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辺野古新基地建設を今すぐ中止せよ! 3.16 防衛省抗議要請行動
のちの時代の人たちに恥ずかしくないようにたたかおう

                 shinya

 3月12日、安倍政権は沖縄の人々の声にいっさい耳を傾けず、辺野古のボーリング調査を再開した。原発では立地地元の意向だと、周辺自治体の声を無視し再稼働を強行しようとする。こんなことがまかりとおる国は法治国家では珍しいし恥ずかしい。わたしたちとりわけヤマトの人間は、のちの時代の人に恥ずかしくないよう、辺野古の海を埋め立てさせない、暴力によるとりかえしのつかない傷痕を最小限にくいとめる、そのたたかいに全力をあげてとりくもう。一人でも多くの人たちの力が結集できるよう声をかけよう、沖縄に連帯して今すぐに。

 3月16日、防衛省に対し緊急抗議要請行動があった。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックと辺野古への基地建設を許さない実行委員会は、抗議要請文を読みあげ防衛省に手渡した。雨の中、緊急行動にもかかわらず80名が参加した防衛省前に、山城博治沖縄平和運動センター議長からの「一緒にたたかおう」という熱い電話メッセージが届いた。

 この日提出された抗議要請文(下記)を広く知らせてほしい。3月23日(月)18時半からの首相官邸前抗議行動に行こう!

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抗議要請文

 中谷元 防衛大臣へ

 辺野古の海底ボーリング調査再開に対してふるえる怒りを込めて抗議申し入れをする。
 日本政府よ、中谷大臣よ、一体あなたがたは何なのだ。何を考え沖縄をどうしようというのだ。沖縄を再び、戦場にしようというのか。再び日本ヤマトの犠牲になれというのか。この間の暴力、暴虐ぶりはなんなのだ。翁長知事自ら「前知事の埋め立て承認を検証する間は、作業を見合わせるように」と防衛省に要請しているのに、これを無視、3月12日に調査を再開強行した。
 沖縄人にとってかけがえのない宝の海、サンゴ礁の自然を破壊しつづけている。沖縄は2014年の1月の名護市長選から12月の衆院選まですべての選挙で辺野古基地建設反対派が勝利した。その意味もわからないほど無知蒙昧か。
 ヤマト日本政府は、戦後七〇年、国の安保体制上重要な役割を否も応もなく担わされてきた沖縄との交渉窓口を閉ざし、安倍首相にいたっては、翁長知事に会おうともせず逃げ回っている。沖縄の人々に向き合う自信と勇気がないのだろう。
 沖縄防衛局が設置した環境監視委員会の会合資料が改ざんされていたことが、先日明らかになった。辺野古沿岸部に造る予定の仮設桟橋・岸壁の本数が3本から1本に書き換えられていたのだ。その監視委員会の東副委員長(東清二琉球大名誉教授)が辞任する意向だという。
 サンゴ礁が破壊されたコンクリートブロックの設置など、防衛局の姿勢に疑問を投げかけ、「この監視委員会では環境保全は出来ない。わたしの意図とはまったくかけ離れている。わたしの信念として、沖縄の自然を後世に残したい」と語っているのだ。
 防衛省よ、あなたたちがやっていることは、人間の良き心を持っている人々には到底受け入れられるものではない。
 いま、移設に反対する沖縄の人々は、自らバスに乗り、弁当を持ってキャンプ・シュワブ前に抗議に行っている。島ぐるみの動きは、これ以上の基地負担を拒否する。嘉手納基地以上の巨大な、あまりに巨大な基地建設はやめてくれと、悲鳴を挙げている。
 安全保障は全国民の問題だ。それなりの覚悟をもって応分の負担を担うのが、文化国家、法治国家のあるべき姿ではないのか。
 防衛省よ、沖縄の海は、辺野古の海は鎮魂の場ということを知らないのか。七〇年前のあの戦で、戦後は飢えと病気で斃れていった何万という遺骨が未だ眠っている海なのだよ。そこに再び杭を打ち込むのか!
 翁長知事と向きあえ。現場と生命を賭けてたたかっている人々と向きあえ。
 辺野古のボーリング調査は今すぐ中止せよ! なんどでも言おう。辺野古のボーリング調査は中止せよ!
 2015年3月16日
    沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
    辺野古への基地建設を許さない実行委員会












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