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イラク平和テレビ局inJapanの川島です。
今週の映像は『占領下の生活:アル・ナフラワーン地区のインタビュー』
です。 

サンプル映像、 http://peacetv.jp/ をぜひご覧ください。

◆イラク市民メディアSANAテレビ局のスタッフを支えるために毎月500円の
視聴登録をぜひお願いいたします。

<解説>
2009年2月、サナテレビはバグダッドのアル・ナフラワーン地区を訪
問しました。
米軍によるイラク占領から約6年のこの時期でも、人々の生活はひどい状
態です。
仕事はありません。電気も、水もまともに来ません。公共サービスも、社
会福祉も破壊されています。
サナテレビは、地域の住民の怒りを映像を通じて政府に突きつけました。

住民のサイード・マネーさんは訴えます。
一番の問題は電気や水といった公共サービス崩壊していること、そして仕
事がないことです。
インタビュアーのサーレフさんが地域の医療について聞きます。
病院はなく、診療所くらいのものしかないために、急な出産の時でも救急
車で渋滞する道を通ってバグダッドの医療センターまで運ぶしかありませ
ん。住民の命と健康は全く守られていないのです。

行政当局が下水道を作ったのに、下水設備の上の道路を舗装しなかったの
で全く使えません。
食糧の配給は続いているようですが、ある月は砂糖だけが配られ、翌月は
質の悪い小麦だけが配給されています。

他の住民も口々に窮状を訴えます。
こどもがひきつけを起こしたのに病院では何もしてくれなかった女性、椎
間板へリニアで働けないのに3年前から社会保険を申請しているのに1デ
ィナールも受け取っていない男性など…。

イラクには石油販売の収入があり、国家予算が7兆円ほどあるのです。
マリキ政権とアメリカ軍は一体それを何に使っているのでしょうか?
少なくともバグダッドの一角にあるこの地域には何もやっていないことは
明白です。

Created by staff01. Last modified on 2009-12-14 08:43:50 Copyright: Default

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