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2022/09/09 ソビエト連邦最大の労働者蜂起の悲劇「ノボチェルカッスク事件」を描いたドラマ「親愛なる同志たちへ」公開(9/9〜 栃木)

親愛なる同志たちへ
劇場公開日:2022年4月8日

 ソ連で30年間隠蔽された衝撃の事件の真相描く「親愛なる同志たちへ」4月8日公開

【「親愛なる同志たちへ」評論】歴史ドラマでありながらリアルな恐怖を感じさせる、タ
イムリーな作品

 1962年、当時のウクライナ・ソビエト社会主義共和国マリウポリから東方200キロにあ
るソビエト連邦ノボチェルカッスク。
 食糧価格の高騰が住民を苦しめ、政府の正当性を疑う声も公然と出ている。
 リューダは市政委員会で生産部門を担当する共産党員であり、食糧配給で密かに優遇を
受ける特権的な立場だ。
 彼女は、台所でレーニン主義者の記章をつけながら酒を飲む元革命家の父と、地元の経
済を支える電気機関車工場で起きている労働者たちによるストライキの熱に浮かされてい
る独立心旺盛な娘と一緒に暮らしている。
 その大規模なストライキは国家レベルでの危機とみなされ、状況を統制するためモスク
ワの上層部が集結、緊急会議で軍隊とKGBを殺意を持って現場に送り込むことを決定。
 会議に参加していたリューダは厳しい取締りに賛成しつつも、同時にその決定は家族を
危険にさらすことになる。

 オープニング・クレジットにロシア文化省のスタンプが押されているので、この映画を
ボイコットするのが今の一般的な意見かもしれない。
 この映画は、過去の権威主義的で暴力的な政府を描き、現在の政権と明らかに類似して
いるという点で確かに反政府的だが、物語のほぼ絶望的な結果は、批評と同時に恐怖の教
訓として、その賛否を観客に問いかけているのだ。
 アンドレイ・コンチャロフスキー監督はガーディアン紙のインタビューで、「物理的な
暴力ではなく、心理的な暴力についての」「あいまいで両義的な」映画だと述べているが、
最も重大な犯罪はニヒリズムである。
 本作を見る人は、たとえロシアの映画にお金を払うことになったとしても、ロシアの歴
史やこの国の身近な国内事情について学ぶことになるのだから、それはとても有意義な事
だと思う。

 基本的に白黒でゆっくりとした口調の映画だが、大虐殺のシークエンスは騒乱の中で突
如発生し、それまでとは対照的に残酷で激しいアクションシーンになっている。
 「戦艦ポチョムキン」のオデッサの階段での蜂起シーンほど複雑ではないが、特に現在
のこの地域の危機と重ね合わせてみると、同じように悲惨だ。
 私がこの映画を最初に観たのはウクライナ侵攻の直前で、映画の中で描かれている現代
を模倣したような言論統制や集団監視に対して懸念を感じた。
 侵攻の後、2度目に観たとき、この映画は新しい現実の恐ろしさを表現するように変化
していると感じた。
 ロシアが第93回アカデミー賞国際長編映画賞に出品したこの作品は、歴史ドラマであり
ながらリアルな恐怖を感じさせるものになってしまった。
 歴史の激動期に、タイムリーに公開される作品だ。
(DanKnighton)
(2022年4月3日 映画.com速報 https://eiga.com/news/20220403/5/

解説(映画.com:https://eiga.com/movie/93561/
 「暴走機関車」などで知られるロシアの巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが、冷戦
下のソ連で30年間も隠蔽された民衆弾圧事件を題材に撮りあげた社会派サスペンス。
 1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが発生
した。
 フルシチョフ政権が目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め、生活に困窮した
労働者たちが物価高騰や給与カットに抗議の意思を示したのだ。
 危機感を抱いたフルシチョフ政権は、スト鎮静化と情報遮断のために現地へ高官を派遣。
 そして翌日、約5000人のデモ隊や市民に対して無差別に銃撃が行われる。
 広場がすさまじいパニックに陥る中、熱心な共産党員として長らく国家に忠誠を誓って
きたリューダは、18歳の愛娘スヴェッカの行方を捜して奔走する。
 リューダを演じるのは、コンチャロフスキー監督作「パラダイス」でも主演を務めたユ
リア・ビソツカヤ。
 2020年・第77回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

