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LNJ Logo デモクラシー・ナウ!情報〜ガザ攻撃時のイスラエルの戦争犯罪
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☆ イスラエルがガザ地区への攻撃を始めてからちょうど1年になります。3週間
におよぶすさまじい爆撃でガザは瓦礫の山となり、1400人以上が殺されました。
その3分の1は女性と子供です。一般市民を標的にするイスラエルに対し、これ
までになく激しい非難が国際社会に高まりました。この事件を境に、イスラエル
に対する国際世論の認識が大きく変わったという見方もあります。ガザの人々
も、今度こそは国際社会がありのままの事実を認め、公正な処置をとってくれる
と期待していました。しかし、1年後の今になってもイスラエルによる非人道的
なガザの封鎖は、国際社会の協力によって継続しています。崩れた建物は放置さ
れ、インフラも医療も経済も崩壊したままです。国際世論が変わり目を迎えたと
しても、それはまだ大きなうねりにはなっていません。変わり目とは、どんなも
のだったのでしょう?

新着ストリーミング ********************************************
2009.09.16-1 ガザ攻撃時のイスラエルの戦争犯罪 国連調査で明らかに
*********************************************

2009年9月、リチャード・ゴールドストーン判事が率いる国連の事実調査使節団
が、3週間にわたるガザ攻撃におけるの戦争犯罪について調査結果をまとめまし
た。ゴールドストーン報告書は、イスラエル軍が民間人を故意に標的にしたこと
は戦争犯罪にあたり、おそらくは人道に対する罪にもなると結論しています。ま
た、ハマス側の違反についても記しています。そして国連安全保障理事会はイス
ラエルとハマスの双方に対し、この嫌疑に関する徹底した自己調査に3ヶ月以内
にとりかかるよう求め、従わない場合には半年以内に国際刑事裁判所に提訴すべ
きであると勧告しています。イスラエルの政策をきびしく批判してきた政治学者
ノーマン・フィンケルスタインに、この報告書の重要性と限界を聞きます
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090916-1  (動画 15
分)

ゲスト:
*ノーマン・フィンケルスタイン Norman Finkelstein, 政治学者。イスラエル
はホロコースト犠牲者の立場を濫用していると批判してヨーロッパで話題になっ
た『ホロコースト産業』のほか、『イスラエル擁護論批判』、 Image and
Reality of the Israel-Palestine Conflict (『イスラエル=パレスチナ紛争
のイメージと現実』)などの著書がある。ガザ攻撃に関する新著を攻撃開始から
一周年の2009年12月27日に発売予定

字幕翻訳:小椋優子/校正・全体監修:中野真紀子・高田絵里


新着ストリーミング ********************************************
2009.01.23-2 ノーム・チョムスキー「ガザ危機へのオバマの立場はブッシュと
同じ」*********************************************

イスラエルの攻撃が続くなかで、バラク・オバマは沈黙を通していました。1月
22日、就任以来はじめて国務省に出向いたオバマ大統領は、ようやく中東情勢に
関する初めての発言を行いました。最初の言葉は、イスラエルの安全を守ること
への強い決意の表明でした。ガザからイスラエル南部に向けて無座別に発射され
たロケット弾は非難しても、イスラエルの攻撃に対する非難はありません。ただ
しパレスチナ人の苦しみには同情を示し、ガザ地区への救援物資の搬入のため封
鎖を解除すべきだとも言いました。マサチューセッツ工科大学のノーム・チョム
スキー教授に話を聞きます。

つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090123-2  (動画 26
分)

ゲスト:
*ノーム・チョムスキー Noam Chomsky マサチューセッツ工科大学の言語学教授
を半世紀以上もつとめ、百冊以上の著書がある。

翻訳:斉木裕明/校正:桜井まり子/全体監修:中野真紀子・高田絵里


新着ストリーミング *********************************************
2009.01.23-2 「占領を祝うな!」トロント映画祭のテルアビブ特集に文化人ら
が抗議*********************************************

