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LNJ Logo 「根津さんへの見せしめ異動の中止要請」で都教委が隠蔽体質を暴露
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2月4日(木)午後4時より都庁第二庁舎10階202号会議室において、東京都教育委員会に対して「根津公子教諭の君が代不起立に対する見せしめ人事異動をしないでほしい」という要請が行われた。

根津公子教諭からは「都教委の圧力により、自分が校長が人事構想にない過員対象にされたことが判った。これは東京都教育委員会の異動要綱に逸脱している。現在勤務している都立あきる野学園の生徒たちは来年も私の家庭科の授業を楽しみにしている。保護者からも自分の来年度勤務を望んでいる。このことを人事部は調査してほしい。」と静かに力強く発言した。

次々と要請文を読み上げたり質問する20名の参加者に対して、都教委の窓口として参加した伊藤総務部教育情報課長は「所管担当でないから回答できない」という返事を連発した。

そのため、参加者たちから、所管担当の人事部長もしくは大原教育長の参加を要請(前回も要請)されたが、伊藤情報課長は「今日の皆さんの要請は所管の人事部や大原教育長には必ず責任をもって伝える。要請には2月24日に文書で返事をする。」と発言した。

参加者の一人が「2月24日に直接に都教委に訪問して伊藤情報課長からの返事を聞きたい」と言うと、伊藤情報課長は「30階の総務部教育情報課に行けば、自分のスケジュールを確認できる。30階に来れば判る」と答えた。

会議終了後、伊藤課長の後を、警備員の誘導でついていくと、総務部の狭い入口には、ネーム票を隠し、東京都教育委員会の腕章をつけた男性が6名が無言で立って、入室を拒んだ。

さきほど質問者した人が別の入口に回り入室すると、伊藤情報課長は隠れてしまい、入室した質問者は、情報課の組織の一員と名乗る人物から追い出されてしまった。

その人物に再度伊藤情報課長に2月24日のスケジュールの確認を依頼すると、「少々お待ちください。」と言って、総務部の中に入り、すぐに戻ってきて、

「伊藤情報課長に伝えたところ、『2月24日のスケジュールについては教えられない。さきほどの回答は2月24日に文書で伝える』と言っておけと言われた。」と無表情で答えた。その回りにはずっと無言のまま、ネームを隠した、数人の教育委員会の職員が取り囲んでいた。

東京都教育委員会の総務部教育情報課が都民に対して閉鎖的で隠蔽体質であることを自ら暴露してしまった。エレベーターで最後まで案内し見送った警備職員が「すみません、私も労働者なのです。」と言ったのが印象に残った。

この日は河原井純子教諭の再任用不合格の理由の回答についても要請された。

                                    ( ジョニーH )

 


Created by JohnnyH. Last modified on 2010-02-05 02:09:41 Copyright: Default

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