地における革命と恐怖』)の著
者であるネルソン・デニス、プエルトリコ独立党のウゴ・ロドリゲスです。



○「命と自由を賭けるに値するリスク」:米国会議事堂の庭先にジャイロコプターで
着陸した選挙改革活動家

http://www.democracynow.org/2015/4/22/it_was_worth_risking_my_life

先週15日に、郵便配達人ダグ・ヒューズは、ジャイロコプターと呼ばれる超軽量動力
飛行機で、米国の国会議事堂の緑地に着陸するという市民的不服従行動を実践し、全
米のトップニュースになりました。着陸した時、ヒューズは各連邦議員に宛て、政治
腐敗を正し、選挙資金改革を行うよう促す手紙を持っていました。その手紙は、現国
務長官であるジョン・ケリーの上院議員としての最後の演説から引用されたもので、
「果てることのないカネの追及は、我が国の民主主義自体を盗むことになりかねな
い」という言葉で始まります。ダグ・ヒューズは、ナショナル・モールと呼ばれる公
園の国会議事堂近くに直陸後、逮捕され、国防飛行禁止区域への侵入、および未登録
航空機を操縦した罪で、最高4年間の禁固刑を科される可能性があります。ダグ・
ヒューズは、現在、自宅監禁中で、GPSモニターの着用を強制されていますが、選挙
資金改革の必要についての発言を続ける決意を固めています。



○ケニアの母親 鉛汚染反対運動でゴールドマン環境賞を受賞 母乳で子供が病気に
なったことがきっかけ

http://www.democracynow.org/2015/4/22/kenyan_mother_wins_goldman_prize_for

「アースデイ」が45回目を迎えた今年、世界で最も権威ある環境賞で、環境分野の
ノーベル賞とも言われる「ゴールドマン環境賞」の2015年アフリカ地区受賞者となっ
た、ケニアの活動家フィリス・オミドに話を聞きます。オミドは、ケニアのモンバサ
で住民を有毒化学物質に汚染させていた鉛工場を閉鎖させる抗議活動を組織しまし
た。息子も鉛中毒の被害者のひとりでした。オミドは、「正義ガバナンスと環境行動
センター(Center for Justice Governance and Environmental Action)」の創設者
です。



○「アースデイ」特集: ダム・プロジェクトに反対して闘ったビルマの写真家
ゴールドマン環境賞を受賞

http://www.democracynow.org/2015/4/22/kenyan_mother_wins_goldman_prize_for

次は、2015年「ゴールドマン環境賞」のアジア地区の受賞者ミント・ゾーに話を聞き
ます。ゾーはビルマのジャーナリスト兼活動家で写真とアートを用いてイラワジ川の
ダム建設に対する抗議活動を組織しました。このダムが建設されていたら、先住民1
万8000人が立ち退きを余儀なくされ、さらに数百万人に影響が及ぶおそれがありまし
た。



○「あと何人いるのか?」 2014年だけでも世界で116人の環境擁護者の殺害された
 多数が中南米で

http://www.democracynow.org/2015/4/22/how_many_more_116_environmental_defend
ers

「アースデイ」特集を続けます。近年、環境活動家の殺害事件が増加し、最大の被害
を受けているのは先住民コミュニティです。環境団体「グローバル・ウィットネス」
による新しい報告書によると、2014年には、少なくとも116人の環境活動家が殺害さ
れたということです。1週間に2人以上が殺されたことになります。そのうち4分の3
は、中南米で起きました。ごく最近もホンジュラス北部での鉱山開発に反対する抗議
のさなかに先住民トルパン族の指導者3人が銃殺され、ホンジュラスは、環境活動家
にとってもっとも危険な国になっています。「グローバル・ウィットネス」の活動家
で新報告書 How Many More? (『あと何人くらいいるのか?』)の作成者でもある
ビリー・カイトに話を聞きます。



