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キムジンスクさん 命がけのクレーン籠城語る〜笑いと感動ひろがる会場

「警察がクレーンに上がってきたら、飛び降りる覚悟だった。危険な目に何度もあった。でも309日間やり続け、生きて降りて来られたのは、食事を毎日運んでくれたファンイラさん、そして応援してくれた全国・全世界の人々のおかげだった」。12月2日、東京・文京シビックスカイホールで、韓進重工業クレーン籠城闘争(2011年)で整理解雇撤回を勝ちとったキムジンスクさん(53歳/写真右)は語った。会場は150人の人で満席となった。籠城のエピソードにしばしば笑いが起きた。「排泄物のことは皆さん関心があるでしょう。でも排泄物は人間がつくる強力な“武器”でもあるのです」。「暇つぶしにとスマホが届けられました。いじったこともありませんでした。でもツイッターでつぶやき始めたら、どんどん運動が普通の人たちに広がっていきました。このコミニュケーションは心の支えにもなりました。マスコミが無視するなかで、ツイッターがなかったら勝てなかったでしょう」。(M)

ユースト録画

↓キムジンスク講演会は、数日前に自死した韓進重工業の組合員への黙祷からはじまった

↓会場をうめた人々

↓笑いが絶えないキムジンスクさんの話

↓キムジンスクさんをたった一人で支えたファンイラさん。「私は活動家ではなかったです。でもキムジンスクさんから社会の見方、生き方を教えられました。一度、組合の仲間が彼女を殺すわけにはいかないからクレーンから引き下ろそうという話がありました。私は一人徹底して反対しました。彼女の命は助かってもその後、精神を維持して生きていけたでしょうか。私はあの時、反対したことはいまでも正しかったと思っています」


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