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LNJ Logo 首都圏青年ユニオン : すき家のゼンショーが「店舗閉鎖問題」で回答
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首都圏青年ユニオンの山田です。

4月14日に首都圏青年ユニオンは、牛丼・すき家を経営するゼンショーに対して、この間
各地で起こっている店舗閉鎖に関して申し入れをしました。
本日その回答が来ましたのでご報告します。

首都圏青年ユニオンが求めた点は、この間各地で起こっている店舗改装工事中にアルバイ
トに対して休業手当が支払われているのか。また支払う際は労基法第26条に定めている
額(従前給与の6割)ではなく、会社の責による休業であるため、これまでの勤務シフト
通り(従前給与の10割)の休業手当を求める。

これに対し、すき家を経営するゼンショー本社ゼネラルマネジャーからの回答は、「リニ
ューアル店舗に関しては、近隣店舗にて勤務して頂けるよう斡旋し、従前どおりの勤務と
その賃金が確保できるように努力しております。また、有期雇用契約書においても配置転
換については記載してあります。しかしながら、止むを得ず近隣に店舗がない場合に個別
に労働基準法第26条に従い対応しております」というものでした。

店舗閉鎖の休業手当について6割は支払うという回答ですが、労働基準法は最低限を定め
ているだけです。
労基法第1条2項には「この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関
係の当事者は、この基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、
その向上を図るように努めなければならない」。
労基法を守るのは当然として、それより上を目指すためには労働組合での交渉が必要にな
ってきます。

なお、ゼンショーグループにはユニオンショップ協定を結んだZEAN(ゼンショーグループ
従業員組合会・ゼアン)もあります。
ZEANは店舗閉鎖についてはどのように対応しているのかあまり表に出てこないです。正社
員の賃上げには熱心のようですが、現場で奮闘するアルバイトについてはどのような考え
方を持っているのでしょうか。

http://www.zensho.co.jp/jp/news/company/docs/2014%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%8A%B4%E4%
BD%BF%E4%BA%A4%E6%B8%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%88HP%E7%94%A8%
EF%BC%89.pdf

首都圏青年ユニオンが申し入れをしたのは4月14日で、その後ゼンショーは4月17日に「す
き家の職場環境改善に向けた施策について」と題する文書を発表しています。ここには店
舗閉鎖についての休業手当については触れていません。

 http://www.zensho.co.jp/jp/news/company/docs/HP2014%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%8D%
E5%AE%B6%E3%80%8D%E8%81%B7%E5%A0%B4%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%94%B9%E5%96%84%E3%81%AB
%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E6%96%BD%E7%AD%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A
6.pdf

Created by staff01. Last modified on 2014-04-18 17:00:17 Copyright: Default

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