○「黒人運転は取り締まれ」:ボルチモア警察勾留中の黒人男性死亡、抗議デモが拡
大

http://www.democracynow.org/2015/4/23/running_while_black_protests_swell_ove
r

¥ボルチモアでのフレディ・グレイ死亡事件に対するデモが5日目に入りました。27
歳のアフリカ系アメリカ人男性のグレイは、ボルチモア警察に逮捕された1週間後の4
月19日、脊髄損傷が原因で亡くなりました。遺族と弁護士によれば、グレイは喉頭を
潰され、脊髄が「首の所で8割切断されていた」と言います。予備的検視報告書で
は、グレイの死因は脊髄損傷とされていました。目撃者が撮影したビデオには、苦し
みに叫んでいるらしきグレイを、警察が引きずりながら輸送車に連れていく様子が映
されていました。別の目撃者は、警察はグレイをプレッツェルのように折り曲げた、
と証言しています。警察労働組合は、抗議に集まった人々をリンチに走りそうな集団
と呼びましたが、元ブラックパンサーのエディ・コンウェイは、リンチされたのはグ
レイの方だと主張します。「リンチに集まった集団は確かにいました。死体も残って
いる。裁判も、陪審も、判決もなしに人が死んだ。死刑が行われたのです。これこそ
リンチというものです」とコンウェイは言います。「彼ら(警察)は、悪かったのは
被害者の方だと主張しています。彼らは、リンチされた人々の方が抗議するのを悪と
呼ぶのです」



○米支援のサウジによるイエメン戦争、終息の兆しなく 赤十字は「悲惨な」人道的
危機と呼ぶ

http://www.democracynow.org/2015/4/23/us_backed_saudi_war_in_yemen

「決意の嵐」(Decisive Storm)と呼ばれる軍事作戦は終了したというサウジアラビ
ア政府の主張にもかかわらず、同国主導の連合国戦闘機は23日、イエメンの都市エイ
デンとイブを空爆しました。サウジアラビアおよびアラブ9カ国の同盟国は3月25日、
イエメンへの空爆を開始しました。この空爆で米国は情報提供と後方支援を行い、湾
岸同盟諸国への新たな兵器販売を加速させました。今週はじめ、米国は新たに軍艦2
隻をイエメン沿岸に配置しました。空爆は、2014年にフーシ(シーア派反政府組織)
が首都サヌアを占拠し、アブド・ラッボ・マンスール・ハディー大統領を追放したこ
とではじまりました。4月22日、赤十字国際委員会は、イエメンは「悲惨な」人道的
危機状態にあると発表しています。ラトガース大学准教授(歴史学)で、中東研究セ
ンター主任のトビー・ジョーンズに話を聞きます。



○ 無人機攻撃による人質死亡でオバマ大統領謝罪 米国は誰を殺しているか知って
いるのか 

http://www.democracynow.org/2015/4/24/as_obama_apologizes_for_deaths_of

パキスタンでの米国無人機による攻撃でがアルカイダの人質2人が誤って殺害された
と伝えられています。ホワイトハウスは、米政府の契約業者ウォーレン・ワインスタ
インとイタリア人の援助活動家ジョバンニ・ロポルが、1月にアフガニスタンとパキ
スタンの国境地帯で死亡したと発表しました。23日、オバマ大統領はこの失敗した作
戦の「全責任」は自分にあるとし、今回のことは非常に遺憾な痛ましい損失であると
表現しました。ホワイトハウスによると、この作戦により米国人アルカイダ指導者の
アハマド・ファルークも殺害したと伝えられています。別の攻撃では別の米国人アル
カイダメンバーのアダム・ガダーンも死亡したとしています。何百時間もの監視にも
関わらず、ホワイトハウスはこの攻撃中に米国人とイタリア人の人質らがアルカイダ
の収容所に拘束されていたと信じるのに十分な根拠は何もなかったとしています。ア
メリカ自由人権協会(ACLU)の副法務部長のジャミール・ジャファーは「どちらの攻
撃でも実際に誰を殺しているか政府は知らなかったのです。昨日の発表によって、こ
れらの攻撃を政府が統制している規制を問題視する理由がさらに増えました」とい言
います。イエメンで起きた米国無人機攻撃による一般市民殺害を記録した新たな報告
が発表された直後にこの作戦失敗が発覚しました。



