報告 : たそがれの経産省キャンドル包囲・人間の鎖アクション | |||||||
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11月11日「たそがれの経産省キャンドル包囲・人間の鎖アクション」に参加した。 反原発・脱原発運動の盛りあがりに比例して、不当な妨害や弾圧も激しさを増している。福島の女性たちが、全国の女性たちが座り込んだ場所に右翼が押しかけ、一体となった警察の介入がエスカレートしている。 私はその情報に矢も楯もたまらなくなり、ようやく現地に駆けつけることができた。初日の座り込み以来2度目。仕事を理由にさぼりすぎた反省も込めて。 駅の階段を駆け上がると、集まった人々は宣伝カーからの発言に耳を傾けていた。色とりどりの傘の隙間から、ようやく車体上部が見えた。マイクを握っているのは俳優の山本太郎さんのようだ。続いておなじみ制服向上委員会の歌が始まった。 東京メトロ・霞が関駅の出入り口付近では、特に警官による規制が目立つ。退庁の通勤者を通させることを口実にして、やかましい警告を繰り返している。「立ち止まらず歩いてください」。ヒステリックな指示は、行動参加者と非参加者を分断する常とう手段である。正当な表現活動を迷惑だと思わせ、敵意を煽っているのだ。 そんな警備陣の努力も空しく、参加者は増え続けた。やがて圧倒的な包囲の輪が形成された。傘を差し、カッパを着て、ゼッケンを首から垂らし、横断幕を広げ、キャンドルを持ち、楽器を打ち鳴らした。 寒さのなかで立ち続ける人々の表情は明るく、あちこちで連帯の会話が交わされていた。つないだ手はしっかりと握られ、かけ声とともに高々と掲げられた。 「原発はいらない」−−1300人の叫びが、冷たい雨をはね返した。省内から漏れる光が、参加者の固い決意を照らしていた。(報道部・Y) Created by staff01. Last modified on 2011-11-11 23:10:22 Copyright: Default |