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LNJ Logo 報告 : 「多様な性にYes!」街頭アクション
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5月17日(土)全国五か所(横浜、新宿、名古屋、大阪、神戸)で、「国際反ホモフォビア・デー」街頭アクションが行なわれた。「ホモフォビア」とは同性愛に対する差別的・嫌悪的な考え方のこと。5月17日は、1990年に世界保健機構(WHO)の「精神疾患のリスト」から「同性愛」の項目が外されたことに由来し、国際的な記念日となった。

アクションでは、全国から寄せられた性の多様性についてのメッセージが読み上げられた。
※「多様な性」とは、異性愛者・同性愛者・バイセクシュアル・性同一性障害など、様々な性指向・性自認を指す。

「“誰を愛するか”なんていうことで、どうして人を判断できるのでしょう。誰を愛しても、もちろん誰も愛さなくても、嘘をつかずに生きていけるような場所に、この社会がなることを望んでいます」

「同性愛者なんて、テレビやマンガの中でしか見たことがないって?そんなことは、 ないよ。僕たちはすぐそばで共に生活をしている。同じ町で、同じ教室で、同じ職場 で」

「いっつも「彼氏」として話してるのは、ホントは「彼女」なんです。先輩方・同期の友達…嘘ついててごめんなさい。そして、うちの大好きな彼女…堂々と紹介出来なくてごめん。いつか嘘偽りなく、堂々と出来る世の中になってほしい」

「お前ら、俺がゲイだって知らなかっただろ。ずっと隣にいる友達がゲイだって知らなかっただろ。 お前らがゲイをネタに笑ってるとき、俺がどれだけ辛い思いしてたか知らなかっただろ」

「同性愛は受け入れられる。認められるべきものではない。何故ならば当たり前のことだからです」

「“大人になったら治るから”その言葉忘れません。「治る」とか「病気」とかじゃない」

「私達は何も間違った事をしていない。別に犯罪を犯しているわけでもない。なのに、何故偏見の目で周りから見られなくてはいけないの?」

「好きになるのは個性です。誰を好きになってもいいと思います。でもそれを気持ち悪いとか、非難しないで。打ち明けるのだって凄く勇気がいる事なのに、偏見で拒絶されるのは悲しいです」

「相手が女でも男でも、誰であっても、きみを好きでいようと決めた。そんな自分も好きでいようと決めた」

通行人にシールを張ってもらう街頭アンケートも実施。「あなたは知人からカミングアウト(セクシュアルマイノリティ当事者が性的指向を表明すること)を受けたことがありますか?」という質問で、「Yes」と「No」が約半々くらい寄せられた。
「No」と答えた人の中にも、「もしそういう知人がいたら、自分に打ち明けてほしいと思う」という人も。

アクションに参加した30代レズビアンの女性(医療関係)は、職場でのホモフォビアについて語った。「職場は“ホモネタ”を笑うような環境なので、自分に彼女がいるとは言えない。彼女と一緒に住んでいるが、彼女とは結婚もできないし、体調が悪くなっても帰ってあげることができない」「献血の問診票で、“男性同士の性的交渉を持つ人は献血できない”という差別的な項目がある。職場内でも人権問題ではないかという指摘がなされたが、“ホモはエイズになりやすいから”、“こんなのは人権問題にはならない”という意見があがった」

また、今年の春から働き始めた20代レズビアンの女性(フリーター)は、「学生の時は話の合う人とだけ付き合っていればよいので、カミングアウトしても問題はなかった。でも就職し、職場の一人にカミングアウトしたら、あっという間に広まってしまった。“冗談で言ってるんでしょ?”と言われたことも」と語った。

今回の行動のキャッチフレーズは「多様な性にYes!」。
それは「多様な性があることを認めてもらう」ための行動ではない。「多様な性があることが当たり前である」という“当たり前のこと”を発信したものに過ぎない。
しかしその“当たり前のこと”が通らず、学校で、職場で、家庭で、困難の壁にぶつかる社会。
「あなたの、すぐ隣にいる」ということを知らせることから始めるしかない。

壱 花花
http://18787.main.jp/
漫画報告


Created by staff01. Last modified on 2008-05-19 11:01:02 Copyright: Default

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