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生かそう憲法!輝け9条院内集会に120名

国会開会日の1月24日、衆議院第1議員会館内で「生かそう憲法!輝け9条!院内集会」が開催された。(主催、2011年5・3憲法集会実行委員会)

この集会は国会開会日に毎回必ず開催され、憲法改悪を許さないプレッシャーを院内にかける重要な役割を果たしている。

憲法改悪は、改憲手続法が昨年5月に施行されてはいるもののその実行機関である憲法審査会の始動を現段階では許していない。しかし菅政権はさまざまな形で、しかも露骨に憲法改悪への道を歩み始めていることが集会の中で明らかにされた。

 ひとつは日米安保体制の強化である。菅政権は、公海上でも自衛隊の米軍に対して洋上補給できるよう「周辺事態法」をこの秋にも改悪させる準備をしている。(日本共産党、市田忠義参議院議員の報告・写真上)また3月ごろには菅首相が訪米し、日米軍事同盟を強化する文書が交わされる可能性がある。(5・3憲法集会実行員会、高田健さんの報告・写真下)

 ふたつめは、沖縄である。周知のように沖縄県東村高江ではヘリパッド建設に向け工事強行の動きが露骨化している。それは、すぐそばの辺野古基地建設と連動した動きなのである。(山内徳信参議院議員の報告・写真下)

 そして私たちのすぐ目の前でも憲法改悪は動き出しているという発言も出された。「つくる会」系の教科書検定、採択の動きであり、卒業式シーズンでの「日の丸・君が代」の強制である。子どもと教科書全国ネット21の俵義文さんは、「少なくとも公立校での『つくる会』系の教科書採択はゼロを勝ち取る」と発言、平和を実現するキリスト者ネットの城倉啓さんは、「学校現場では教員が完全に権利を奪われている。しかし、学校の主人公には子どももいるし親もいる。物言える社会にしていかなければならない」と発言した。

 それぞれの立場での闘いを、憲法改悪阻止の1点に集約し今年の5・3憲法集会に束ねていく決意を固めた院内集会であった。(湯本雅典)


Created by staff01. Last modified on 2011-01-25 01:00:37 Copyright: Default

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