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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップロードをご報告するとと もに、今週の注目トピックスをお知らせしています。 ツイッターでもお知らせ しています →ID democracynowjp 8月の対訳ニュースレターを発行しました: パレスチナの桂冠詩人 マフムード・ダルウィーシュ (2008年8月11日放送) パレスチナを代表する詩人、マフムード・ダルウィーシュが亡くなってから2年 がたちました。詩が文学の、そして文化の中心であるアラブ世界でダルウィー シュの詩はあまねく知られ、愛されています。1942年にダルウィーシュが生まれ た村は彼が6歳の時、イスラエル軍に占領され破壊されました。一家はレバノン に難を逃れましたが、後にダルウィーシュは故郷に近い村に戻り、いてはならな い「滞留不在者」になりました。ダルウィーシュは生涯を通してパレスチナの 「抵抗の詩人」でしたが、作品はギリシャ悲劇でほろぼされたトロイ人やほかの 先住民の悲劇をも含みこみ、深い普遍性に満ちた世界の文学へと昇華されまし た。ゴダールの映画の中でダルウィーシュは以下のようなことを述べています。 「私は不在者の名において語ろうと思った。トロイ戦争で語り部となる詩人をも たず滅ぼされたトロイの語り部になろうとした。犠牲者の声を語ったのは勝者ギ リシャの詩人エウリピデスだった。創造性や人間らしさは、勝利よりも敗北の中 に現れる」。心臓の大手術による死にいたるまで、たゆまず枯れることなく、新 しい自分・新しい言葉を追い求めたダルウィーシュ。いたましいまでに美しくみ ずみずしいことばをつむぎ続けた詩人でした。(大竹秀子) *ファーディ・ジューダ(Fady Joudah) ヒューストン在住のパレスチナ系ア メリカ人の医師、詩人、翻訳家。詩集Earth in the Attic(『屋根裏の土』)は 文学賞を受賞した。ダルウィーシュの近作The Butterfly’s Burden(『蝶の重 荷』)を英訳した。 *シナン・アントゥーン(Sinan Antoon)イラク人の詩人、翻訳家、映画作家。現 在ニューヨーク大学でアラブ文学を教えている。2003年に発表された詩集 Unfortunately, It Was Paradise(『残念ながらそれが天国だった』)を始め、 ダルウィーシュの詩を多数翻訳した。アントゥーン自身も昨年、英語で書かれた 詩集Baghdad Blues(『バグダッド・ブルース』)を出版しており、『イラク・ ラプソディ』という小説も発表している。 字幕付き動画: http://democracynow.jp/submov/20080811-1 対訳ニュースレターのお申込みは、こちらへ→ http://democracynow.jp/newsletter 新着ストリーミング ******************************************** 2010.04.12-2 ウィキリークスのイラク民間人爆撃ビデオ 米兵の行動は訓練どおり ******************************************* ウィキリークスに漏洩された米軍所蔵のビデオには、2007年バグダッド郊外で米 軍ヘリが民間人を襲撃し12人を殺害した現場が映っています。犠牲者の中にはロ イター社の職員もいましたが、肩からカメラ機材を下げていただけで武装してい ると疑われ、明らかに丸腰だった周囲の人々とともに爆撃を受けました。たまた ま現場を通りかかり、道に倒れている負傷者を救出しようとしたトラックも爆撃 され、運転手は死亡、乗っていた彼の子供2人も大ケガをしました。ヘリコプ ターの兵士たちと地上部隊との交信も記録されていますが、そこにはイラク民間 人を人間とみなしていない冷酷な会話が聞き取れます。この衝撃的な映像がネッ トに流れると、兵士たちの行為を犯罪だと非難する声があがりましたが、その一 方で、軍事的な見地からすれば兵士たちの行為はごくあたりまえの戦闘行為であ るとするシニカルな評価もあります。つづきはこちら → http: //democracynow.jp/submov/20100412-2 (動画22分) ゲスト: **ジョッシュ・スティーバー(Josh Stieber)良心的兵役拒否者として除隊した 反戦イラク帰還兵の会(IVAW)のメンバー。2007年バグダッドで起きた米軍ヘリ による民間人爆殺事件を起こした元ブラボー2-16部隊に所属していた。 字幕翻訳:桜井まり子/校正・全体監修:中野真紀子 新着ストリーミング ******************************************** 2010.04.12-2 105000個のタトゥー:見える死者と見えない死者を身体に刻む ******************************************* 米国の侵攻から7年が経ち、イラクの戦没者数は公式発表で10万人、実際には 100万を超えると推測されています。