毎年9月のトロント国際映画祭(TIFF)は北米最大の重要な国際映画祭ですが、
今年はイスラエルがらみで大荒れでした。今年から始まった「注目都市」の企画
で、第1回にイスラエルの中心都市テルアビブが取り上げられたからです。多数
のアーティストや作家たちが、これに反対を表明しました。ジェーン・フォン
ダ、デービッド・バーン、ダニー・グローバー、ハリー・ベラフォンテ、ジュ
ディス・バトラー、スラヴォイ・ジジェク、ケン・ローチら1500人以上が抗議文
に署名しています。 このタイミングでテルアビブにスポットをあてるTIFFの決
定は、パレスチナ占領を継続するイスラエルの文化戦略への加担だと、彼らは批
判します。ガザ地区への攻撃で国際的な評判が堕ちたイスラエルは、イメージ回
復を図ってイスラエルの芸術家や俳優や作家を積極的に国外に送り出し、占領や
戦争犯罪から目をそらそうとしているからです。抗議文の作成にかかわったナオ
ミ・クラインは「イスラエルのブランドリニューアル」と呼びます。

つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090914-1  (動画 20
分)

ゲスト
*オミ・クライン Naomi Klein トロント在住のカナダ人ジャーナリスト。『ブ
ランドなんか、いらない』、The Shock Doctrine (『ショックドクトリン』)
などの著者。トロント国際映画祭のテルアビブ特集に抗議する「占領を祝うな」
キャンペーンの呼びかけ人のひとり

字幕翻訳:桜井まり子/校正・全体監修:中野真紀子・高田絵里


これまでの、ガザ攻撃時の動画をまとめたページはこちら → 
http://democracynow.jp/submov/gaza


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     今週の お勧めトピックス(英語のみ)
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● ストーリーコー(物語り隊)が記録する普通の人々の人生の一こま 全米規
模の社会史プロジェクト
http://www.democracynow.org/2009/12/25/storycorps_national_social_histor
y_project_records
人々の声を聞きましょう。米国市民も、市民でない人も、老いも若きも、さまざ
まな人たちが自分の体験を相手に語ります。お祖母さんが孫たちに自分の子供の
ころの話を聞かせ、若者が恋人にプロポースし、兵士が戦争の体験を語り、父親
が逝ってしまった愛しい人を思い出す……。これらはすべて普通のアメリカ人の
語る物語です。いま、数千ものそんな物語たちが録音記録として永遠に保存され
ています。
3年前、受賞歴を持つラジオプロデューサーのデイブ・アイセイが全米規模の社
会史プロジェクトを立ち上げました。ストーリコー(StoryCorps=物語り隊)と
名付けられたこのプロジェクトは、いまや米国議会図書館に寄贈された口伝史記
録の最大のプロジェクトになる可能性を持っています。

● ネイション誌:米移民局捜査員、米国在住者を非公開で標示のない施設に拘
束
http://www.democracynow.org/2009/12/24/the_nation__immigration_agents_ho
lding
移民税関捜査局(ICE)が、特定できない数の人々を、米国各地で秘密裏に運営
されている拘置施設で拘束しています。この事実は、ネイション誌の最新号で特
集されている衝撃的なレポートのなかで報じられています。また、同レポートに
よると、ICE のエージェントは一般市民のふりをしたり、その他の不法なトリッ
クを弄して、この国に長年住んでいる犯罪歴のない在住外国人を逮捕していると
いいます。2部構成の調査記事を書いたジャクリーン・スティーブンスに話を聞
きす。

● イスラエルによる攻撃の1周年にガザ・フリーダム・マーチを計画
http://www.democracynow.org/2009/12/24/gaza_freedom_march_planned_for_on
e
 12月第4週の週末は、イスラエルの3週間にわたるガザ地区攻撃開始から1年とな
ります。この攻撃ではパレスチナ人1400人あまりとイスラエル人13人の死者がで
ました。この機会を期して、世界40カ国から集まった1400人あまりから成る一団
が、ガザ包囲を破り、数千人のパレスチナ人と共に 非暴力の行進に参加しよう
としています。行進に参加する、ホロコースト生存者で85歳のヘディ・エプスタ
インと、コードピンクの共同創設者でガザ・フリーダムマーチの調整委員会の会
員でもあるメディア・ベンジャミンに話を聞きます。

● 特報:環境活動家ジェフ・“フリー”・ルアーズ 9年半の禁固刑終了後初
のインタビューで語る
http://www.democracynow.org/2009/12/23/exclusive_environmental_activist_
jeff_free_luers
2001年6月、ジェフ・“フリー”・ルアーズ(Jeff "Free" Luers)は禁固23年 8
月の判決を言い渡されました。彼の罪とは? 地球温暖化に抗議して自動車販売
店の車3台に火をつけたことです。この火事で負傷した人はいません。2007年、
オレゴン州の控訴裁判所はジェフの刑期を破棄して禁固10年に減刑しました。先
週、12月16日、ジェフ・ルアーズは刑務所を出て自由 の身になりました。デモ
クラシー・ナウ!の全世界放送の特番とし て、釈放後初のインタビューで話す
ジェフ・ルアーズの声をお届けしましょう。彼の弁護人ローレン・リーガンの話
も聞きます。リーガンは市民の自由弁護センター(Civil Liberties Defense
Center)の代表でもあります。

