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群馬県警の元警部補・大河原宗平さん判決の裏に隠されたDV被害_

大河原氏は話してくれた。 群馬県警が握りつぶしたDV被害とでっちあげ逮捕の真相_

2011年5月9日、大河原宗平氏の免職取り消し訴訟は棄却され、判決は原告敗訴の形になった。

その同日、同じ裁判官により、大河原氏の知人女性のプライバシー侵害の判決が降りた。 大河原氏の知人女性(Aさん)が訴えた相手は県と大手貸しアパート会社レオパレス21。 内容はこのAさんが03年9月、当時アパートに暮らしていた時の生年月日や勤務先など賃貸契約書に記入された個人情報をレオパレス側が本人に無断で県警に提供した事への損害賠償請求だった。 レオパレス21に『五万円』の支払を命じる判決が下された。 県への請求は却下。 (判決内容は下記参照の事)

住んでいるアパートの貸し手が、借り手女性の個人情報を何の断りもなく、第三者に契約書の個人情報を渡す_よく考えれば、恐ろしい事である。 おちおちアパートにも暮らせない。 知らない誰かに個人情報がダタ漏れしてるかも知れない。 『いや、相手は県警なので、ダダ漏れではない』と誰かは考えるかもしれない。 しかし、この訴訟人の女性は犯罪者でも何でも無く、ただ夫のDV被害から逃れて、この大手の貸しアパート会社に住まいを求めただけだったのである。 個人情報を右から左へ渡して良いものだろうか。

何故そんな事を群馬県警は貸しアパート業者に依頼したのだろうか。 レオパレス側も犯罪捜査以外の使用目的であるのに、個人情報を簡単に警察に渡すという事はあまりにも杜撰な顧客情報の管理ではないか?見過ごせない。

大河原氏ご本人に直接話しを聞く事が出来た。

語るにつれ、聞くにつれて、アパート不動産会社と警察の天下りとの癒着、親身にDV被害者の為に走り廻っていた大河原氏をスキャンダルの濡れ衣を被せて処分しようとした県警側の手口が見えて来る。

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『謎その1 警察とレオパレスの相互関係』

何故レオパレスはDV被害者の個人情報、借り主契約書を県警に言われるまま提出したのか? 以下質問者(私)回答者大河原氏(大)

私『レオパレスはどうして県警に書類を提出するんですか?』

大『俺と知り合いのその人(Aさん)が旦那から逃げてそのアパートに住んでいたんですが県警は俺が女を囲う為にそこを借りていたと思っていたみたいですよ。』

私『あ、そういう事ですか!その個人情報とは、借り主契約書みたいな物ですか?』 大『契約書ですね、女を囲う為に借りたと、つまり俺がそのAさんと同棲する為に住まわせていたと思ったみたいです私の契約であるか、と聞いたみたいです(県警が)でも大河原の名前では借りていなかったですから』

私『凄い妄想ですね、愛の世界みたいな』 大『そうですね、ふふふ』 私『DV被害者の情報をどうして県警がと思いました』 大『私の契約であるかと聞いたみたいです』 大『県警は俺が借りてると思っていたんです。俺がその女と同棲する為にアパートを借りたと思っていたみたいです。』

私『犯罪も犯してない人の個人情報を出すって問題じゃないですか?恐ろしくて住めないですよね若い女性とか』

大『そうですね』 私『何度考えても、このAさんの裁判内容が解らないですね』

大『警察は指名手配の人間を見つける為に犯罪者が何処に住んでるか見つける為に巡回連絡と言って個別訪問するんですが、最近は個人情報を警察に言うのが嫌がる人が増えたんですよ』 私『はい』 大『それでアパート対策というんでアパート対策班みたいなのがいてアパートを転々される人や兎に角人の流れを把握する為に大東健宅とか大手のアパート不動産会社のそういう所に公安係でアパート対策班みたいなのが当たるんですよ』 私『過激派のアジト探しみたいな感じですか』 大『そうそう過激派に借りられては管理者も困るでしょうと、現場行かないで大本に出すんです照会を。群馬県警がレオパレスの本社じゃないですか?(Aさんの事を)照会かけた』

