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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>    2013.3.15
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】催し物のご案内

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 【1】注目の記事

■「3・11」から2年(3) 東北復興の壁

●「津波太郎」から甦ってきた
岩手県・田老の新たな試練
野中 大樹

19兆円の復興予算は25兆円に増額され、「人々の命を守るため」に巨大防潮堤の建設が進められる。一方で、震災であらわになった歪みは放置され、そこに暮らす人々の苦悩は深まるばかり。震災から2年、復興のありかたを問う。

「どれだけ高い防潮堤であっても
津波はのりこえてくる」

「防潮堤? そりゃないよりは
あったほうがいいのだろうけれど、
人工的につくったものは自然には敵わないよ」


●第6次産業化が復興の要
女性の視点が漁業の活力に
岩手県漁業協同組合女性部連絡協議会会長
盛合敏子さんに聞く


●格闘する思想
〈東北〉を、フロンティアの地として
山内明美
ナビゲーター・本橋哲也

宮城県・南三陸町で代々つづく田んぼの一区画をもらい「こども百姓」をしたせいか、一九九三年の大凶作は骨身に沁みた。近代のコメの歴史に関する論文を書く研究者になってからも、〈東北〉の、百姓の、女たちの苛酷な現実に、時として言葉を失う(山内の考えてきた〈東北〉は、単に東北地方を意味しない)。大震災で、故郷は壊滅状態になった。が、いまもやはり〈東北〉を掘りつづける。あたり前に生きようとする力を仲立ちとして、未来を描くために。

深刻な自然災害や政治の失政に翻弄され、剥き出しのまま晒された〈生〉は、どうやって生きる姿を取り戻すのだろう。─『こども東北学』(山内明美著、イースト・プレス)



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 【2】編集長コラム

「憲法は権力を縛るものだ」ということは最近共通の認識になってきている。ではなぜ憲法は権力を縛るのか。それは古今東西で裏打ちされた共通の信念である「法」(議会でつくられる法ではない)の支配によって、人〈権力者〉による恣意的な統治を排除するためである。

 たとえばイングランドでは国王大権の下に行政と司法が一体化し恣意的な取り締まりを行なった。これに国民の不満は高まり、ついに議会によって廃止される。議会は王の恣意性を排除することで存在価値を高めた。日本国憲法の三権分立、二院制という仕組みは、もともと権力の恣意性を抑制するための仕組みであり「ねじれ」た問題ではない。

 今の日本の政治家が「法」〈憲法〉を無視した恣意的な権力の行使をしているとすれば、それは歴史的な教えにも逆らうものになる。議会が「法」〈憲法〉を安易に変える行為はもっともひどい権力の濫用となる。政治家の暴走を防ぐ最大の枠組みは、やはり今の憲法なのだと、あらためて思う。
(平井康嗣)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

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 【3】次号 936号予告

国家と教育
暴走する自民党の「懲罰」路線


東京・大阪 教員による不服従の闘い
教育が突破口の憲法改定
政治的行為で教職員は懲役刑も

ひそかに流行する 風疹の真実


堺市長の叛旗は橋下凋落の始まりか

北朝鮮休戦協定白紙宣言と対米関係

主権回復式典と沖縄

韓国人写真家の見た福島

イラク開戦10年(2)

NHK反原発アナウンサーの波紋



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 【4】近刊のご案内

★『無名人のひとりごと』
永 六輔著、1575円、四六判フランス装 288ページ 
ISBN978-4-906605-89─7 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2721

これぞ元祖つぶやき 

ここに、46年前から「つぶやき」をしていた男がいた! 
テレビやラジオの世界で最先端にいながら、揺るがぬ批判精神、機知に富んだ風刺、自虐ネタの数々……読みはじめたら止まらない、つぶやきの集大成。 

野坂昭如氏いうところの「これは一つの文学である」 1967年、46年前の原点「芸人その世界」も巻末に抄録。小沢昭一、渥美清、淀川長治、黒柳徹子……そして無名の人々の「ひとりごと」にいまこそ耳を傾けてみたい。

浅賀行雄画伯のイラストレーション45点も一挙掲載! 

高齢者たちよ、 イカレ、オコレ、そして笑ってしまえ
オヤジとか、おばさんとか呼ばれてしまう、すべてのひとたちに
いまこそ元気印のビタミン剤を! 

