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郵政非正規社員の『定年制』無効裁判第7回口頭弁論報告(丹羽良子)

4月10日13時15分から、東京地裁527号法廷で、「郵政非正規社員の『定年制』無効裁判」の第7回口頭弁論が開かれた。法廷の外は、入廷出来ない人で溢れた。

今回から3名の裁判官全員が交代したため、原告の意見陳述と代理人の更新意見陳述が行われた。原告の一人、千葉花見川支店に勤務していた向山さんは、以下のように陳述した。

「入社面接で体の続く限り働いてくださいと言われて入社した。会社の指示に従ってミスのないように懸命に頑張ってきた。新人には、正社員以上にきめ細かい指導をしてきた。平成22年の契約更新時、『65歳以上の人は、1年後から契約更新は出来なくなります』との話があったが、この時手渡された『期間雇用社員雇入労働条件通知書』の付表の下欄に『満65歳に達した以後においても会社が認める場合には雇用契約の更新を行うことがありますが、これについてはその時に個別にお伝えします』との文言があったので、集荷処理センター発足以来中心的役割を果たしてきた私は残るのではないかと思っていた。その後、会社からは何の説明もなく、突然、『年休を消化して下さい』と言われた。私の『65歳以上の人は契約更新しないとの話は100%ですか?私は残れるのですか?』との質問に対し、課長からは『上からの指示がなくて困っている。指示が来たらご連絡します』との話があったが、その後何の話もないまま、お盆で郷里に帰り休み開けに出社してみると、新人が採用され3人体制が出来上がっていた。

人を解雇するのであれば、該当者を1人1人呼んで、雇い止めをしなければならない理由、なぜその人は更新されないのかを説明し、納得を得る努力をすべきだ。時間は経過しても、平成23年9月の雇い止めに対する会社への怨念、悔しさ、怒りは、いささかも衰えることはありません。

弁論終了後、弁護士会館に移動し、報告集会が開かれた。(写真は報告集会)

次回第8回口頭弁論は、6月5日(水)13時10分、東京地裁527号法廷と決まった。多くの皆様の傍聴支援を、心からお願いいたします。


Created by staff01. Last modified on 2013-04-11 11:17:01 Copyright: Default

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