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企画展「『ピカドン』とその時代」(10/7〜2024/1/28 埼玉・東松山市 原爆の図 丸木美術館)最終日 | ||||||
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2024/01/28 企画展「『ピカドン』とその時代」(10/7〜2024/1/28 埼玉・東松山市 原爆の図 丸木美術館)最終日案内→https://marukigallery.jp/6979/チラシ→https://marukigallery.jp/wp-content/uploads/2023/09/pikadon_flyer.pdf 1950年8月6日、画家の丸木位里と赤松俊子(丸木俊)は、 『ピカドン』と題する小さな絵本をポツダム書店から刊行し ました。 連合国軍の占領下、そして朝鮮戦争勃発直後の緊迫した時 代に、『ピカドン』は検閲によって報道が禁じられていた原 爆の惨状を、「原爆の図」とともに人びとに伝えました。 反米目的の出版物としてたびたび押収されたという証言も あり、原画は行方不明のままです。 1965年に岩波新書『ヒロシマ・ノート』を書いた大江健三 郎は、『ピカドン』の挿絵をカットに使い、「『ピカドン』 という小さな絵本のことを記憶している人々が、果たしてど れだけいるだろうか?オレンジ色の紙表紙に、ひとりの老婦 人の肖像が描きだされた、この絵本はすばらしく衝撃的な内 容をはらんでいる。僕はここにおさめられた六十四葉の絵と それに附された短いが確実な文章のすべてが復刊されること を望みながら、そのおおよその内容を紹介する」と記してい ます。 その後、『ピカドン』はいくつかの出版社から復刊されて きました。 しかし、初版オリジナル版をできるだけそのままに復刻し たのは、今回、琥珀書房から刊行された『ピカドン』が初め てです。 また、今日の視点から『ピカドン』の意義を捉えなおすた め、小沢節子、鳥羽耕史、鷲谷花、高橋由貴、岡村幸宣とい う5人の研究者による解説を収めた別冊も制作し、2冊組の刊 行となりました。 今展は、その刊行を記念して、あらためて『ピカドン』を 見つめなおし、さらに位里と俊が「原爆の図」を描き全国を 巡回した同時代の表現の軌跡を、従来あまり知られていなか った版画やポスターなどの複製印刷物を中心に紹介する試み となります。 企画展「『ピカドン』とその時代」 会 期:2023年10月7日(土)〜2024年1月28日(日) 開館時間:9時〜17時 休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日) 12月29日〜1月3日 場 所:原爆の図 丸木美術館 〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401 東武東上線「森林公園駅」南ロよりタクシー10分、徒歩50分 東武東上線「東松山駅」より市内循環バス唐子コース(日祝運休)約15分「丸木 美術館東」下車徒歩15分 関越自動車道東松山インターより小川方面10分 東武東上線「東つきのわ駅」南口より徒歩27分 アクセス→https://marukigallery.jp/visit/#access 観覧料:一般900円、中高生又は18歳未満600円、小学生400円(比企・東松山在住者 は各通常料100円割引。障がい者は半額)60歳以上800円 主 催:原爆の図 丸木美術館 問合せ:原爆の図 丸木美術館 〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401 TEL 0493-22-3266 FAX 0493-24-8371 ■『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)/『ピカドン』とその時代 琥珀書房 2023年 定価:本体1,800円+税(2冊1組、分売不可) ※琥珀書房のオンラインショップからもお求めいただけます https://kohakubooks.com/all/pikadon/ 『ピカドン』(初版オリジナル復刻版) 絵・文 丸木位里・赤松俊子(丸木俊)、編集:原爆の図丸木美術館 ※オリジナル版『ピカドン』(平和を守る会編、ポツダム書店刊、1950年) 『ピカドン』とその時代 カラー口絵 幻灯ピカドン/「原爆の図」展ポスター/「原爆の図」関連木版画 はじめに 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員) 