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LNJ Logo 渡部通信〜橋下大阪市長のめざす成果主義教育
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」
 ・「日の丸・君が代」問題等全国ネット(準)
の渡部です。
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 【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に
 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
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東京の石原元都知事や大阪の橋下市長は、
安倍首相の教育「改革」の尖兵の役割を果たして来ました。

石原は政界を引退しましたが、
橋下は引き続き尖兵の役割を果たしつつあります。

それは先日大阪の伊賀さんが、いくつかのMLに流してくれた
<大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)
平成27年1月13日>に典型的に現れています。

これは4月以降の全国の教育委員会の在り方の
下敷きになるものだと思います。
(安倍政権はこのような形で橋下を尖兵として利用しており、
橋下は延命のために積極的に協力しているのです)

重複される方も多いと思いますが、
まだ読まれていない方もいるかと思いますので
以下に紹介します。

伊賀さんは次のように紹介しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
橋下市長と大森教育委員長は、
「大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)」を策定し、
体系的に市長と区長の教育介入を制度化し、
学校を徹底した成果主義組織に変貌させようとしています。
・・・これを4月までに確定させ、2015年度から可能なものから実施しようとしています。
極めて恐ろしい基本方針案です。反対の声を上げていきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)
平成27年1月13日>

1.本市のめざす分権型教育行政の基本的あり方
(1)「目標」は市長・教育委員会が設定、目標達成の「手段」は区長・学校長が創意工夫。
(2)「人事」と「予算」は、「目標」達成とリンクさせるべき最重要政策。
(3)地域や学校の環境は多様。学力・生活指導面で課題の大きい区や学校は徹底支援。
(4)課題の大きい学校には、予算・人事両面で明示的「ルール」に基づき優先的に支援。
(5)各校の成果(目標達成度、現状改善度)を測定し、校長の評価・人事・給与に連動。
(6)校長は、自校の成果を上げるため、教職員を評価し、人事権を行使することが必要。
(7)成果が上がらない学校については、校長等の人事で刷新を図る。予算は削減しない。
(校長・教職員の責任は問うが、子どもたちの教育条件に不利益を及ぼしてはならない。)
(8)区長は、区内の教育改革推進の責任を負い、区内の学校の教育成果や改革状況をモニタリング。
(9)教育委員会は、分権型教育行政システムが機能するよう、区をサポート。

2.分権型教育行政の制度設計のための検討事項
(1)全市共通の学校の目標設定及び成果測定
【考慮すべき要件】
・測定可能・比較可能な目標指標。目標指標の数は厳選
・バランスのとれた目標指標(例:学力・進路実績・問題行動など客観的指標のほか、
 特別支援教育などに関する満足度アンケート等も)
・本市が全市共通で実施することを定めた政策「方針」の実施状況を目標指標に含める
・学校・児童生徒・保護者・市民にとっての納得感
・校長評価・人事等に連動可能な実効性
・成果測定における区の役割
(2)学校の成果と連動した校長の業績評価・人事・給与制度の構築
(3)校長による教職員人事権の強化、教職員評価の適正化
(4)課題の大きい学校を優先的に支援する校長・教職員人事ルールの設計
(5)課題の大きい学校を優先的に支援する学校予算配分ルールの設計
(6)校長の予算権の強化(含:予算執行の柔軟化)
(7)区長の教育委員会事務局における位置付け(現行は区担当理事)の強化
(8)区長の校長評価・人事に対する関与
(9)区独自の学校支援予算
(10)区長の業績評価への学校の成果の反映
(11)各区への教育委員会事務局職員の配置

3.分権型教育行政への市民参加
(1)区における教育改革の推進を協議する仕組み
(2)総合教育会議における市民の意見聴取

4.分権型教育行政への転換スケジュール
(1)平成26年度中に制度設計の骨格(基本設計)を策定・公表
(2)平成27年度から可能なものは即時実施
(3)将来における市政運営の抜本的な状況変化も見極めながら、
  平成27年度中に制度設計の詳細(実施設計)を策定・公表

PDFは大阪市教委HPから
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000278/278101/2-2kihonhousin270113.pdf
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まさに、国家主義教育を末端まで貫徹するための
根本的な教育委員会制度の改悪です。
学校は目先の国家目標達成のための「工場」と化すでしょう。

ここには、『旧教育基本法』前文に述べられていた

 「個人の尊厳を重んじ、
 真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、
 普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を
 普及徹底しなければならない。」

