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世界は「慰安婦」問題の解決を求めている!〜連帯集会に250人

5月31日、第12回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議〜世界は「慰安婦」問題の解決を求めている! が東京で開催され、会場満席の250名が参加しました。これまで日本政府に対し、「慰安婦」問題の事実を認め、責任を果たすよう要求してきたが、これ以上待つことはできない、解決を迫ろうと、東京で開催することになったとのこと。韓国との共同開催で行われました。 

韓国とインドネシアの被害者からの訴えの後、基調提案がありま した。日本側は、「河野談話」を発展させて被害者が受け入れられる解決を!という基調提案を行いました。その中で、「「河野談話」は、「募集、移送、管理等」が「本人の意思に反して行われた」ことを認め、「慰安所における生活」も「強制的な状況の下での痛ましいもの」だったと認めた。日本政府は、「河野談話」の守るべき点を生かしつつ、足りなかった点を補って、被害者が受け入れられる解決案を示すべきである」としています。

実行委員会の梁澄子さん(写真上)は、「日本軍「慰安婦」問題の解決には、心からの謝罪が必須だが、謝罪は、どのような言葉で詫びるかという問題ではなく、どのような加害行為をおこなったのかを加害国が深く認識し、それを国内的にも、国際的にも明確に表明し、その謝罪が真実であると信じられる措置が伴って初めて、真の謝罪として被害者たちに受け入れられる」と話しました。 

韓国側の基調報告(写真上)は、「国際連帯活動報告および国際社会に関わる経過」として、1990年代の始まりから、2000年以降の国際機関の決議と勧告履行を促す連帯が、豊富な写真などで紹介されました。報告した韓国挺身隊問題対策協議会の尹美香さんは、2012年に誕生した「ナビ(蝶)基金」や、被害者の歴史を記憶し、平和をつくるナビ運動などについて話し、「これからも皆さんと一緒に、あきらめない姿を見せてやりましょう」と結びました。 

第2部では、被害国からの報告として、台湾、フィリピン、韓国、中国、インドネシア、東ティモール、オランダから参加した方々の報告がありました。被害者は高齢となり、体調はすぐれないが、日本軍の不正行為に対して、抗議活動を続けていると話していました。「日本は、口先だけの反省ではなく、国家レベルでの法律の制定や歴史観の教育など具体的に反映したドイツに学ぶべき」という指摘もありました。

主催者の、第12回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議実行委員会では、6月2日(月)12:30〜13:00、衆議院第二議員会館前でスタンディング・デモを行い、14:00〜17:00衆議院第一議員会館大会議室で院内集会を行います。被害者の訴え、「提言」・証拠資料の提出があります。17:00〜17:30には、記者会見が行われます。(尾澤邦子)


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