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LNJ Logo 【大飯原発再稼働阻止行動に対する弾圧】第二回公判が:福井地裁で始まる
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駐車場には4台の機動隊車が待機し、入り口では入念な手荷物検査ーー。 1月10日(木)福井地裁第一号法定に於いて、Kさんの第二回公判が開かれた。

Kさんは、2012年4月福井県大飯郡大島に出現した「原発再稼働反対監視テント」の中心的人物であり、2012年6月30日午後3時30から7月2日未明にかけて再稼働を阻止すべく大飯原発ゲート前を封鎖した、いわゆる「オキュパイ大飯」行動で、誰よりも勇敢に身体を張り、最前線で闘い続けた仲間だ。

そのKさんが、再稼働阻止行動から3ヶ月近く経った9月20日、器物破損などの容疑で逮捕、のちに起訴された。 昨年12月7日の初公判でKさんは、「福島の事故も収束していないというのに、原発を再稼働する。そのおかしさ、権力による暴力に対し、我々は立ち上がったのだ」と宣言。傍聴席からは賛同と感動の拍手がわき起こった。

1月10日の第二回公判では、検察側の証人として5人の警察官が出廷。 動画「オキュパイ大飯の真実〜市民が占拠した36時間に何があったのか〜」 http://www.youtube.com/watch?v=Am6nvN0nei4

を撮影・編集し、YouTubeにアップしたOnenessTVの金子譲氏宅を10月1日に家宅捜索した件、その際に押収したPCやHD、SDカードなどのデータはすべて消去されていたが警察によって復元した件、ゲート前の模様を映していた関電の監視カメラの動画、警備員がスマートフォンで撮影していた画像、YouTubeにアップされている動画(撮影者不明)についてなど、証人尋問と反対尋問が繰り返され、13時10分の開廷から20分間の休憩を挟み、16時30分まで、3時間にわたる公判となった。

反対尋問では、Kさん自ら証人に鋭い質問を浴びせ、動画からプリントアウトした画像が加工されていないか、押収してからデータの解析がなされるまでの間、電磁記憶機器はどのように保管されていたのか、改ざんの余地はなかったかなど、詳細に詰め寄っていく。また、8月末に小浜署に派遣された証人に対しては、「捜査がうまくいかないからといって、いまになって派遣しやがって…とは思いませんでしたか?」と、ニヤリとしながらの変化球を投げる場面も。Kさんらしさの健在ぶりに、大阪、福井、名古屋、静岡、東京から傍聴に駆けつけた22人の仲間は、どっと笑いに沸いた。

次回公判は、1月22日。 一日も早く無罪を勝ち取り、テントで祝杯をあげるために、いま自分にできることーー。 自信を漲らせ、堂々と裁判に立ち向かうKさんの姿は、仲間への大切なメッセージを発している。 ぜひ、傍聴へご参加ください。

公判予定や傍聴記、カンパでの支援などは、「大飯弾圧救援」をご参照ください。 http://oikyuen.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

(写真は福井地方裁判所)

(報告 原発再稼働反対監視テント/大飯弾圧救援 MK)

<関連ブログ>

「関西大弾圧救援会」 http://blog.goo.ne.jp/kansai-dan

「関西大弾圧救援会◯東京の会」 http://ameblo.jp/kansai-tokyo-kyuen/


Created by JohnnyH. Last modified on 2013-01-12 00:13:55 Copyright: Default

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