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LNJ Logo プレカリアートユニオン通信(3/22)〜アリさんマークの引越社でユニオン結成!加入相次ぐ
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 Precariat Union 駆け込み寺から砦へ
 非正規雇用でも若い世代の正社員でも組合を作って労働条件をよくしたい!
   プレカリアートユニオン(PU)通信 第33号 <2015.03.22発行>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.precariat-union.or.jp/

 ─□ 目次 □───────────────────────────

 1.(アリさんマークの)引越社でユニオン結成!加入相次ぐ【支部活動】
 2.破損荷物・車両事故の弁償金問題で交渉の引越会社と和解、他【解決】
 3.全日本トラック協会に「固定残業代制の悪用」
  「荷物・車両事故の賠償問題」の改善を要請        【活動】

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 1.(アリさんマークの)引越社でユニオン結成!加入相次ぐ【支部活動】
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弁償金が借金になるアリ地獄から脱出
働きアリが団結して会社を変える!

荷物や車両事故の高額弁償金を負担させられ、借金を負わされるケースが多
発している、アリさんマークの株式会社引越社で働く人・働いていた人が、
プレカリアートユニオン株式会社引越社支部(通称:引越社ユニオン)を結
成し、3月12日に会社に対し、支部結成通知と団体交渉申入を行いました。
現在、株式会社引越社(本部:愛知県名古屋市)、株式会社引越社関東(本
部:東京都中央区)、株式会社引越社関西(本部:大阪府吹田市)で働く人
・働いていた人、40人がプレカリアートユニオンに加入。その後も相談・
加入が相次いでいます。
引越社ユニオンは、未払い賃金の支払い、業務上使用した携帯電話料金の自
己負担分の支払い、賃金から控除した、破損品、工具紛失などの弁済金返還、
賃金から控除した、車両事故の弁償金の返還、賃金から控除した制服代、靴
下代など業務上必要な衣類の費用の返還、賃金から控除した月3000円か
ら4000円の駐車場代の返還、社内預金の返還、公序良俗に反する負担を
強いる荷物破損、車両事故の弁償金制度の廃止、通勤手当の支給などを求め
ています。
さらに、弁償金を借金として負わされたため、退職が認められなかった者も
おり、会社が労働者の賃金から、組織的、継続的に、弁償金を違法に天引き
したことについて、慰謝料の支払いも要求。また、自社で雇用する労働者を、
当初は、派遣会社であるネクストステージに登録させ、自社に派遣労働者と
して就労させたことについての釈明も求めています。

プレカリアートユニオンが交渉中(一部和解)のアリさんマークの引越社
の高額弁償金問題について、今週発売の『週刊ポスト』2015年2月20
日号に、「『アリさんマークの引越社』は社員からカネをむしり取る『ア
リ地獄』だった」として、記事が掲載されました。  
http://www.weeklypost.com/150220jp/index.html

アリさんマークの引越社で働いているみなさん、仕事中に起きた事故の弁
償金を請求されていませんか? 通常の注意を払って仕事に従事するなか
で起きた事故は、本来会社が負担すべきものです。その事業を営むことで
利益を得ているのは会社ですから、保険に入ったり、労働者に過重労働を
させないなど、会社がリスクを回避する責任を持っています。雇われて働
く労働者が弁償することはありません。労働者に相当の過失がある場合も
(過失の度合いにもよりますが)、裁判で争えばごく一部の負担しか認め
られないのが通常です。弁償金の前に、そもそも、残業代が払われていな
いのではないですか? 本来払われるべき、残業代を請求しましょう。

社員会から貸し付けを受けるかたちをとって、払えなければ、毎月1万円
ずつ積み立てている社内預金から差し引く、という書類にサインをさせら
れそうになっている方、サインをさせられて毎月の給料から弁償金を支払っ
ている方も、すぐにご相談ください。

労働組合は、働く人の助け合いの組織です。労働組合が活動する権利は、
憲法や労働組合法などで保障されています。プレカリアートユニオンは、
誰でも一人から加入できる労働組合です。私たちは、会社をつぶすために
活動しているわけではありません。アリさんマークの引越社で働く人たち
は、仲間を大事に思い、プライドをもってお客さんに対応をしています。
そんな仲間が勇気と力をもって会社を変えられるようにするため、会社が
法律を守って、働く人を大事にして、みなさんが安心して長く働ける条件
を作るために、会社と交渉をしています。

引越社で、車両修理代や破損した荷物の弁償をさせられた、弁償金を請求
されている、という方、一人で悩まずに、すぐにプレカリアートユニオン
にご相談ください。

秘密厳守。相談無料。TEL03−6276−1024 
info@precariat-union.or.jp
※会社のPCからは相談メールを送らないでください。


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 2.破損荷物・車両事故の弁償金問題で交渉の引越会社と和解、他【解決】
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 破損した荷物・車両事故の弁償金を労働者が負担させられていた問題、
損害賠償を請求されていた問題などで交渉中だった引越会社と、組合員が
納得いく内容で、相次いで和解が成立しました。早期解決にむけた関係者
のご尽力に感謝します。

