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イラク派遣目前!国民保護法ってこんなの?練馬駐屯地周辺がざわつく!

          練馬平和委員会  坂本茂

 神奈川・栃木・埼玉・千葉など首都圏からの参加者も含む「自衛隊をイラクへ送るな!もどせ!2・12練馬集会」を目の前にして練馬駐屯地周辺は異常な警備状況になっている。ある自衛官は集会には参加できないが「俺の心」は参加するよと、運動は幅ひろい層に浸透してきている。

 1月24日、夕方、赤く点滅する機動隊や警察の車輌ばかり目立つ、練馬駐屯地内外で戒厳令的な警備が施されている。どこへ行っても警察・私服・機動隊、歩道を歩き警備している機動隊員によれば「警備は月末から2月中旬までやる、イラク派遣に伴うテロ・ゲリラの対処として警備にあたっている。」という、商店主たちはお客の車が路上駐車ができないので営業妨害だと嘆く。コンビニ前で友人と待ちあわせていた学生は20分の職務質問を受けたという、約一ヶ月間続く異常事態に対して平常の市民生活に早く戻ってと市民はあちらこちらでため息を漏らす。

練馬駐屯地周辺の小学校に通う子どもたちや親から「最近、パトカーが多い、どーして」と学校に問い合わせが殺到している。

 ある校長は全校児童や教職員が集まる児童朝会で「駐屯地の隊員さんがイラクに行くことになった。反対している人がいるのでお巡りさんたちが警備をしている」と話したと言う。この校長の話をきいた低学年からは「えー!?」と驚きの声が漏れたという。
 この日、学校から家庭に警察の警備についてのお手紙が子どもを通して渡された。
 この発言を受けて、1月24日、職員朝会である教師が校長に真意を問い合わせた。「あの発言は誤解を招く。反対している人は悪(あく)と聞こえる」校長からは以下の回答がなされた。「どう言おうか迷っていた。誤解を招いたかもしれない。あの言い方は、まずかったと思う」。 
              
 すでに、区役所から練馬駐屯地周辺の八つの小・中学校・高校に、練馬駐屯地周辺の警備についてという文書が送付されている。
 この学校区のお年寄りによる安全安心ボランティアは「お巡りさんからこの学校の校庭から自衛隊駐屯地に向けて何者かが狙ってるので子どもたちを守るために警戒している」とし不安な様子を教員に話されたという。

 「住民」の「怪しい人が自衛隊のフェンスを乗り越えようとした」という警察に通報したことによりこんなことも発生している。 

  1月中旬の午前中、一人の男性が、栄緑道(新座市立栄小学校と自衛隊朝霞演習場の間の公園)に昨日忘れた自転車を捜しているとその男性を取り囲むよう警察官や自衛官数十人が駐屯地の内外から突然集まってきたという。公園に散歩していた人たちはこの騒動に驚きの声をあげている。「その方は逮捕はされなかったようだけど、もう、怖くて公園に散歩にきたくない、もし、自分が怪しいと言われたらどうしよう、あまりにも警察もひどい、そういえば自衛官らしき人が公園を行ったりきたりしていたがその人が通報したのかな・・」と、警察などの行き過ぎた警備に不満の声が出ている。

 イラク派遣隊の出発の三日前の26日、練馬駐屯地から東上線東武練馬駅に向かう商店街では黄色い旗が目立ち始めた。この商店街は昨年の理事会で隊員の命の問題だとして「イラクから隊員を早く戻して」と市民団体が区議会に提出している陳情署名を商店街で実施するかを論議したばかりだ。その黄色い旗はタバコ屋さんによるとサマワから隊員が無事に帰るまで掲げるという。

 朝霞駐屯地には中央即応集団司令部などを建設する「予定建造物概要」という建設日付のない不思議な掲示物が貼りだされた。2〜3年で座間に同じものを造るというから7億円使った無駄な公共工事が始まりそうだ。

Created by staff01. Last modified on 2006-01-27 14:35:54 Copyright: Default

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