本文の先頭へ
LNJ Logo ドキュメンタリー「船、山にのぼる」が完成
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1191035968418st...
Status: published
View


*pmnメーリングリストより

本田孝義です。

今年完成しました、私の新作『船、山にのぼる』の完成披露上映会を下記の通り開催しますので、お知らせいたします。

『船、山にのぼる』

“現代の方舟”がダム湖に浮上する!

広島県三次市に完成した灰塚ダムで12年間に渡って繰り広げられた森の引越しプロジェクト「船をつくる話」の全貌を描いたドキュメンタリー

☆『船、山にのぼる』完成披露上映会
10月21日(日)19時〜21時30分(上映後、パーティーあり)
場所:BankART1929Yokohama1F/1929ホール
   →横浜みなとみらい線「馬車道駅」
     1b出口[野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)]
    JR・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩5分
    JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩7分
参加費1000円(パーティー代含む)

お申し込み・お問い合わせ:BankART1929オフィス
TEL:045-663-2812 FAX:045-663-2813
info@bankart1929.com
http://www.bankart1929.com/

<解説>
近年、日本でもアーティストの活動を描いたドキュメンタリー映画が多数製作されるようになってきた。本作は、広島県北東部・灰塚を舞台にした壮大なアート・プロジェクトを描いた作品である。「ダムを作る」ことによって何が起きるかを可視化したのは、美術家と写真家と建築家からなるユニット・PHスタジオ。1984年に発足した彼らは、「家具」「家」「都市」といった既成の枠組みを「棲む」というキイワードでそれらの解体と再読を試みてきた。その中でも、1994年〜2006年に取り組んできた、森の引越しプロジェクト「船をつくる話」は、最も長期にわたるプロジェクトとなった。
監督は自らの故郷を描いた『ニュータウン物語』の本田孝義。
「故郷が水没する」という圧倒的なマイナス状況の中で、コミュニティーや環境に対して、アートに何が出来るのかを描き出した本作。来春、東京・ユーロスペースでの公開に先駆けての上映となる。

<あらすじ>
1965年、広島県旧三良坂町、吉舎町(現三次市)、総領町(現庄原市)にまたがる灰塚で、ダム建設計画が起きた。以後、15年以上にわたって反対運動が続いたが、1984年に建設を受け入れた。その後、水没予定地の住民は水没地の近くに生活再建地(その一つが“のぞみが丘”)を作り、1993年から移転を開始した。その頃、1994年にダム周辺環境を自然と文化の調和が取れたエリアとするため灰塚アースワークプロジェクトが始まった。PHスタジオは、ダム工事に伴い20〜30万本の木が伐採され森林が水没するという話を聞いたことから、「森の引越し」をテーマとしたプランを発表した。具体的には、伐採される木を使って、全長60メートルの巨大な筏状の船を作り、ダム完成時に行われる試験湛水(最高位まで貯水する)の際に船を移動させ、その後の水位低下を利用して山の頂上にのせる、という壮大な計画であった。この計画は、「船をつくる話」と名づけられた。当初、半信半疑で話を聞いていたのぞみが丘の人々も、PHスタジオの人々の地道な活動を見聞きするうちに、計画の実現を信ずるようになっていった・・・。

屋扱年/DVCAM/88分
製作:ビジュアル・トラックス、戸山創作所
監督:本田孝義 撮影:本田孝義、林憲志、濱子正 編集:本田孝義
音響構成:米山靖 音楽:風の楽団 ナレーター:川野誠一 プロデューサー:伏屋博雄
支援: 文化庁 配給:戸山創作所(03-5338-9490)
出演:PHスタジオ、灰塚の方々、他

<今後の上映予定>
11月下旬 広島市・横川シネマ
http://ww41.tiki.ne.jp/~cinema-st/top.html
11月25日 岡山映画祭2007
http://ww1.tiki.ne.jp/~boken/fes.html
来春、東京・渋谷ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/
問い合わせ:戸山創作所(03−5338−9490)

--------------------------------
本田孝義 Honda Takayoshi
toyama@amail.plala.or.jp
---------------------------------

Created by staff01. Last modified on 2007-09-29 12:19:29 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について