 残業代不払い問題、不当天引き問題などについて交渉中だった埼玉都内の
運送会社と、本人が納得する水準で、和解が成立しました。早期解決のため
にご協力いただいた関係者のご尽力に感謝します。

残業代の不払い、事故の弁償金の天引き、解雇などの問題は、一人で悩まず、
諦めず、一人から加入できる労働組合プレカリアートユニオンにご相談ください。


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 3.全日本トラック協会に「固定残業代制の悪用」
  「荷物・車両事故の賠償問題」の改善を要請        【活動】
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3月20日、全国ユニオンの春闘アクションの一環として、全日本トラック
協会に全日本トラック協会に「固定残業代制の悪用」「荷物・車両事故の賠
償問題」の改善を要請。厚生労働省交渉でもドライバーの労働環境を訴えま
した。


2015年3月20日
全日本トラック協会
星野 良三 様

全国コミュニティー・ユニオン連合会(略:全国ユニオン)
会長 鈴木剛
プレカリアートユニオン
執行委員長 大平 正巳
担当役員・書記長 清水 直子
〒151−0053東京都渋谷区代々木4−29−4
西新宿ミノシマビル2F
TEL03−6276−1024 FAX03−5371−5172

運送会社ドライバーの長時間・過重労働の原因となる固定残業代制の悪用
運送会社・引越会社のドライバーが借金を背負わされる荷物・車両事故の賠償問題
について改善を求める要請書

1、運送会社ドライバーの長時間・過重労働の原因となる固定残業代制の悪用

 運送業界で、適正に残業代を支払わない固定残業代制の悪用が拡大し、長時間・過重労
働を慢性化させる原因となっています。仕事の種類や乗っている車の大きさ、無事故手当
など、残業代の性質がない手当を時間外賃金だということにして、残業代を支払わないと
いうやり方です。これらの固定残業代制の悪用を指南する弁護士や社会保険労務士も存在
し、トラック協会がこのような手法を広めているとも聞きます。
 労働時間は延びる一方、賃金は下がり続ける運送業界では、人手不足も深刻です。運送
業界を健全に存続させるためにも、今こそ、労使が力を合わせて運送業界の労働条件の引
き上げることが必要です。日本の流通の根幹を支えるトラックドライバーが、仕事に見合
った賃金を得て、健康を維持し、将来の展望を持って働けるようにするため、田口運送判
決を真摯に受け止め、ドライバーの固定残業代制悪用問題を改善するよう求めます。

2、運送会社・引越会社のドライバーが借金を背負わされる荷物・車両事故の賠償問題

 運送業界・引越業界で、通常の注意を払って就労中の労働者が起こした事故については
、事業を営んで利益を上げている会社が負うべきリスクであるにもかかわらず、労働者に
損害賠償を請求したり、給与から一方的に弁償金を請求するケースが後を絶ちません。
 アリさんマークの引越社(株式会社引越社、株式会社引越社関東、株式会社引越社関西
)では、
『週刊ポスト』2015年2月20日号に「アリさんマークの引越社高額弁償金問題」で
報道されたような問題が蔓延しています。
数百万円におよぶ車両事故の弁償金をドライバーに弁償させるために、社員会である引越
社友の会から金を借りたかのような契約書にサインをさせ、毎月の賃金から天引きしたり
、社内預金と相殺し、退職後も毎月数万円ずつの支払いを続けさせています。プレカリア
ートユニオンには、弁償金の返済を終えるまで、退職が認められなかったという相談も寄
せられています。
 業界健全化のために、会社が負うべき損害の賠償を労働者に強いることのないようご指
導をお願いします。

※田口運送判決 プレカリアートユニオンの組合員を含むドライバー4人が、田口運送株
式会社に残業代を請求した裁判で、2014年4月24日に、横浜地裁相模原支部(小池
喜彦裁判官)が、原告の主張を認め、同社に2年分の未払い賃金と同額の付加金の支払い
を命じる判決をだた。同裁判所は、「各種手当てによって時間外賃金を支払ったとはいえ
ない」「待機時間も労働時間」と判断している。その後、2014年7月25日、東京高
等裁判所で地裁判決に沿った内容で原告ドライバーが勝利和解。その後の訴訟も2015
年2月に和解。


▼労働相談はこちらへ
月〜土曜日 10〜19時 ※緊急相談は随時対応します。
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
ユニオン運動センター内 プレカリアートユニオン
TEL03-6276-1024 FAX03-5371-5172
http://www.precariat-union.or.jp/
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/
メールinfo@precariat-union.or.jp
※会社のPCからはメールを送らないでください。相談内容を会社側に知られ
る可能性があります。
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