しかしイラク人の死は米国では話題にのぼ らず、死者の数は見えません。イラク系米国人アーティストのワファー・ビラー ルは、膨大な数の「見えない」イラク人死者を作品で表現しようとしました。 ニューヨークのエリザベス財団美術館で3月8日に24時間のライブパフォーマンス を行い、自らの背中に、イラクでの死者を表す刺青を彫ります。米軍の死者5千 人を表す斑点の下には、特殊インクで彫り込まれたラク人死者を表す10万個の斑 点が描かれます。この10万個は普段は見えず、紫外線をあてた時にだけ浮かび上 がります。 つづきはこちら → http://democracynow.jp/submov/20100309-2 (動画22分) ゲスト *ワファー・ビラール(Wafaa Bilal)イラク生まれの米国人アーティスト。 Shoot an Iraqi: Life, Art and Resistance Under the Gun(『イラク人を撃て 銃口の下での生活、芸術、抵抗』)の著者。 字幕翻訳:田中恵子/校正・全体監修:中野真紀子 新着ストリーミング ******************************************** 2010.05.11-2 「ギリシャの民衆は欧州全体のために闘っている」タリク・アリ ******************************************* ギリシャの債務危機がユーロ圏に拡大するのを防ぐため、欧州連合(EU)と国際 通貨基金(IMF)は救済措置に合意し、1兆ドル近い予算を組みました。これを歓 迎して世界の株式市場は上昇しましたが、IMFとEUの融資はギリシャが財政緊縮 作を取ることが条件です。ギリシャ政府は年金制度の大幅見直しを決定しました が、国内の2大労組が反発し、5月第2週には10万人がデモに参加し、24時間のゼ ネストが決行されました。金融業界は温存し、労働者や国民大衆だけを犠牲にし た経済の立て直しをはかるリストラ政策は不当なものですが、不当なだけなく経 済的な合理性もないと経済政策研究所のマーク・ワイスブロットは主張します。 緊縮政策はギリシャ経済をさらに悪化させるからです。しかも、意図的に悪化さ せるのです。 つづきはこちら → http://democracynow.jp/submov/20100511-2 (動画14分) ゲスト *タリク・アリ(Tariq Ali)イギリスで活躍するパキスタン出身の作家、政治評 論家。政治評論や歴史の分野で20冊以上の著書があり、小説や戯曲や映画脚本な ども手がけている。『ニューレフトレビュー』の編集者の一人。最新の小説 Night of the Golden Butterflyはイスラム4部作の最終作。 *マーク・ワイスブロット(Mark Weisbrot) 経済政策調査研究所の共同責任 者。ロンドンのガーディアン紙にギリシャの状況について寄稿した。近刊書は The European Union’s Dangerous Game(『欧州共同体の危険なゲーム』) 全体構成:中野真紀子 ********************************************************************* 今週の お勧めトピックス(英語のみ) ********************************************************************* ● 「ミシシッピ・バーニング」の殺害から40余年 公民権運動家3人の遺族に正 義はいまだ訪れず http://www.democracynow.org/2010/8/13/after_over_four_decades_justice_still 米司法省が公民権運動時代に起きた未解決殺人事件の捜査のほぼ半数近くを終結 させると発表しました。ここで新しいドキュメンタリー映画 Neshoba: The Price of Freedom(『ネショバ郡:自由の値段』)が取り上げている、1964年の 3人の公民権運動家たち、ジェイムズ・チェイニー、アンドルー・グッドマン、 マイケル・シュワーナーの殺害事件を振り返ってみましょう。この殺害と事件隠 蔽には数十人の白人たちが関与していると信じられているのですが、現在、刑務 所に入っているのはエドガー・レイ・キルンという名のバプティスト教会の牧師 ただ1人。事件被疑者のうち4人がいまも存命中です。Neshoba から一部を紹介し つつ、共同監督の1人ミッキー・ディコフに話を聞きます。また犠牲者2人の兄弟 ベン・チェイニーとデイビッド・グッドマンにも登場してもらいます。