2020年製作/121分/G/ロシア
原題:Dorogie Tovarischi
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:https://shinai-doshi.com/
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=-f11lPk-W3A

スタッフ
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー

キャスト
ユリア・ビソツカヤ(母・リューダ役)
ユリヤ・ブロワ(娘・スヴェッカ役)
セルゲイ・アーリッシュ(リューダの父役)

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劇場情報:https://shinai-doshi.com/theater/
北海道 シアターキノ        5月14日(土)〜6/3 終了
北海道 シネマアイリス       7月15日(金)〜7/28 終了
北海道 シネマトーラス       6月11日(土)〜6/24 終了
青 森 シネマディクト       5月7日(土)〜57/13 終了
青 森 フォーラム八戸       5月20日(金)〜5/26 終了
岩 手 盛岡ピカデリー       5月20日(金)〜6/2 終了
宮 城 フォーラム仙台       4月22日(金)〜5/5 終了
山 形 フォーラム山形       5月20日(金)〜5/26 終了
福 島 フォーラム福島       5月27日(金)〜6/2 終了
東 京 ヒューマントラストシネマ
    有楽町           4月8日(金)〜5/5 終了
東 京 新宿武蔵野館        4月8日(金)〜5/26 終了
東 京 アップリンク吉祥寺     4月8日(金)〜4/28 終了
東 京 Morc阿佐ヶ谷      8月12日(金)〜
神奈川 川崎市アートセンター    4月30日(土)〜5/13 終了
神奈川 あつぎのえいがかんkiki 5月21日(土)〜6/3 終了
千 葉 千葉劇場          4月8日(金)〜4/28 終了
埼 玉 深谷シネマ         7月31日(日)〜8/6
    http://fukayacinema.jp/?eid=1318
栃 木 宇都宮ヒカリ座       9月9日(金)〜
栃 木 小山シネマロブレ      8月26日(金)〜
群 馬 シネマテークたかさき    6月3日(金)〜6/16 終了
新 潟 高田世界館         7月2日(土)〜7/15 終了
新 潟 ガシマシネマ        7月2日(土)〜7/31
    https://gashimacinema.info/
長 野 長野千石劇場        6月3日(金)〜6/16 終了
長 野 東座            5月21日(土)〜6/3 終了
長 野 上田映劇          5月14日(土)〜6/3 終了
静 岡 静岡シネ・ギャラリー    5月13日(金)〜5/26 終了
静 岡 シネマイーラ        6月17日(金)〜6/30 終了
愛 知 名演小劇場         4月8日(金)〜5/19 終了
愛 知 刈谷日劇          5月20日(金)〜6/2 終了
岐 阜 CINEX         4月16日(土)〜4/29 終了
三 重 伊勢進富座         7月9日(土)〜7/18 終了
大 阪 テアトル梅田        4月8日(金)〜5/5 終了
京 都 アップリンク京都      4月15日(金)〜5/12 終了
京 都 京都シネマ         6月3日(金)〜6/16 終了
兵 庫 シネ・リーブル神戸     4月15日(金)〜5/5 終了
兵 庫 シネ・ピピア        6/3〜6/16 終了
兵 庫 塚口サンサン劇場      6月10日(金)〜6/16 終了
岡 山 シネマ・クレール      5月13日(金)〜5/26 終了
広 島 広島サロンシネマ      8月19日(金)〜
香 川 ソレイユ2         6月10日(金)〜6/23 終了
愛 媛 シネマルナティック     5月14日(土)〜5/27 終了
福 岡 KBCシネマ        4月15日(金)〜5/5 終了
佐 賀 シアター・シエマ      6月3日(金)〜6/16 終了
長 崎 長崎セントラル劇場     6月10日(金)〜6/16 終了
熊 本 Denkikan      4月15日(金)〜4/28 終了
大 分 シネマ5          4月16日(土)〜4/22 終了
大 分 日田シネマテーク・リベルテ 7月2日(土)〜7/10 終了
宮 崎 宮崎キネマ館        5月20日(金)〜6/2 終了
鹿児島 ガーデンズシネマ      5月28日(土)〜6/3 終了
沖 縄 シネマパレット       6月17日(金)〜6/23 終了
沖 縄 シネマプラザハウス1954 7月1日(金)〜7/14 終了

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