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2022/10/02 企画展「蔦谷楽 ワープドライブ WARP DRIVE」(7/23〜10/2、埼玉・東松山市 原爆の図 丸木美術館)最終日

案内→https://marukigallery.jp/5388/

 2022年 彼らは戦争を終わらせない
 悲劇の世界を駆け抜けて 未来を奪還せよ
 ワープドライブへようこそ

企画展「蔦谷楽(つたや・がく) ワープドライブ WARP DRIVE」
開催日:2022年7月23日(土)〜10月2日(日)
開館時間:9時〜17時
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)
場 所:原爆の図 丸木美術館
    〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
    東武東上線「森林公園駅」南ロよりタクシー10分、徒歩50分
    東武東上線「東松山駅」より市内循環バス唐子コース(日祝運休)約15分「丸木
     美術館東」下車徒歩15分
    関越自動車道東松山インターより小川方面10分
    東武東上線「東つきのわ駅」南口より徒歩27分
    アクセス→https://marukigallery.jp/visit/#access
観覧料:一般900円、中高生又は18歳未満600円、小学生400円(比企・東松山在住者
    は各通常料100円割引。障がい者は半額)60歳以上800円
主 催:原爆の図 丸木美術館
問合せ:原爆の図 丸木美術館
    〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
    TEL 0493-22-3266
    FAX 0493-24-8371

 蔦谷楽はニューヨークを拠点とし、核の歴史的悲劇をテーマとして日米両国でのリサー
チやインタビュー、またアーカイブの研究を通して、制作活動を続けてきた。
 核問題は日本で語られる物語とアメリカのそれでは大きく違うところもあれば、共通点
もある。
 蔦谷はその両方に目を向け耳を傾け、国境を超えて共有されるべき物語を美術作品とし
て構築しようと模索する。
 多様な社会的役割をもった核被害者や関係者たちを深く観察し、既存の意味や理解を超
えようとする−それは、繰り返し語られてきた歴史物語を戦後77年経った時代にもう一度
語る上で、在米日本人アーティストとしての蔦谷個人としての挑戦でもある。
 戦争を知らない世代が戦争を自分たちの問題として抱えるための新しい物語、それが蔦
谷の作品の根幹となっている。

 原爆の図丸木美術館での「ワープドライブ」は、蔦谷の日本初個展、アメリカで活動し
てきた作家のホームカミングである。
 メインの展示スペースでは、2種類のバラック−第二次世界大戦時にアメリカで建設さ
れた日系人強制収容所のバラックと戦後の広島長崎に建てられたバラック−というモチー
フが接合した構造物に蔦谷の映像作品が組み込まれ、また小スペースでは平面作品が一堂
に展示となる。

 蔦谷の映像作品にはリアリティが込められている。
 「Beautiful Sky Golf Course」は、大日本帝国軍による真珠湾攻撃直後にアメリカで
スパイ容疑をかけられ最初に収容された日系1世の男たちの物語。
 蔦谷は、日系人捕虜の収容されていたバラックや国家忠誠の有無を調べる尋問をかけら
れた法廷が再現保存されているモンタナ州のフォート・ミズーラ歴史博物館に6週間滞在
し、この作品を完成させた。
 収容所生活の中で自分たちでゴルフコースを作ったという日系人捕虜の当時のエピソー
ドにインスピレーションを発している。

 また、第二次世界大戦時の核兵器製造、広島長崎への原爆投下、冷戦時代のアメリカ、
そして現代にまで続く放射能の影響と隠蔽の経緯を作品と昇華させたのが「ENOLA’S
HEAD」だ。
 蔦谷は核兵器の歴史に関わった場所、ニューメキシコ州のロスアラモス・アラモゴード
・アルバカーキー、ワシントン州のハンフォード・スポケーンインディアン居留地、ユタ
州ウェンドーバー、そして広島を現地取材し、日米の被爆者、歴史家、そしてさまざまな
核の専門家たちに言質を取りながら物語を作り上げていった。
 この作品の中で、登場人物たちは奇妙な動物や虫、もしくは植物の形をした面をかぶり、
行動を起こす。
 この面は日本で7、8世紀に流行しながらも鎌倉時代には絶滅した伎楽面を模しており、
映像の中では、三途の川が凍りついた世界で鳥の顔をした博士が数々の面を発掘するシー
ンから始まっている。
 絶滅した文化を掘り出していくというメタファーが、伎楽面という素材の選択や核の絶
望的な未来に交差してゆく。

 「Study with the Moon」は、B-29エノラ・ゲイが戦後広島に原爆を投下したのちに、
メリーランド州アンドリュース空軍基地に雨ざらしで屋外放置されていたというワシント
ン・ポストの記事をヒントに制作された。
 窓ガラスが割られ、部品を盗まれた爆撃機。
 人間に蹂躙され、鳥や様々な害獣に住みつかれたエノラ・ゲイがその間にみた夢という
のがモチーフになっている。

蔦谷楽(つたや・がく)
 1974年東京生まれ。
 東京造形大学でBFA取得(1998年)、現代美術センターCCA 北九州スタジオプログラムに2年在籍。
 2006年渡米。
 ニューヨーク州立大学パーチェイス校でMFA取得(2018年)。
 主な個展は、Rubin Center for the Visual Arts, テキサス大学エルパソ校(テキサス, 2021)、Ulterior Gallery(ニューヨーク, 2017, 2020)、Shirley Fiterman Art Center, マンハッタン区コミュニティ大学(ニューヨーク, 2019)など。
 2022年ハワイトリエンナーレ参加。
 現在ニューヨーク在住。
 https://www.gakutsutaja.net/

■関連イベント
●7月23日(土)14時 オープニングトーク
 蔦谷楽 × 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員・専務理事)

●9月27日(火)10時 ZOOMトーク ※詳細は後日お知らせいたします
 蔦谷楽 × 手塚美和子(PoNJA-GenKon=Post-1945 Japanese Art Discussion Group現代美術懇談会=ディレクター)

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