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LNJ Logo 処分撤回を求めてNO.7〜教育基本法改悪阻止の決意をこめて
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東京・全国の仲間の皆さん!

被処分者の会近藤です。

9月1日の2学期始業式から約1週間経ちました。ようやく秋の兆しも見えてきまし た。「処分撤回を求めて(7)」を送信します。長いメールですが、最後までお読み 下さい。

■激動の情勢の中、「教育基本法改悪阻止」「不当処分撤回」を一体のものとして闘 い抜く決意を込めて

自民党と民主党が教育基本法改悪を「競い合う」状況下で、9月20日に自民党総裁 選挙が行われ、9月21日に「予防訴訟」の東京地裁判決があり、9月26日に「教 育基本法改悪案」「改憲手続き法案(国民投票法案)」(前国会で「継続審議」)を 「最重要議題」とする臨時国会が開会される予定です。10.23通達3周年を前に して、今、私たちは、歴史的な岐路に立っています。これらの改悪案の国会通過を許 すならば、憲法19条「思想及び良心の自由」、教育基本法10条「教育の不当な支 配」を拠り所に不当処分撤回を求めて闘って来た私たちが「闘いの武器」を失うこと になりかねません。

9月21日の予防訴訟の地裁判決、年内結審・来春判決が予想される「解雇裁判」 「再発防止研修取り消し裁判」等首都東京の「日の丸・君が代」強制反対の闘いは、 文字通り、「教育基本法改悪案」の国会審議に重大な影響をもたらすことは必至で す。

被処分者の会は、これまで04年処分取消請求の人事委員会審理の校長尋問、都教委 幹部尋問(近藤元指導部長・臼井元人事部長<5月17日>、賀澤前高校教育指導課 長<6月29日)を通して、教育基本法第10条が禁ずる(教育行政の)「不当な支 配」の事実を事細かに明らかにし、処分取消請求裁判に必要な「証拠」を積み重ねて きました。更に都教委を追撃すべく全都請求人7団体が統一して、都人事委員会に対 して横山洋吉前教育長(現副知事)の証人尋問を要求しています。また、05年人事 委員会審理も10月〜11月に開始されようとしています。

■9月7日、「再発防止研修」取消裁判第12回口頭弁論の傍聴、ありがとうござい ました。

この日も傍聴者・原告80名が駆け付け、大変盛り上がった法廷になりました。早稲 田大学大学院戸波江二教授(原告側証人)の尋問が行われました。戸波教授は、事前 に提出された「意見書」を基に、憲法学・違憲審査基準の観点から、「再発防止研 修」の強制が、違憲・違法であることを詳述しました。裁判としては、極めて異例で すが、尋問の最後に3人の裁判官全員が、30分以上にわたり、「思想・信条の自 由」の保障について戸波証人に次々と質問しました。

●傍聴者の声を一つだけ紹介します。

「裁判官から証人に対してこれほど長い質問が行われたのは前代未聞である。 裁判官が判決を書くのにあたって、生じた疑問点を証人に質問していたと思う。判決 文の筋書きを彷彿とさせるものであった。色々と勉強になりました。」(都立高校教 員Aさん)

●次回期日は、10月25日(水)13時30分、東京地裁722号、です。また、 傍聴に来て下さい。

■再発防止研修「専門研修」を許すな!被処分者支援・都教委抗議行動へ!

さて、都教委は、7月21日の「再発防止研修・基本研修」に続き、今年の卒・入学 式での「君が代」斉唱時の不起立を理由に減給・停職の処分を受けた14名の被処分 者を対象に、9月11日午前・午後、9月15日午前・午後の4回に分けて再発防止 研修「専門研修」を強行しようとしています。

これは、処分・再発防止研修「基本研修」に続く三重の苦痛を被処分者に与えるもの であり、まさに都教委による「被処分者イジメ」そのものです。また、受講者には、 事前に「課題」提出を強要し、当日は、受講者(被処分者)1名を都教委側4名で取 り囲み、威圧的・一方的に「反省・転向」を迫るものです。

被処分者の会は、被処分者イジメの「専門研修」に抗議し、被処分者を支援する以下 の行動への教職員、退職教職員をはじめ、市民、労働者等一人でも多くの皆さんの参 加・支援を呼びかけます。

●●●再発防止研修・専門研修抗議・被処分者支援行動●●●
集合時間・場所 午前8時30分・午後13時30分
都教職員研修センター前(JR・地下鉄水道橋)
9月11日(月)午前9時〜11時40分(8時30分集合)
          午後14時〜16時40分(13時30分集合)
  15日(金)午前9時〜11時40分(8時30分集合)
          午後14時〜16時40分(13時30分集合)

■東京「教育の自由をすすめる裁判」にご支援を!

平日で現職教職員は参加が困難なため、以下の裁判の傍聴を広く呼び掛けます。皆さ ん、応援してください!

●嘱託不採用撤回裁判

9月14日(木)嘱託不採用撤回裁判第7回口頭弁論 
         10時集合 10時30分開廷 東京地裁710号法廷(50名 収容)

●予防訴訟(国歌斉唱義務不存在等確認訴訟)東京地裁判決

9月21日(木)12時前から東京地裁前宣伝行動 13時傍聴抽選 13時30分
開廷 東京地裁103号法廷

●「君が代」解雇裁判

10月4日(水)「君が代」解雇裁判第14回口頭弁論(最後の証人尋問となりま す。)
         13時30集合 14時 東京地裁103号法廷
         原告側証人尋問:土屋英男筑波大学教授

●「再発防止研修」取消裁判

10月25日(水)13時集合 13時30分開廷 東京地裁722号          なお、以上の裁判日程は、以下のホームページにも掲載されています。
●被処分者の会HP 
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/kongonoyotei.html
●予防訴訟をすすめる会HP 
http://homepage3.nifty.com/yobousoshou/sakusaku/Events_1.htm

■9月26日、国会前へ!・・・教育基本法改悪を阻止するために!
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 教育基本法の改悪をとめよう! 9・26国会前集会
http://www.kyokiren.net/_action/060926
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日時 2006年9月26日(火) 18時〜19時
場所 衆議院第二議員会館前
主催 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
  http://www.kyokiren.net/

■横山前教育長(現副知事)の人事委審理での証人尋問を求めるハガキ要請行動展開 中
●ハガキ(官製葉書)は実費50円で販売しています。注文は、下記近藤までご連絡 下さい。

◎人事委員会審理陳述集「『不服従』―それぞれの思い」(大判379頁。1000 円)・・・好評発売中
被処分者百数十名が、自ら執筆しています。
注文は下記、近藤まで。メール又はFAXにて。

「日の丸・君が代」不当処分撤回!教育基本法改悪阻止!改悪案廃案を! 「改憲手続き法案(国民投票法案)」を廃案に!共謀罪反対!
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/
~hishobunshanokai/index.html.
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