<目次より> 
まえがき  老いしい生活 
その1   ジジのつぶやき      後期高齢者から前期高齢者へ 
その2   テレビよテレビ嗚呼テレビ 有名人と無名人 
その3   政治アンポンタン 国という境界線 
その4   社会・芸能ひとりごと   ものづくりと芸能 
その5   東日本大震災       ひさしさんと「ガンバレ東北」 
特別付録 「芸人その世界」アンソロジー 『話の特集』1967〜69年 



★『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』
高須基仁著、定価1365円(税込)、A5判並製 180頁
ISBN978−4−906605−88−0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648

全員、嫌われ者。だから、面白いんだ。
嘗て「ヘアヌード写真集の仕掛人」とも言われた高須基仁。彼の交際範囲は広く、芸能人、レスラー、ボクサー、宗教家、左右の活動家、作家、漫画家、映画監督、AV女優、政治家など、枚挙にいとまない。

著者厳選の、一般メディアには登場しない人物との対話集。

〔13人のアウトサーダーたち〕
前田日明(「RINGS」CEO) 在日コリアンから帰化、いま「国」への思いを語る
朝堂院大覚(武道総本庁総裁) 朝青龍暴行疑惑、亀田問題、「怪人」が語った歴史の裏側
斎藤智恵子(浅草ロック座会長) 「浅草の女帝」の生き様と女の矜持
石井和義(K-1元プロデューサー) 出所から2年、総合格闘技ブームの火付け役が思うこと
柳美里(作家) 分断された朝鮮への思いと家族へのこだわり
川崎タツキ(元プロボクサー) 少年院、暴力団、薬物依存地獄を乗り越えたボクサー
戸川昌子(シャンソン歌手・小説家) 地獄をみてきた人間の強さ
杉浦和男(地下格闘技・KRUNCH創設者) 本物の“不良”の図太さとは
山本直樹(漫画家) 言葉の暴走の先に描くもの
ルミカ(シンガー) いじめをなくしたい──歌で広げた絆
秋田一恵(弁護士) 徹底的に被告に寄り添う
ごとう和(漫画家) 『6番めの虹』で原発事故を描く
黒岩安紀子(歌手・故団鬼六夫人) 左翼も右翼も泣かす歌い手



★70年代 〜 若者が「若者」だった時代
週刊金曜日編、 定価:1890円、四六判並製・400ページ
ISBN:  978-4-906605-87-3 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633

何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にしてこのように表現しがちだ。だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきたのだろうか。

現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。

いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。

《目次》
まえがき
座談会   平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇

1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」
たのだ 1970    鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する
 1970  田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970  高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望  1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋  1970 田
沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970〜71
 鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 
厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971〜75 
天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 
1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972  
平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972  
桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病  1973    
17 セブン−イレブンから始まった利便性の果てに  1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 
謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974  
辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神
 寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍 
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹
 1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高
 信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978〜79 村上 恭介

1970年代の出来事(年表)


★飲水思源
メディアの仕掛人(プロデューサー)、徳間康快
濁々併せ呑む夢の大プロデュサー
佐高信著、1575円、四六判上製・232ページ 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2615

徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……それぞれのエンターテインメン

トを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。
本誌好評連載の単行本化。


★『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」
500円
http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=2163

「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。

目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。

本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。

「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとってください。

<おもな内容>
首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要
求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり

二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   <鼎談>雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収

この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120−29−9625)かWEBサイト
(http://www.bookservice.jp/)
から注文できます。
*音訳版もあります。

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 【5】催し物のご案内


★東電取締役に責任を取らせるために
5.5兆円を被害賠償に!
1部:河合弘之/おしどりマコ&ケン
2部:パネルディスカッション
   海渡雄一/木村英昭/吉岡斉

日時:3月16日(土)14時〜16時半(開場13時半)
場所:東京都・渋谷商工会館2階大研修室
     (渋谷駅3分、渋谷郵便局裏)
参加費:1000円
問合せ:090−6183−3061(木村)
主催:東電株主代表訴訟/脱原発・東電株主運動
      ふぇみん婦人民主クラブ
協賛:『週刊金曜日』


★原発と向き合う──諸外国から見た日本
講演:村田光平(元外務官僚・元駐スイス大使)

日時:3月23日(土)15時(14時半開場)
場所:さいたま市文化センター4F多目的ホール
  (JR南浦和駅7分)
参加費:1000円(予約700円)
問合せ・予約:090−7702−4939(野田) 
              080−3433−7146(向井)
主催:みんなで決めよう「原発」国民投票 埼玉
協賛:『週刊金曜日』


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