私『貸し手の情報ですね』 大『警視庁の職員だった奴がそういうポストに天下りしているんです』 私『どういうポストですか?』 大『警察から要請があったアパートの借り主情報を照会する係です。警察から天下りで行って、警察からの借り手の個人情報照会の要請にはその元警察官が対応する』 私『そういうセクションに警察からの天下りの人が入るんですね』 大『あとヤクザとか入った場合困るんでそういう警察勤務時代のやくざ担当の人を置く』 私『一社に一人居ると助かる訳ですね』 大『ボディーガード役に雇う訳です』 私『だから警察からの照会があれば、簡単に出す訳ですね?借り主、契約者は勿論、被害者女性だった訳ですよね、濡れ衣で個人情報を出された訳ですね』 大『そうです』 私『うーん問題ですね、これは』 大『俺の裁判にこの人の書類で大河原と一緒に住んでるのはこの女性でここに大河原が住んでいたんだというレオパレスからの聞き取り書を出して来たんです』

大『個人情報で保護されてるのになんで、と裁判してもらう事を思いついた』 私『そうだったんですね、それで、同じ時期の裁判だったんですか』 __________________________

『謎その2 何故警察は今までDV被害者に冷たかったのか?』

私『加害者から守る為にそのレオパレスのアパートに出入りしていましたか?』 大『ウーンたまには』 私『たまにはですね?DV加害者は夜中に来たりするでしょうから時々行かないと』 大『俺はこういうDV被害者を一杯知ってる吉井町(交番)で逃げろとか離婚して出ろとかいくつも相談を受けていた見回りも現実に私的な時間に行っていました』

私『大河原さんとしては沢山あった中の一つの状況把握をしに行った事をまるでいつも居てAさんと同棲してるように言われた訳ですよね』 大『そうです』 私『はぁー』 大『なんとしても俺をこのAさんと不倫しているという事を材料にして処分したかったんです』 私『不倫をしているというのが処分の口実でしたからね行動監視の理由もそれでしたしね』 私『大河原さんはDV被害者の為にあちこち回っていたわけですね?あそこ、あそこという風に。でもこのAさんしかやってないように報道されていますね?やっと今事情が解りました』

大『(DV被害者達は)皆、怒らないんですよ。うんと精神的に参ってるんです。裁判に出てくれとは言えないんですよ』 私『痛めつけられていて?』

大『そうですね隠れて住んでいて電気も付けられないんです。闇の中で生活しているそういう人の所へ行って励ましに行ったりしていました。そういう事例は一杯あるんです』 私『DV被害の事を県警が取り合わなかったと言う事も問題ですよね、それも纏めて、隠したくて、不倫をでっちあげたんですね』』 大『そうです、このAさんははDV被害相談に行ってるのを県警は来てないと言う』 私『・・・・・』 大『相談を受けて酷い怪我だったので(届けしなきゃだめだと言って)DV保護法の保護命令を裁判所に申請するのに警察か女性相談所へ相談に行った事実がないとだめなんですDVの裏付けがないと出さないんです』 私『・・・・・』

大『男女相談参画だか 県の婦人相談所、県庁とは別の所(これは警察に行きなさい)と言われたと相談受けたので(藤岡警察に行っても駄目だったのに相談所に行ったら警察へ)と言われたと言うのでよし、俺が言ってやると(被害届けを)受けなかったら俺が電話変わってやると』 私『頼りになりますね、誰よりも警察官だ』 大『ところがAさんが警察に電話すると、(夫婦の問題なんか犬も食わない、受けやしねぇや!)と、こうです』 私『ええー!本当ですか』 大『変わって電話口で怒鳴ると(おめぇ誰だよ)俺は免職になってる大河原だ(あっ大河原か)』 私『お知り合いでしたか』 大『藤岡警察の人です、先輩ですよ。俺は電話口で言ったんですよ。もっと温厚な人かと思ったけど、凄い事、随分酷い事を言うんだねぇ』 私『市民に対する言葉ではありませんね』 大『電話口から聞こえましたからもうほんと上の人がいる所ではへえへえ言うし 証人尋問で読んだけど警察に不利な事は言わなかった』 私『つい最近まで民事不介入だったんですよね、DVって言っても暴力は暴力ですよね』 大『そうですよ吉井町(交番)でも旦那さんに女性で頭を坊主にされてた事もありました帽子被って顔を腫らして』 私『うわー外に出られませんね』 大『俺は交番だから最終事件処理できなかったけど、刑事課に引き継いだら奥さんに被害届けを取り下げさせたんです。奥さんも知的に弱い、問題がある人だったそういう人が一番可愛そうな人なんです。一番弱い立場の人』

