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LNJ Logo 報告 : JR不採用問題は終わっていない!1.26スタート集会
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JR不採用問題で国会マラソン・ハンスト〜約束不履行の責任を追及したい

JR不採用で解雇された1047名の一人・元国労北見闘争団の中野勇人さん(写真)が、1月27日から2月16日まで国会マラソンを行うことになった。前日の26日に東京・弁護士会館でスタート集会が、「3人を応援する会」(JR不採用問題は終わっていない!元国労闘争団3人を応援する会)主催で開かれた。

狭い会議室には約40人がつめかけ、熱気のある集いとなった。冒頭、呼びかけ人の一人である萩尾健太弁護士が経過を述べた。「今回の政治解決は、はしごをはずされたような解決だった。これでいいのだろうかと思っていた。中野さんが再び走るというので、応援しようと思った。国交省へ申し入れを行う予定だが、事前にアポを入れたところ『もうこれは終わったことなので受けとりはできない』という拒否回答だった。しかし私たちはあきらめない。JR各社にも雇用要請を突きつけ、政府・JRの責任を追及していきたい」

続いて大口弁護士の趣意書説明のあと、当事者が決意を述べた。ハンストに入る佐久間忠夫さん(写真下)は「私は80歳だから雇用は無理だが、中野ら若い人に一人でもいいからJR採用させたい。『納得できなければ行動を起こす』ことがとても大事。そのことを伝えていきたい」と語った。

中野さんは、「JR不採用問題は『政治解決』したが、私たちがそれに応じたのは国交大臣がJR各社に真摯に採用を申しいれると約束したから。しかし実際には何もやらず雇用はゼロだった。このまま終わると『結局金で終わる。職場復帰はない』という流れがつくられてしまう。一人でもできることと思い、再び国会マラソンで訴えることにした。『約束を守らないと運動が続く』ということを政府に突きつけたい」と語った。

いいだしっぺの一人・猪俣正秀さん(佐賀闘争団)はこの日は参加できなかったが、「闘いの火種を継承したい」という決意表明の文書が読み上げられた。猪俣さんは30日に上京してくる。

国会マラソンとハンストは、27日午前9時から開始。中野さんは、毎日50キロ(国会38周)を回り、2月16日(1987年に解雇通告された日)までの約3週間で1047キロを走る。佐久間さんと猪俣さんは交代で、5日間のハンストを2回行う。また1月30日には、国交省に対して要請行動を行う予定だ。すでに支援の声も起きていて、国会マラソンを伴走する申し出もある。

中野さんは、「経産省テントの脱原発運動とも気持ちをつなげていきたい」としてエールの交換もしていく。国会前・経産省前は市民・労働者の怒りの場として拡がっていきそうだ。(松原)


Created by staff01. Last modified on 2012-01-27 11:54:16 Copyright: Default

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