沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流ＰＲＯＪＥＣＴシンポジウム

2025/11/22 沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流ＰＲＯＪＥＣＴシンポジウム

投稿者: 田中剛

沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流ＰＲＯＪＥＣＴシンポジウム

　沖縄は琉球国時代から、中国はじめ東アジア諸国と友好関係を築いてきた。この歴史的原点に立ち返って、対話と交流で平和的に発展させていきたい。世界の成長センターとなっている東アジア。そのハブとなる可能性をもつ沖縄は、きっと停滞する日本を発展と繁栄へ浮上させる牽引役となり得る。

ところが沖縄は、「再び戦場とされる」危機に直面する。「台湾有事」がさけばれる昨今、政府は「ウクライナは明日の東アジア」などとあおる。アメリカの対中国戦略の下で政府は安保3文書にそって、与那国、石垣島、宮古島などへのミサイル配備、沖縄本島でもミサイル配備・弾薬庫の設営などを強行する。抑止力強化は、際限のない軍拡競争であり、戦争の危険を高め、増税など負担は国民に重くのしかかる。日中間の約束「台湾は中国の一部」、つまり「台湾有事」とは中国の内政問題であるという理解のもと、軍拡ではなく、これまで積み上げてきた相互理解と平和外交へと歩みを進めるべきだ。

　政治の本来の責任は、国民の命と平和を守ることである。今年は戦後８０年。日本のアジア侵略、広島、長崎への原爆投下から、また沖縄戦の終結からも８０年である。今こそ「日中不再戦」「ノーモア、ヒロシマ、ナガサキ」の声を沖縄から発しよう。

沖縄は、「万国津梁(かけはし)」の地理的特性と歴史、文化、風土などソフトパワーで、東アジアの「平和」を導く力を秘めている。今こそ、基地の島から平和発信の島とならなくてはならない。対話と交流で東アジア地域の平和確保に貢献するときだ。

私たちは、「沖縄を平和のハブに!」「武力ではなく対話と交流で!」を実現すべく「沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流 PROJECT」を発足させた。私たちは２０２２年から取組みを続け、今年も１１月２２日（土）にシンポジウム、１１月２３日（日）に交流イベントを開催する。

保守・革新という政治の枠組みにとらわれることなく、世代を超えた大きなうねりをこの沖縄からつくりたい。そして国連をはじめ、東アジアの人々が集い交わる拠点を目指そう。
「沖縄を平和のハブに!」皆さんのご賛同とご協力を心から願う。

　日時：１１月２２日（土）１３：００～
　場所：沖縄県青年会館（那覇市久米２－１５－２３）
　発言者：シンポジウム① 高良鉄美（琉球大学名誉教授）、羽場久美子（青山学院大学教授）、前泊博盛（沖縄国際大学教授）、シンポジウム② 広島、長崎、広島、留学生の若者
　主催：同実行委員会事務局
　連絡先：０９０－３７９４－１６７９（照屋）