『ピカドン』―たぐいまれなる物語 小沢節子(日本近現代史研究者) 『ピカドン』と「原爆の図」全国巡回 岡村幸宣 『ピカドン』という出版物の流通と変遷について 鳥羽耕史(早稲田大学文学学術院教授) 幻灯『ピカドン―広島原爆物語―』について 鷲谷花(大阪国際児童文学振興財団特別専門員) 『ピカドン』と大江健三郎『ヒロシマ・ノート』 高橋由貴(福島大学人間発達文化学類准教授) ------------------------------------- 関連イベント ------------------------------------- 『ピカドン』とその時代 刊行記念トーク 日 時:10月28日(土)午後2時 出 演:小沢節子さん(日本近現代史研究者) 鳥羽耕史さん(早稲田大学文学学術院教授) 鷲谷 花さん(大阪国際児童文学振興財団特別専門員) 高橋由貴さん(福島大学人間発達文化学類准教授) 山本捷馬さん(琥珀書房代表) 岡村幸宣さん(原爆の図丸木美術館学芸員) ※出演者は予定、当日変更の場合あり 参加費:無料(美術館入館料別途) ------------------------------------- 案内→https://marukigallery.jp/7032/ チラシ→https://marukigallery.jp/wp-content/uploads/2023/09/pikadon_kataoka.pdf 幻灯『ピカドン―広島原爆物語―』上映・徳川無声『連鎖反応 ヒロシマユモレスク』朗読の会 日 時:11月11日(土)午後2時 朗 読:片岡一郎さん(活動弁士) 共 催:令和5年度科学研究費助成事業(基盤研究B)冷戦前期・東アジア英米文学のジオポリティックス(研究代表者:吉原ゆかり) 参加費:無料(美術館入館料別途) 『ピカドン―広島原爆物語―』 作画:赤松俊子・丸木位里 製作:星映社 配給:日本光 芸株式会社 モノクロポジフィルムに彩色 赤松俊子・丸木位里の絵本『ピカドン』の幻灯(スライド) 版だが、白黒印刷の原作に対し、幻灯は彩色されており、 視覚性はかなり異なる。 また、原作の半分以上の場面を割愛したうえに、場面の順 序を入れ替え、付属の説明台本のテキストにも原作にはない 文言が入るなど、独自の翻案がかなり加わっている。 現存している説明台本及びフィルムに製作年月日の記載は ないが、1952年から55年の間の製作と推定される。 製作を担当した星映社は、記録映画作家の谷川義男が主宰 していた幻灯製作会社で、他にはソ連の社会や文化、科学技 術を紹介する幻灯のシリーズを製作・配給していたことが判 明している。 徳川夢声「連鎖反応 ヒロシマユモレスク」(初出『オール読物』昭和25年3月特別号) 無声映画期は東京を代表する活動写真弁士として活躍した 徳川夢声は、映画がトーキー化して活動弁士としての仕事が 減った後も、漫談、映画・演劇俳優、ラジオ出演、文筆など、 各方面で多芸多才ぶりを発揮した。 夢声が薄田研二、丸山定夫、藤原釜足らと共に立ち上げた 劇団苦楽座を前身とする劇団桜隊は、広島で原爆投下に遭い、 現地にいた全員が被爆死した。 直接原爆を体験してはいない夢声が、原爆投下直後の広島 市街をさまよい歩く鉄道職員を主人公とする小説「連鎖反応 ヒロシマユモレスク」を発表した背景には、盟友だった丸 山定夫をはじめとする舞台仲間を原爆で失った体験があり、 同時期には、桜隊の原爆殉難碑(1952年に東京・五百羅漢寺、 55年に広島市にそれぞれ完成)を建立するために奔走しても いた。 原爆文学としてはあまり知られてこなかった本作だが、活 動弁士・片岡一郎氏が、そのユニークな意義を再発見するべ く、2022年来、各地で朗読会を開催している。 片岡一郎さん(活動弁士) 1977年東京生まれ。 2001年日本大学芸術学部演劇学科を卒業、2002年活動写真 弁士の第一人者である澤登翠に入門。 澤登門下総領弟子。 レパートリーは日本映画・洋画・中国映画・アニメ・記録 映画と多岐に渡り、総演目数は約350作品。 バイオリン演歌を福岡詩二、紙芝居を秋山呆栄より指導を 受ける。 日、米、独、加、豪、克、伊など22ヵ国で公演。 その他にも執筆や舞台演出、声優業もこなす。 失われたフィルムの発掘にも尽力し『Our pet』『私のパ パさんママが好き』『忠臣蔵』などのフィルムを発見。 周防正行監督作品『カツベン!』では出演の他、主要キャ ストへの実演指導。 NHK大河ドラマ『いだてん』にも弁士役で出演。 赤石路代の漫画作品『めもくらむ 大正キネマ浪漫』では 時代考証で協力。 2020年、弁士の歴史を詳述した『活動写真弁史』(共和国) を刊行。 |