さらに過 去20年にわたり未解決の公民権運動関連殺害事件を調査している地元ミシシッピ のクラリオン・レッジャー紙記者で受賞歴もあるジェリー・ミッチェル、新著 Freedom Summer: The Savage Season that Made Mississippi Burn and Made Ame rica a Democracy(自由の夏:ミシシッピを燃え上がらせアメリカに民主主 義をもたらした獰猛な季節)を上梓したブルース・ワトソンにも話を聞きましょう ● ギブズの進歩派批判と指摘されたオバマ政権のブッシュ政策法制化 http://www.democracynow.org/2010/8/12/as_gibbs_attacks_progressive_critics_aclu ホワイトハウスのロバート・ギブズ報道官は進歩派がオバマの政策をジョージ・ W・ブッシュの政策になぞらえることを非難していますが、番組では、オバマ政 権が、ブッシュ時代にもっとも問題視された政策の多くを法とすることで恒久化 していると指摘した、米国自由人権協会(ACLU)の新しい報告書を検討します。 「新しい標準の確立」と題された同報告書は、 「ブッシュ政権時代に行き過ぎ で非合法であると考えられていた政策や施策を、オバマ政権が法として恒久化し てしまうことの極めて大きな危険」を警告しています。 ● 「わが米国のことが心配です」: ムスリム指導者全米のモスク建設反対を語る http://www.democracynow.org/2010/8/12/i_fear_for_my_country_muslim ニューヨークのグラウンド・ゼロからほんの2区画しか離れていない場所にイス ラムセンターとモスクを建設する計画に対して議論が沸騰していますが、これは ニューヨークだけの問題ではありません。 全米各地で、イスラム団体が新モス ク建設計画をめぐる激しい抵抗に直面しています。 ニューヨークのモスク建設 計画の主要な推進組織のひとつである、全米ムスリム地位向上協会(American Society for Muslim Advancement)の代表であり、団体の創設者ファイサル・ア ブドゥル・ラウ師の妻でもあるデイジー・カーンと、フィラデルフィア・インク ワイアラー紙の文化欄記者で Mohamed’s Ghosts: An American Story of Love and Fear in the Homeland(『モハメドの幽霊:母国米国での愛と恐怖の物語』 の著者であるスティーブン・ソールズベリーに話を聞きます。 ● 6年間の箝口令を経ていま明かす FBIの国家治安令状に対する法廷での戦い http://www.democracynow.org/2010/8/11/gagged_for_6_years_nick_merrill この6年間、ニューヨークの一男性が話をすることを禁じられていたことがあり ます。FBIがこの男性の運営するインターネット・ベンチャー企業の顧客個人情 報を提出せよと国家治安令状(national security letters)を執行したことで す。同令状は一般に、執行自体すら口外不可と規定されています。いまやっとそ の箝口令が解け、この男性、ニック・メリルが初めてインタビュー放送に私たち のところにやってきてくれました。FBIのこの国家治安令状の使用に彼がどう法 的に対抗したかを話してもらいます。また、コネチカット州の図書館員である ジョージ・クリスチャンにも話を聞きます。彼および他3人の図書館司書もま た、複数の図書館利用者の情報の提出を要求する国家治安令状を受け取り、その 件で連邦政府を訴えています。 ● 気象学者が警告 ロシアの記録的熱波で数万人の死者が出る可能性 http://www.democracynow.org/2010/8/10/meterologist_record_heat_wave_in_russia ロシア各地で起きている山火事、壊滅的なパキスタンの洪水、インドと中国の破 壊的な土砂崩れと鉄砲水、全米をつつむ熱波、ニジェールの深刻な干ばつ。これ らを合わせ考えると、地球温暖化に起因する異常気象の予測に合致すると気象学 者は警告します。2010年は、このままで行けば、信頼できる気温記録が100年以 上前にはじまって以来、最も気温の高い年になりそうです。その主な原因は、化 石燃料から排出される温室効果ガスの蓄積です。気象情報サイト、ウェザー・ア ンダーグラウンドの気象部長で、同団体の共同設立者でもあるジェフ・マスター ズに聞きます。 ● ボリビア国連大使「異常気象をよそに、先進国は温室効果ガス削減の誓約を 本気でしようとしない」 http://www.democracynow.org/2010/8/10/bolivian_un_ambassador_despite_extreme_weather 温暖化との関係を科学者が警告する異常気象が世界各地で連続発生しています が、国際気候交渉の歩みはゆっくりです。最新の動きとしてドイツのボンで8月2 日から6日まで開催された気候会合が終了しました。秋に中国で予定されている 外交官レベルの短期会合では、2010年末のメキシコ・カンクンでの重要な高級レ ベル気候会議に向けて相違点の徹底検証を行なうことになっています。ボンの会 合に出席したボリビア国連常任大使パブロ・ソロンに聞きます。 ● ウリベ政権後のコロンビア ラテンアメリカ史学者グレッグ・グランディン に聞く http://www.democracynow.org/2010/8/10/latin_american_historian_greg_grandin_on 8月10日、衝突の危機を打開するため、コロンビアとヴェネズエラの大統領が会 談を行い、両国の交易と外交関係が再構築されることが期待されています。8月7 日に就任式を終えたコロンビアのフアン・マヌエル・サントス新大統領は、コロ ンビアのサンタ・マルタでベネズエラのチャベス大統領と会談します。サンタ・ マルタは、南米解放の英雄シモン・ボリバールが1830年に没した所です。アルバ ロ・ウリベ前大統領の国防大臣であったサントスは就任演説の中で、チャベス大 統領との「率直で直接的な」対話を訴えました。それへの返答として、ベネズエ ラのチャベス大統領は、コロンビアのゲリラに、すべての人質を解放し、武装闘 争を断念することを呼びかけました。 ● ファティマ・ブット、パキスタンの大洪水は「ザルダリ大統領のカトリーナ」 http://www.democracynow.org/2010/8/9/rwanda_holds_presidential_election_amid_crackdown インダス川の壊滅的な洪水が治まる気配をみせず、パキスタン政府に対する国民 の怒りは高まっています。国連の最新の推計によると、1600人が死亡、被災者は 600万人に上るとのことです。これは2005年の大地震発生時と同様の被害規模で す。地滑りとやまない大雨により救援活動が困難になっており、村すべてが流さ れ、多くの町が浸水しています。また、北西部のスワト渓谷やインダス川を600 マイルほど下った穀倉地帯のパンジャブ州の一部と南部シンド州など、複数の地 域で停電が発生しています。150万エーカーの農地が壊滅し、基本食品の値段が 跳ね上がっています。 ● ルワンダ大統領選、野党候補者らが弾圧受ける http://www.democracynow.org/2010/8/9/rwanda_holds_presidential_election_amid_crackdown アフリカ中部ルワンダで、1994年の大量虐殺以降2度目の大統領選が行われてい ます。現職のポール・カガメの勝利が予想されていますが、一方で今回の選挙 は、野党などへの弾圧が繰り返される中で実施されています。人権団体は、カガ メ政権が選挙前にあらゆる反対意見を弾圧したと非難しています。また、政府に 任命されたメディア評議会は、政府に批判的な意見を発表する独立系新聞を弾圧 しました。 ● 長崎原爆投下から65年:検閲されたジョージ・ウェラーの記事を振り返る http://www.democracynow.org/2010/8/9/nagasaki_65_years_later_a_look 本日は、マッカーサー将軍による取材禁止に逆らって被爆後の長崎に最初に入っ たピュリツァー賞記者ジョージ・ウェラーの記事を通じて、米国による長崎への 原爆投下を振り返ります。シカゴ・デイリー・ニュースの記者だったウェラー は、漕艇を用意して長崎へ赴き、そこで経験した恐ろしい出来事の数々につい て、2万5000字の記事を執筆しました。記事を軍の検閲に提出したところ、マッ カーサー本人が記事の封印を命じ、その後原稿がウェラーのもとに戻ってくるこ とはありませんでした。政府による検閲について、ウェラーは後年「勝ったのは 彼らだ」とまとめています。 ● 歴史学者トニー・ジャット死去、62歳 筋萎縮性側索硬化症の闘病の末 http://www.democracynow.org/2010/8/9/historian_tony_judt_62_dies_after 現代ヨーロッパで最も重要な歴史学者の1人として評価され、2年前に筋萎縮性側 索硬化症(ルー・ゲーリッグ病)と診断されたトニー・ジャットが6日、死去し ました。62歳。ジャットの評価をめぐっては、おそらく彼のイスラエルへの批判 が最も賛否両論分かれるところでしょう。左翼シオニストとして、イスラエルの キブツで10代の多くの時間を過ごしたジャットは、2003年にはイスラエルを過去 の遺物と呼び、パレスチナ人とイスラエル人が暮らす世俗国家による一国家解決 を提案しました。イスラエルのロビー活動の力について、彼が2006年に行った議 論の一部を放送します。 ******** 掲示板 ***************************** ******************************************* デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参 加ください。 Created by staff01. Last modified on 2010-08-16 13:43:44 Copyright: Default このページの先頭に戻る サイトの記事利用について | |