といった高い理想はまったく見られません。

「人格の完成」とか「真理の探求」などとはまったくかけ離れた
「賃金奴隷製造工場」のような学校になっていきます。

学校からは真の文学や学問がなくなるでしょう。
低俗文学やエセ学問が幅を効かし
御用学者やヒラメ教員が跋扈することになるでしょう。

また、お上の方ばかり向いている教員が多くなれば、
弱い者いじめもきっと増えることでしょう。

このような(案)を作った人たちは、
おそらくナチスのガス室を、何の疑問も持たずに
言われるままに作った人たちと
同じような精神構造を持っているのではないか、
とさえ思われてきます。
そして、そういう人たちが現代日本の「エリート」たちなのだとすれば、
伊賀さんの言うように「極めて恐ろしい」ことです。

これは日本の教育や社会を大きく誤らせるものだと思います。

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《許すな!「日の丸・君が代」強制
止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)》 では、
来春の卒業式・入学式に向けて、
 「都教委は『君が代』不起立・不伴奏教員を処分するな 
 思想改造を強要する『服務事故再発防止研修』をするな」
の団体署名に取り組んでいます。

「君が代」起立・斉唱の職務命令は、子どもたちに対し、
国家の価値観を刷り込むことであり、ひいては社会の自由度を奪うことです。
「君が代」不起立は、仕事に対する教員としての責務(良心)からの行為です。

不起立での、戒告処分ももちろん許すことはできませんが、最高裁判決に反して、
東京都教委は不起立を続けるTさんには減給1ヶ月処分を出していますし、
今後さらに重い処分を科してくる危険があります。
今年の入学式処分では、Iさんに減給6ヶ月処分も出しています。
何としても、「戒告を超える重い処分」をまずは止めたいです。

また、処分とセットで行われている思想転向を強要する
「服務事故再発防止研修」は半年間、20回近くにのぼります。
拷問と言っていいほど。これも止めさせねばと考えます。
どうぞ、お力をお貸しください。

つきましては、皆さんの関係する労組、市民団体に団体署名取り組みの提起、
お願いをしてください。上部団体や支部・分会等での署名も歓迎です。

 団体署名取り組みのお願い、団体署名用紙はこちらから開いてください。
      ↓
 http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
 「最近の記事」にあります。
 または、ここをクリックすると、団体署名のページに直行します。
 http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/#dantaisyomei141224

■今のところ、ネット署名の用意はできておりません。
お手数ですが、用紙にご記入のうえ、「署名用紙」に記した住所にお送りください。
また、お送りくださるよう、お願いしてください。
どうぞ、よろしくお願いします。

送付先:〒185-0033 東京都国分寺市内藤2−38−1田中コーポ105
     多摩島嶼地区教職員組合気付
  許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 
  全国ネット(準)宛
締め切り:第一次2月18日  第二次3月末日
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なお、署名用紙を送るのが大変は団体は、当日提出する
 「許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 
 全国ネット(準)」
の署名用紙に、連名で団体名を載せることもできますので、
直接私の方まで、メールでご連絡下さってもかまいません。
その際、メールで<団体名>と<連絡者>を教えて下さい。

「全国ネット」(準)では、この団体署名をもとに、
卒業式前の2月23日(月)に都教委要請行動を行います。
(こちらにもたくさん参加していただきたいと思います)

この取り組みは、<「日の丸・君が代」問題等全国ネット>
の形成にむけての新たな一歩です。
全国の皆さん、よろしくご協力お願いします。
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   自主教研「『日の丸・君が代』問題交流会」

 (日時)2015年2月7日(土)18:30〜
 (場所)山梨県韮崎市民交流センター3F多目的ホール
     韮崎駅より2〜3分のところです
 (内容)
  基調報告
  大阪・東京からの報告
  全国各地からの報告(千葉・神奈川・・・)
  「日・君」全国ネット(準)
  市民団体他
  まとめ・連絡
 (資料代)500円
 (連絡先)多摩教組 042−574−3093
 <当日連絡>090−9016−8775
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          2015年『2・8総決起集会』
<集会名>
 「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配を許すな!2.8総決起集会
<集会の位置付け>
   A「日の丸・君が代」強制に反対する。 
   B自衛隊と学校教育との連携を糾弾する。
   C国家主義的な思想教育としての「道徳の教科化」に反対する。
<講師>   斎藤貴男さん
<日時>2015年2月8日(日) 午後1時30分より
<場所> 南阿佐ケ谷の杉並産業商工会館講堂
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi

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