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郡山駅前で毎週金曜日、脱原発を呼びかけ4年

       湯本雅典

動画(3分)

 福島県、JR郡山駅西口駅前では、毎週金曜日「原発はいらない金曜日in郡山」として脱原発を市民に呼びかける取り組みが有志で取り組まれている。この取り組みが始まって4年、継続して続けられている。

 JR郡山駅前では、東口のモニタリングポストが毎時0・25マイクロシーベルト前後を示している。この数値は、文部科学省が示した「除染基準」の毎時0.23マイクロシーベルトを上回る数値だ。

 原発に近い浜通り地方では先月10日、原発の横を通る国道6号線のボランティア清掃作業が再開された。この作業にはまだ避難指示未解除の浪江町、富岡町も含まれる。また、中学生、高校生にはそれ以外の範囲(9月5日に避難解除されたばかりの楢葉町も含め)の清掃作業に参加が呼びかけられ、200人(全体で1400人)が参加した。

 11月6日、郡山駅前の金曜行動に毎回参加している梅津俊也さんは、市民に向かって「ぜひ声をあげましょう。言いづらいのなら匿名でもいいから、意思を表しましょう」と訴えた。

 被災地では、さまざまな分断が深まり、意見表明が難しい状況にあると聞く。しかし、それも政府や福島県の早急な「帰還」行政の推進の結果ではないのか。住民の意識の底には、「放射能は怖い」という思いはまだまだ根強い。避難区域の浜通りに限らず住民の声を掘り越す行政、国政が今こそ求められている。そして、県外からもこの金曜行動のような福島県内の取り組み(県内各所で行われているという)を支えていくことも重要だ。


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