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LNJ Logo 申込み 関東大震災〈朝鮮人・中国人虐殺〉100年(全6回)第6回:朝鮮人虐殺を植民地支配の歴史から考察する 慎蒼宇さん(11/12 13:30〜 東京・立川市)
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2023/11/12 申込み 関東大震災〈朝鮮人・中国人虐殺〉100年(全6回)第6回:朝鮮人虐殺を植民地支配の歴史から考察する 慎蒼宇さん(11/12 13:30〜 東京・立川市)

案内→http://www.labornetjp.org/news/2023/0512civil
チラシ→http://www.labornetjp.org/files/0512civil

 シビル市民講座のご案内(6月-11月、全6回)
 関東大震災<朝鮮人・中国人虐殺>100年を考える−私につながる歴史として認識し、
克服するために−

 関東大震災の際に朝鮮人虐殺があったことは、多くの日本人が知っているだろう。
 しかし、その「知っている」は、遠い歴史の彼方の出来事で、今を生きる私たちにとっ
て、何の繋がりのない、歴史の一コマに過ぎないものかも知れない。
 しかも100年も昔の話であり、そのような虐殺など、そもそも事実かどうかさえ怪しい、
と思いはじめた者も少なくないようだ。
 現に、この国の首都を代表する小池都知事は、就任翌年の2017年以降、虐殺犠牲者を悼
む式典への追悼メッセージをいっさい送らず、関東大震災における朝鮮人虐殺については、
「何が明白な事実かについては、歴史家がひもとくものだ」(2023/2/21)と、実質的に虐
殺の事実を否定している。
 「亡くなられた全ての方々に対し、哀悼の意を表している」という言葉によって、虐殺
という人災を自然災害に溶解し、中立を装っている。
 都知事のこうした公式発言が、虐殺を肯定し、差別によるヘイトクライム(憎悪犯罪)
を助長することにつながっている。
 かつて、都知事として、「不法入国した多くの三国人、外国人の凶悪な犯罪が繰り返さ
れており、震災が起きたら騒擾事件が予想される」(2000/4/9、他)といった「凶悪な」
差別的妄言を繰り返した石原慎太郎氏は、批判を受けて政治生命を失ったのだろうか。
 こうした民族排外的な思想(レイシズム)は、この国では克服されず、今なお多くの人
々の意識の底に暗く潜在しているのではないだろうか。
 今回のシビル市民講座では、こうした歴史修正主義の潮流に抗し、今なお国家的謝罪も
なく、何ひとつ未清算のままの関東大震災における異民族・異人種大虐殺(ジェノサイド)
の事実を確認し、日本人としての歴史的血債(民衆責任)を克服する方途を共に探りたい。

シビル市民講座第51期(全6回)2023年6月〜11月
関東大震災<朝鮮人・中国人虐殺>100年を考える−私につながる歴史として認識し、克
服するために−
第1回 6月18日(日)「九月、東京の路上で」、何が起きたのか 講師:加藤直樹さん
第2回 7月23日(日)「朝鮮人虐殺はなかった」論の「トリック」を暴く 講師:加藤直樹さん
第3回 8月6日(日)「ほうせんか」の犠牲者追悼活動から学ぶ 講師:西崎雅夫さん
★番外編(8/20)フィールドワーク「虐殺の現場を歩く」荒川河川敷⇒両国(被服廠跡)⇒亀戸
第4回 9月23日(土/祝)王希天の死から中国人虐殺の背景に迫る 講師:林伯耀さん
第5回 10月22日(日)「100年後の今、関東大震災から考える」 (対談)太田昌国さん×趙博さん
第6回 11月12日(日)朝鮮人虐殺を植民地支配の歴史から考察する 講師:慎蒼宇さん

時 間:午後1時半〜4時半
会 場:柴中会(しばなかかい)公会堂
    〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目9-11
    JR中央線「立川」駅南口徒歩3分
    モノレール「立川南」駅徒歩1分
    地図→https://loco.yahoo.co.jp/place/g-bdj1bIzm4VM/map/
定 員:40名
受講料:1回1000円(会員・学生:800円、全6回前払:5500円、会員4500円)
主 催:一般社団法人市民の学習・活動・交流センター シビル
    http://civiltachikawa.sakura.ne.jp/
連絡先:〒190-0023 東京都立川市柴崎町3-10-4
    TEL&FAX:042-524-9014
    Email:civiltachikawa@yahoo.co.jp

☆問合せ・申込み:電話またはEメールで、シビル事務局へ。
 事務局電話:042-524-9014
 Eメール:civiltachikawa@yahoo.co.jp

☆申し込み受付開始:5月15日(月)14:00(定員に達し次第、終了)
※お申込み後、郵便振替でご入金を。(口座番号・名義)00170-0-481827 シビル運営委員会

講座概要 2023年6月〜11月
第1回 6月18日(日)『九月、東京の路上で』、何が起きたのか
第2回 7月23日(日)「虐殺」はなかったことにしたい人々の「論理」を検証、その「ト
リック」を暴く
講師:加藤直樹さん(第1回&第2回)
 生まれ育った東京の路上で、在特会などのヘイトスピーチに抗議する行動を続けた2013
年から、「虐殺」の残響を求めて、各地の現場を歩き、現在につながる歴史を呼び起こし、
確認する作業をまとめた『九月、東京の路上で』の成果から学ぶ。
 さらに、「朝鮮人虐殺」はなかったことにしたい人々の虚構の論理を暴く。

第3回 8月6日(日)「ほうせんか」の犠牲者追悼活動から学ぶ
講師:西崎雅夫さん(ほうせんか理事)
 1982年夏から荒川放水路河川敷の発掘調査と生存者証言の聞き書き、殉難者の追悼を続
ける市民団体「ほうせんか」の活動から学ぶ。
 番外編として、「虐殺の現場を歩く」フィールドワークを8月20日に実施。

第4回 9月23日(土・祝)王希天(おう・きてん、ワン・シテイエン)の死から中国人虐
殺の背景に迫る
講師:林伯耀(リン・ハクヨウ)さん
 1923年9月12日未明、亀戸署から後手に縛られ、連行された中国人青年(王希天)は、
中川の逆井橋下の土手で、陸軍士官学校卒の軍人により、背後から斬殺され、中川に投げ
込まれた。
 なぜ彼は殺されたのか。
 朝鮮人虐殺の影に隠れ、中国人虐殺はなぜ起きたのか。
 王希天の活動を通し、「大島町事件」など、関東大震災時の中国人大虐殺について確認
する。

第5回 10月22日(日)「100年後の今、関東大震災から考える」
(対談)太田昌国さん×趙博(チョウ・バク)さん
 日本人の立場から太田昌国氏と、在日朝鮮人の立場から趙博氏(浪速の歌う巨人パギや
ん)の二人による総括的対談と提起を聴く。
 さらに参加者全体からの質疑応答を交え、全体的な討論を行う。
 趙博氏は、今秋公開予定の映画『福田村事件』にも出演。

第6回 11月12日(日)朝鮮人虐殺の歴史的背景を探る
講師:慎蒼宇(シン・チャンウ)さん(法政大学教授)
 「天災」としての関東大震災に際し、朝鮮人虐殺という「人災」はなぜ起きたのか。
 虐殺の担い手は軍隊・憲兵・警察及び一般民衆だが、その背景に、朝鮮の植民地化と、
その中での軍隊経験・他民族抑圧・抵抗運動弾圧などの暴力的経験があった。
 ここでは、大震災での虐殺に到る背景として、「三・一独立運動」弾圧など、朝鮮での
植民地化支配以降の経験を、歴史的に考察する。

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