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「一度手放したら、とりもどすことができない」〜ノーマ・フィールドさん熱く訴え

    佐々木有美

 *写真=ノーマ・フィールドさん

動画(ノーマ・フィールド/西谷修スピーチ)

 11月19日、戦争法が強行採決されて二回目の「19日行動」。どれだけの人が集まるのか、そんな期待とも不安ともつかない気持ちを抱えて国会前に向った。午後6時ごろ地下鉄桜田門駅の改札には、待ち合わせのため大勢の人がたむろしていた。「ああ、これで今日の集会は成功だ」と内心つぶやく。人々の怒りは持続していた。国会正門前には、9000人が集まった(前回10月19日は9500人)。「戦争法案絶対廃止!」とともに「野党は共闘!」のコールが力強くひびきわたった。

 演台の発言者の多くが、パリの同時テロ事件に言及した。「テロで戦争を解決することはできない」「日本にテロがなかったのは、海外で戦争をしなかったから」など。学者の会の西谷修さんは、「世界的な対テロ戦争が始まろうとしている。今は、これに加わろうとしている日本を止める最後のチャンスだ」と語った。

 小林多喜二研究で著名なシカゴ大学名誉教授のノーマ・フィールドさんは、父が米国人、母が日本人。「戦後日本が築いてきたもののうち、憲法9条はかけがえのないもの。人類の希望を体現している。一度手放したら、とりもどすことができない」と訴えた。何としても運動の継続で戦争法の廃止をと強く思った。


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