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LNJ Logo 石川源嗣のコラム : 地域ユニオンの立場からオリジン労組に学ぶ
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東部労組の石川です。

東部労組機関紙2014年10月号のコラム<二言三言>に下記の文章を掲載しました。


<二言三言>2014年10月号

地域ユニオンの立場からオリジン労組に学ぶ

 「オリジン電気労組に学ぶ」中級労校については、登川書記次長が本紙先月号で詳しく
報告した。
 ここでは登川報告をふまえて、私なりに学んだところを考えたい。
 何といっても、賃金はじめ組合員の労働条件の決定に査定をさせない「同一年齢・同一
学歴・(同一勤続)=同一賃金」の考え方を実行していることだろう。これは全国的に見
てもほとんど例がないのではないか。
 ついで、今でも組合の組織率が8割以上であること、ストライキ、赤腕章着用、残業無
協定、出張・外出拒否など実力闘争を堅持していることである。これらが査定をやらせず、
高い労働条件を維持している主体的条件といえる。
 また重要問題は組合員の1票投票で決定する組合民主主義の実行、直接職場交渉の重視、
定期大会は代議員制とらず、現在でも数百人規模で開催、会社からのユニオン・ショップ
協定の申し入れを拒否するなど、総じて組合員の直接活動参加原則の周到な実践が力の源
泉となっていると思われる。
 さらにオリジンの4人の講師が共通して強調したことは職場に固執し、職場闘争とスト
ライキが基本活動だということであった。
 今回の中級労校でオリジン電気労組から学び、私たちの支部活動に生かすこと、またそ
の他の優れた企業内労組からも学ぶことを確認したい。
 同時に、その目的は私たち地域ユニオンをばらばらの企業内労組にもどすことではない
ことも確認したい。そうではなくて、オリジン労組から学ぶ目的はオリジンはじめ優れた
企業内労組からどん欲に学んで、各支部の足腰を鍛え、単一組織としての強大な東部労組
を建設するところにある。
 そのためには、職場闘争を基本としつつ、正規・非正規労働者を問わぬ労働相談と組織
化、学習活動の強化と次代の活動家養成、政治闘争参加、他支部・他労組支援、労働委員
会・裁判闘争の重視と職場闘争との結合、さらには専従体制の強化、民主集中制など組合
規律の重視、労働組合の全国団結などに力を入れよう。(石)




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