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3.10「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」集会&デモに1400名が結集!

3月10日(日)川崎の平和公園において、午前11時から始められた「原発ゼロへのカウントダウン in かわさき」に、1400名もの仲間が集まりました。主催は、超党派的に結成された同実行委員会。各市民団体がそれぞれの趣向をこらしたブースを出し、原発民衆法廷、脱原発かわさき市民、リニア新幹線を考える会、鈴木かずえさん(グリーンピース)を招いたNNAA、被災地を支援する宮前区民の会、川崎医療生協、福島の物産販売をした桜本商店街、新婦人、原発核燃とめよう会、中原区原水協、川崎公害病患者の会、そして電気代一時不払いプロジェクトなど21個のテントが並びました。

12時からの「文化行事」は「廃炉」の歌からスタートし、和太鼓で終り、13時からは共同代表の川口洋一さん(学習院女子大名誉教授)の挨拶に続き、スペシャルゲスト2人の発言。金融機関のトップとして「脱原発宣言」をした吉原毅さん(城南信用金庫・写真下)、「原発新設のために土地は売らない」と30年以上も闘い続けている小笠原厚子さん(青森県大間町あさこはうす)が、それぞれの熱い想いを語り、会場からは大きな拍手が湧きました。

また、吉原さんから、加藤寛著「日本再生最終勧告−原発即時ゼロで未来を拓く」(ビジネス社)が紹介されると、驚きの声があがりました。その後は3分間のリレートークで、福島からの避難者、福島のこどもを見守るサマースクール、福島原発訴訟、電気代不払い、川崎のごみの焼却灰、イ・デスさん(韓国グリーンパーティ準備会)の連帯メッセージ、そして母親の呼びかけがあり、それぞれの実践・問題意識が語られました。

集会の最後はアピール文の採択です。この中には、城南信用金庫の吉原さんが触れられたように、川崎で毎日出るゴミの焼却灰が東京湾の埋め立てに使われる危険性について具体的に記されています。アピール文の最後は、「私たちはこの川崎の地から原発ゼロの声を上げていきます。そして、思いをひとつにする日本各地、世界中の人々と共に、未来ある子どもたちのために、原発のない健やかで平和な世界を創っていきます」という言葉で結ばれています。

その後、参加者は1キロに及びデモの隊列を組み、平和公園を出発して元住吉の商店街を通って、武蔵小杉の駅近くで流れ解散するまで、原発をなくすこと、子どもを守ること、原発輸出をさせないことなどを訴えました。

その後、30名もの人たちは東京の官邸前での集会に駆けつける一方、中原市民会館では40名もの参加者によって、わざわざ青森の大間から北海道の嵐の予想一日前に川崎に来られた、小笠原さんを囲んでの懇談会が持たれました(写真下)。そこでは小笠原さんのお母さんがどのような思いで大間原発に反対し、「あさこはうす」を建てようとしたのか、その長い孤独な闘いのあとを受けて、小笠原厚子さんは「あさこはうす」を守り、新しく世界の子どもの遊び場にしたいという壮大な夢を語られました。

【集会アピール】http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64282419.html
【公式Web】http://www.genpatsu-zero.com/
【詳細】http://www.oklos-che.com/2013/03/in_11.html

「原発ゼロへ中原に1500人」(『東京新聞』神奈川版)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130311/CK2013031102000125.html

「遺言は原発ゼロ処方箋 故加藤寛氏の著書あす出版」(『東京新聞』経済面)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013030802000118.html

報告:佐藤和之(佼成学園教職員組合)


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