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【写真報告】公明党は「平和の党」の理念を守れ!

                          西中誠一郎

6月25日夕方、『公明党〜「平和の理念」を思い出そう!信濃町アクション』(呼びかけ:「火炎瓶テツと仲間たち」)の緊急行動が行われ、公明党本部周辺に急遽30〜40人が集まった。集団的自衛権行使容認を巡り、自民党と公明党の与党協議が続いているが、24日夜には朝日新聞(デジタル版)が「集団的自衛権容認で大筋合意 公明、文言修正で妥協」と突然報じるなど、7月初旬の閣議決定を目論む安倍政権と、自民党が提示した集団的自衛権発動「新3要件」修正案を巡り、党内での議論が続く公明党の間で、密室での駆け引きが行われている。このような国会無視、民意不在の解釈改憲、憲法9条破壊の暗雲が立ち籠める危機の中で、首相官邸や国会周辺では連日のように緊急行動が続いている。

「公明党は『平和の党』『福祉の党』という結党の理念を忘れたのですか?集団的自衛権の行使容認、絶対に反対!平和憲法を守れ!」。公明党本部前に急遽駆けつけた人々は行く手を警察官に阻まれ、本部ビルから100mほど離れた小さな公園前で抗議のアピールを開始した。取材陣も本部前への移動を拒まれた。

一方、警察官が立ち並ぶ本部ビル前にも数人が集まり、地声で切々とアピールを開始した。「私たちは戦争に反対です。集団的自衛権の行使は戦争の第一歩です。公明党の方は建物から出て来て、私たちの声を聞いて下さい」。数十mの距離を挿んで「解釈改憲、絶対反対!公明党は恥を知れ!集団的自衛権絶対反対!」と呼応する声が住宅街に響いた。公明党本部ビルの中から外の様子を見る人影があったが、建物の入り口はシャッターで閉ざされたままだった。

しばらくすると女性を含む警察官が多数駆けつけ、本部前にいた人々の強制排除が始まった。「これは市民の正当な訴えです。『平和の党の理念を守って下さい』と訴えています。警察の皆さんは、排除しないで下さい」という訴えも無視され、公園前に強引に引きずられていき、現場は一時騒然となった。

「暴力反対!戦争反対!憲法守れ!」の声が夜8時頃まで続いた。最後に、憲法9条の条文を参加者全員で読み上げた。「憲法9条『国の交戦権はこれを認めない』、集団的自衛権とは交戦権のことです。これを認めないと断言している以上、解釈の変えようがありません。公明党さん、集団的自衛権の行使容認なんてありえません!ご近所の皆さん、大変お騒がせしました。しかし今多少騒々しくても、戦争になって家族が犠牲になる悲しみを許すことはできません。ご理解を願います。ありがとうございました!NO WAR!」


Created by staff01. Last modified on 2014-06-26 14:12:10 Copyright: Default

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