【国際署名】ヤスニを救え!−ヤスニを生き続けさせるために私たちを支援してください | |||||||
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投稿者: ジュビリー関西ネットワーク (詳細サイト) http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/20100409/1270806137 ヤスニITTプロジェクトの存続を求める国際署名「ヤスニを救え」の全文(原文フランス語)をTUP( Translators United for Peace 平和をめざす翻訳者たち)の寺尾光身さんが日本語に翻訳して下さ いました。本文中に「大統領ラファエル・コレアにより、交渉成立かさもなくば保護区の開発か6月 中に決める、との最後通告がなされている」とあるように6月末までが勝負です。ぜひ、署名にご協 力をお願いします! 〔解説〕 北側からの資金提供と引き換えに石油採掘を中止し地球温暖化に貢献すると同時に生物多様性の宝 庫・先住民の生活圏であるアマゾン熱帯雨林を保護しようという画期的な提案「ヤスニITTプロジ ェクト」をめぐって情勢が緊迫しています。エクアドルのコレア大統領は、現在、産油国や日本政府 にヤスニ・プロジェクトへの参加協力を要請している一方で、昨年までにEUの数カ国との間で合意 されていた国連信託基金方式によるプロジェクト推進を今年はじめに突如批判(主権侵害を理由に) 、交渉代表団が辞任し、6月にも石油採掘開始という情報すら流れています。 ヤスニITTプロジェクトをめぐる本年1月以降の混乱の詳しい背景については、「開発と権利のため の行動センター」の青西靖夫氏による以下の記事参照 不透明なヤスニ−ITT・イニシアティブの行方 http://cade.cocolog-nifty.com/ao/cat20817967/index.html エクアドル:アマゾンの森を守る取り組みは頓挫するのか http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2010/01/post-d0ac.html ヤスニITTプロジェクト自身については以下の記事を参照(関連情報がまとめてあります) エクアドル政府、ヤスニITTイニシアチブへの日本の参加を要請、鳩山首相はコレア大統領の来日を 希望 http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/20100330/1269900064 3・23ジュビリー・エクアドル代表京都報告会におけるデルファ・マンティージャさんの講演内容な ど http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/20100326/1269626543 以下、3月から開始されているエクアドルのコレア大統領宛の請願署名サイトです。他にもあるの かも知れませんが、情報があればお教え下さい。コレア政権は、4月19日からボリビアのコチャバン バで行われる「気候変動とマザーアース(母なる地球)の権利に関する世界民衆会議」の場でヤスニ ITTイニシアティブについて世界に向けて成果を発表したい意向もあるとのことなので(前述の開発 と権利のための行動センター記事による)、何よりも日本の市民社会がこの会議までに日本政府に対 してヤスニ・プロジェクトへの参加を求める声を集中することが問われているのではないでしょうか 。 コチャバンバ世界民衆会議については以下の記事参照 【転載記事】エボ・モラレス、「気候変動とマザーアース(母なる地球)の権利に関する世界民衆会 議」開催を提唱 http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/20100331/1270018594 (参考サイト) ニューインターナショナリスト(英国)のYasuni Green GoldキャンペーンのHP http://www.yasunigreengold.org/ (以下、署名サイトの紹介です) ヤスニを救え!−請願署名− ヤスニを生き続けさせるために私たちを支援してください! Save Yasuni - The Petition Site - Support us to keep yasuni alive ! http://www.thepetitionsite.com/1/save-yasuni (以下、翻訳は寺尾光身氏による) ヤスニを救え 提出先:エクアドル大統領 主催者:NatureRights Yasuni ヤスニ、それは 地球上生物多様性の最も豊かな手付かずの熱帯雨林982,000ヘクタール 自らの意思で隔絶して生きている人びとがいる先住10民族 埋蔵石油8億5000万バレル 潜在的利益70億ドル 石油開発を行わないことへの補償17億ドル CO2排出回避4億700万トン を意味する、もし交渉が成功すれば。 ヤスニ・プロジェクトとは、エクアドルの政策提案で、石油8億5000万バレルの開発を放棄すること と引き換えに逸失利益の二分の一相当の国際的経済補償を約束する、というものである。 この提案の目的は、科学的に地球上生物多様性が最も豊富であるとされ、ユネスコによって世界の生 物圏保護区に分類されているこの地域の破壊を回避すること、そして、この地に隔絶されて生きてい る先住民を保護することである。 この金融メカニズムは、開発を行わない約束の対価であって、埋蔵石油を無期限に手付かずに置くこ とを可能にするものであり、エクアドルでの適切な技術プロジェクトの財源とすることを目的とする 投資基金を通して行われる。 この小国は、南米で最も貧しく、経済的基盤を主に石油に置いている。その石油資源の20%に相当す る油田の開発を放棄しつつ、この国は炭素排出を市場に載せて埋め合わせるよりも、発生源で回避す るために、責任を引き受けるとともに具体的で、決然たる未来指向の勇気ある政策提案を行ったのだ 。 ややユートピア的なこの政策が国際的に肯定的な反響を呼んだ。コペンハーゲン後、 PNUED(Programme des Nations Unies pour leDe'veloppement、国連開発計画)[訳注:英語では UNDP(United NationsDevelopment Programme)]とヤスニ・プロジェクトの代表者たちが、ドイツ、ス ペイン、フランスによる総額13億ドルに達する提供資金を受け入れる基金創設のための枠組みの合意 に至った。 その他、この拠出金の見返りとして、これら諸国はこの領地に国際的な監視を課すことを望んだが、 国家主権の問題が発生することになった。この政治的緊張が、石油ロビーの強い圧力とあいまって、 プロジェクトに責任を持つ複数の閣僚の同時辞任につながり、その中に外務大臣が含まれている。大 統領ラファエル・コレアにより、交渉成立かさもなくば保護区の開発か6月中に決める、との最後通 告がなされている。 翻訳:寺尾光身 Created by staff01. Last modified on 2010-04-10 17:38:58 Copyright: Default |