私『大河原さんが知ってる被害の実例ですね、奥さんが旦那さんに丸坊主にされて顔を殴られて被害を大河原さんが取り付けたのに本署に行かせたら被害届けを警察署は取り下げさせちゃった』

私『どうしてDV に警察は冷いんですか?女性が自分から被害を申告したら捜査が出来きないから、捜査費用の裏金が出ないからですか?』 大『そうです届けは件数にならないから自分が見つけて来た事件じゃないと手柄にならないから』 私『警察官は弱い人を守るとか神聖な物であってほしいですが』

大『入った途端から上の人の命令を聞くように教育されるんですそういう社会教官の言う事聞いて気をつけ、礼、前へ進め、問題試験も教官が出したものだけを勉強する』 私『はぁーそうですか』

大『科目はあっても刑法の時間とか主要な刑法の成り立ちの総論を教えて 刑法と違う教官の得意な分野を教えるんですよ。』 私『試験問題が決まってしまって、その教官の自分のなつく部下が増えますね。自分の色の部下になって行きますよね。』 大『そう、交通課か、刑事課か、その実績を上の人の指示した事の実績を上げて行かないと・・・被害届の処理は喜ばれないんです。自分が解明した事件じゃないから喜ばれないんです』

私『でもDVは家族に相談したら家族にも被害が来るかも知れないし、柔道だって剣道だって出来るお巡りさんにこそ来て欲しいと女性は思いますよね』

大『我々がこういう裁判やるようになったのでDVの保護を何件やったか統計取るようになったみたいですよ。』 私『そうでしたか・・・』

1時間話して頂く内に、見えて来た裏金内部告発した大河原氏への卑劣な罠の手口。 そして天下り警察と大手不動産会社との組織化されて管理されている借り主者の個人情報。 テレビニュースが、メディアが何故中々このでっち上げ逮捕事件を取り上げないのか それもハッキリと解って来た。 大量に流れるレオパレス21のCMを見る度にこの大河原氏の冤罪逮捕と握りつぶされたDV被害を思い出して頂ければ幸いです。

またこの下記の裁判内容もご理解頂ければ何よりです。

大河原さん長い時間有り難うございました。 次回は『群馬県警・元警部補大河原宗平さんが語る<機動隊と右翼、裏金の実態> 』です。 <何故街宣車は逮捕されないのか>をテーマにお話を聞くつもりです。

写真は支援会で挨拶する群馬県警の元・警部補、大河原宗平さん。

※大河原氏は<裏金>を内部告発したとして群馬県警に冤罪逮捕され、懲戒免職となり、現在免職取り消し訴訟を高裁に控訴している。

※賃貸アパート大手「レオパレス21」(本社・東京)が、個人情報を県警に無断で提供したのはプライバシーの侵害にあたるとして、 大河原宗平氏の知人女性(63)が同社と県を相手取り、1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁(西口元裁判長)は9日、 レオパレス21に5万円を支払うよう命じた。県への請求は棄却した。 判決によると、レオパレス21は03年9月、当時アパートに暮らしていた女性の生年月日や勤務先など賃貸契約書に記入された個人情報を県警に提供した。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110511ddlk10040176000c.html

記事の拡散、転載を希望歓迎致します。 青山真澄  2011 6 2


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