○2年間の移送禁止法案投票を前にグアンタナモ囚人移送を急ぐ国防省

http://www.democracynow.org/2015/4/24/pentagon_speeds_efforts_to_resettle_gu
antanamo

ワシントンポスト紙によれば、米議会が今後の囚人移送の妨害することでオバマ大統
領によるグアンタナモ米軍収容施設の閉鎖計画を頓挫させようしているのに先駆け、
米国防省は5月に同収容施設からの数十人の囚人移送をさらに迅速化するつもりだと
いいます。手始めとして、おそらく6月に10人の囚人を国外に移動する計画を立てて
います。最終的には国防省は移送許可の出ている57人の囚人を2015年末までに移すこ
ととを目指しています。本日は、新たな法律により施設閉鎖がほぼ不可能になるだろ
うと話すアメリカ自由人権協会の副法務部長のジャミール・ジャファーに話を聞きま
す。



○ライカーズ刑務所内の強烈動画 看守がかばん窃盗の罪に問われた10代若者に暴行

http://www.democracynow.org/2015/4/24/watch_explosive_footage_from_inside_ri
kers

ザ・ニューヨーカー誌が入手した強烈な動画には、ニューヨーク市のライカーズ島刑
務所施設内の度を超した暴力が記録されていました。監視カメラ映像には、10代の元
受刑者のカリーフ・ブローダーが2度にわたり暴行されているところが映っていまし
た。1つ目は2012年、独房の名で知られているライカーズ中央刑罰隔離棟の中にいる
この若者の映像です。看守がブローダーをシャワー室に連れて行く途中でブローダー
が何か喋った瞬間、突然看守が既に手錠をされている彼を乱暴に床に押さえつけまし
た。2010年の別の映像では、ブローダーが彼の顔につばを吐いたギャングメンバーを
殴った後に何十人もの他の受刑者から暴行を受けているところが映っています。他の
受刑者らはブローダーの上に乗っかり、看守が仲裁に入るまで拳で殴っています。
リュックサック窃盗という彼が犯していない罪を認めなかったために高校2年生の16
歳で刑務所に入れられた後、どのように彼がライカーズ刑務所で3年近くを過ごした
のか、2014年にザ・ニューヨーカー誌上で彼についての記事を書いた同誌常勤記者の
ジェニファー・ゴナマンに独占インタビューをします。この動画について彼女と話す
のは当番組が最初です。「(ライカーズ刑務所内の)動画は決して絶対に外部に出ま
せん。誰も見ていないところで、この動画に移っているようなことが起きているので
す。」とゴナマンは話します。



○抹殺された人々:アルメニア人虐殺から100年 トルコは依然否定

http://www.democracynow.org/2015/4/24/a_people_expunged_marking_the_100th

4月第4週で、アルメニア人虐殺事件から100年となります。1915年4月24日、オスマン
帝国の青年トルコ党が、トルコの支配下で暮らしていた非武装のキリスト教徒少数派
民族、アルメニア人の組織的かつ計画的な大量虐殺を始めました。約150万人のアル
メニア人が直接的な殺害、餓死、拷問、死の行進の強要で死亡しました。それに加え
100万人が難を逃れて恒久的に亡命しました。今日でもトルコ政府はこの虐殺を否定
し続けており、オバマ大統領は大統領就任以来、この出来事に対し「虐殺」という表
現を避けています。番組では、コルゲート大学人文科学教授でThe Burning Tigris:
The Armenian Genocide and America’s Response(『燃えているチグリス川:アル
メニアの大量虐殺とアメリカの対応』)の著者であるピーター・バラキアン、父親が
1915年アルメニア人虐殺の生存者のアナヒド・カチアン、そしてコロラド州アルメニ
ア人協会(Armenians of Colorado)の活動家サイモン・マガキアンに話を聞きます。
また、アルメニア人ラジオ・パーソナリティーで作家のデイビッド・バルサミアンの
母親が幼少時に起きたアルメニア人虐殺の体験を語った録音も放送します。アラク
シ・バルサミアンは生き残りましたが、彼女の両親と兄弟たちは生き残りませんでし
た。



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