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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」
・「新芽ML」
の渡部です。
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 【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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本日(4月24日)、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇を許さない会」
の早朝チラシまきがありました(12名参加)。
たまたま、「実教出版教科書問題に関し、違法不当な都教委を訴える会」
の方々と一緒になり、リレートークをやりながらやりました。

チラシの受け取りはあまりよくありませんでしたが、
先日(4月4日)の「再発防止研修」の際に使った
「僕、国歌歌わないもん」と石原慎太郎の写真の入った
プラカードを掲げチラシまきをしたところ、
これには多くの職員が目を止めていました。

その後、都教委定例会の傍聴に並びました(24名並び抽選で20名となる)。
ある職員が私に「柔ちゃんは山口香教育委員ではないですよ。
柔ちゃんは谷(現姓)さんですよ。」と教えてくれました。
大泉高校での卒業式(3月14日)チラシまきの報告メールで、
私が間違って山口委員のことを「柔ちゃん」と書いたことを
指摘してくれたのです。ありがたいことです。
山口香委員、申し訳ありませんでした。(伝えて下さい)

また定例会を待つ間、ある職員と話しました。
「石原があんなことを言って、あなたたちはハシゴを外されたと
思っているでしょう。」と言うと、「ええ」という答えでした。
これが当たり前の人間の感覚です。

定例会の内容で気になったのは、
<「いじめ防止対策推進条例」の立案依頼について>
(A3版計22ページ)という議案と、
<いじめ防止対策推進施策について>
(A3版35ページ)という報告事項です。

いずれも膨大な資料となっていますが、
ここには事細かな「対策」だけが書かれていて、
いじめが起きる「原因」については一言も書かれていません。

<いじめ防止カード>などというものもあり、それには
 「みんなでいっしょに!『いじめゼロ』宣言!
 いじめはぜったいにゆるされません!いじめのことでなやんだら、
 だれでも、いつでも、どこでも『東京都いじめ相談ホットライン』
 に電話してください。かならず力になります。
 電話 03-5331-8288」
などと書かれていました。

しかし、私たちから見れば、「いじめ」を一番しているのが都教委です。
彼らはこれまで教職員に対し不当な「いじめ」をどれだけ続けてきたでしょうか。
そして、抗議さえもまともに受け付けないのが都教委でした。

また、子ども生徒たちには「学力テスト」などで競争を強い、
「スーパーハイスクール」などには手厚く予算を回す一方、
底辺校からは予算を削減する、
これが文科省の言いなりの都教委の体質です。
これではいくら「対策」を強化しても「いじめ」は無くならないでしょう。

もう一つは、高校入試における「採点の誤りについて」でした。
結局、48校、139件の誤りで、4校4名は追加合格ということでした。
これらの学校名は明日発表するそうです。

しかし、この問題についても、根本的な「原因」は問わず、
主に「今後の対応」だけが問題になりました。
<再発防止策の検討>には次のように述べられていました。
都教委として「調査委員会を設置し、学校に対して実施調査を行い、
本件事故の原因を究明し、改善策及び再発防止策を7月中に取りまとめる。」

また、これまでの調査では不十分なので、
「採点をさらに再点検するように学校に命じる」
などということも語られていました。ヤレヤレ。

それでなくとも、これだけ採点ミスが出る背景には、
無理な時間設定(テスト3日後には結果発表、
その間授業も入っていながらの採点)
があるというのに、それは誰も問題にしないで、
さらに現場の多忙化に拍車をかけようとしています。

しかし、厳正にやろうとすればするほど、
採点基準などで問題が噴出、紛糾する結果になります。
その結果、日々の授業に支障がでてくるのは明白です。

もはや都教委は、目前のことで頭が一杯で、
全体のことを冷静に考える頭もなくなっているのです。
「木を見て森を見ず」です。

傍聴が終了し退出時、
「石原は言いました。僕、国歌歌わないもん」
「僕、国歌歌わないもん」
と言うと、他の方々もそれぞれ声を上げました。

木村委員長が、
「そこの者をチェックしろ」と言いましたので、
「10・23通達はすでに破綻したんだ!
なぜ都教委は処分をするんだ!!」
と強い口調で抗議しました。

根津さんは会議室の外から
石原のプラカードを教育委員に見えるように掲げました。
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午後から、Nさん(女性)の「業績評価Cは納得できない」裁判を
膨張しました。Nさんは元都立高校教員で、
定年直前の業績評価でCを付けられました。
しかし、それはそれまでの自分の教育活動を否定されたのも同じだとして、
弁護士も立てずに個人で裁判に踏み切ったのです。

「もう退職だからいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、
Nさんは裁判に踏み切ったのです。ここには、
真面目に働いてきた教員としての「誇り」を見ることができます。

裁判長は彼女への尋問で
「民間でも自分に納得できない評価がある。教員も
生徒が納得できない評価をしている場合もあるじゃないか」
などというようなことを言いました。
裁判官としてとんでもない発言だと思いました。

次回裁判は、6月12日 13:30〜 東京地裁 527号 です。
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4月28日(月)
 教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない
          『国会前抗議行動』
   <時間> 14時〜18時(雨などにより変わる場合があります)
   <場所> 衆議院第2議員会館前  歩道
   <行動> 座り込み、リレー・トーク
   <主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク   090−5415−9194
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi



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