● 同じ顔ぶれがくるくる入れ替わる議会スタッフとロビイスト 医療保険業界
の回転ドア
http://www.democracynow.org/2009/12/22/study_revolving_door_between_capi
tol_hill
シカゴトリビューン紙に掲載された医療保険ロビー活動に関する新たな調査によ
ると、医療保険会社各社は過去2年間にロビー活動に6億3500万ドルを費やしたこ
とがわかりました。また、医療保険制度改革法案の作成に関わった補助スタッフ
のうち少なくとも166人が、その後医療保険会社各社のロビー活動スタッフとし
て登録していました。この中には、ステニー・ホイヤー下院院内総務の元補助ス
タッフ14人以上と、モンタナ州選出の民主党上院議員で財政委員会委員長のマッ
クス・ボーカスの元補助スタッフ13人以上が含まれています。

● 米国の代表的気象学者ジェイムズ・ハンセンが語るCOP15の失敗を歓迎する
理由、“キャップ・アンド・フェード”、地球温暖化詐欺など
http://www.democracynow.org/2009/12/22/leading_climate_scientist_james_h
ansen_on
米国の代表的気象学者ジェイムズ・ハンセンから話を聞きます。ハンセンはコペ
ンハーゲン国連気候サミットには参加しませんでしたが、今回の協議決裂が地球
にとっては結局良かったと思う理由を説明してくれます。また、ハンセン博士の
新著Storms of My Grandchildren: The Truth about the Coming Climate
Catastrophe and Our Last Chance to Save Humanity(『私の孫たちの危機:来
るべき気候大変動の真実と人類を救う最後のチャンス』)や、その他についても
話を聞きます。

● 医療保険改革法案が上院の重要なハードルを越える
http://www.democracynow.org/2009/12/21/health_bill_passes_key_senate_hur
dle
21日早朝、米上院議会では、医療保険制度改革法案の通過に向け大きな進展があ
りました。上院は夜中の1時をまわった直後、共和党の議事進行妨害を阻止して
今週後半に法案採決に進むための動議を、各党の方針に沿って賛成60、反対40で
可決しました。今回の法案には公的保険制度導入は含まれず、またメディケアの
対象拡大も行われていません。さらに人工中絶に連邦政府の補助金を使用するこ
とを制限する項目が含まれています。「Salon.com」の有力政治司法ブロガーの
グレン・グリーンウォルドに話を聞きました。

● 米国主導のコペンハーゲン協定に「反民主的」と非難が起きる
http://www.democracynow.org/2009/12/21/us_led_copenhagen_accord_decried_
as
コペンハーゲンで開かれていた気候変動サミットは、オバマ大統領が18日夜に提
案したコペンハーゲン協定の全会一致での採決ができず、渋々ながら同協定に
「留意する」との決議を採択して閉幕しました。12ページに及ぶ同協定は、気温
上昇を摂氏2度までに抑えるとの目標を設定しています。しかし、そこには温室
効果ガス排出削減の数値目標は明言されていません。ガーディアン紙のコラムニ
ストであるジョージ・モンビオと、中国を拠点とした環境団体「エネルギーと輸
送のイノベーションセンター(Innovation Center for Energy and
Transportation)」のルシア・グリーンーウェイスケルに話を聞きました。

● チャベス大統領、気候変動問題解決に「資本主義から社会主義へ移行せよ」
http://www.democracynow.org/2009/12/21/venezuelan_president_hugo_chavez_
on_how
ベネズエラのウゴ・チャベス大統領に、気候変動問題やコペンハーゲン会議、オ
バマ大統領について話を聞きました。チェベス大統領は国連気候変動枠組み条約
第15回締約国会議(COP15)が民主的に実施されていないと語り、さらに各国
首脳は自分たちの面子が保てるような同意のみを求めていると非難しました。
「地球を破滅に導くすべての排出を削減しなければならない。それを実現するに
は経済モデルが変わる必要がある。資本主義から社会主義に移行しなければなら
ない」

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