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2022/07/15 申込み オンライン連続講座「ポスト新自由主義: ”ブルシット・ジョブ” からケアと連帯による世界へ」 “クソどうでもいい仕事” はなぜ増える?(7/15 Zoom)

ポスト新自由主義:”ブルシット・ジョブ”からケアと連帯による世界へ

1980年代以降、新自由主義に基づく市場経済、規制緩和、自由貿易がさらに拡大し、その
弊害としての格差や地域経済の衰退は世界各国・各地でますます深刻になっています。ま
た、経済のグローバリゼーションへの反作用としての極右勢力や権威主義的な政治の台頭
も起こっています。こうした中、多くの国で「新自由主義の失敗」が認識され、大きな方
向転換をめざし政権交代が実現した国もあります。日本でも各所で「新自由主義からの脱
却」が論じられる中、私たちの暮らしや社会にとっての糸口はどこにあるのでしょうか。
この講座では、新自由主義を乗り越える視点として「労働・ケア・コミュニティ」を柱に
し、世界の運動最前線から学び、考えます。

2022年7月〜11月(予定)
金曜日 19:00〜21:00
●開催形式:オンライン(zoom)
●全9回●受講料:15,000円〈U25割:5,000円〉

申込み→https://www.parcfs.org/store/products/fs2022-1

※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
※【若者応援!U25割】25歳以下の方は受講料5,000円、入学金免除で受講いただけます。
該当する方は、お申し込みの際「U25(25歳以下)」を選択してください。

●コーディネーター:
内田聖子(PARC共同代表)

○プロフィール:
自由貿易・投資協定のウォッチと提言、デジタル経済政策に関する提言活動を行う。編著
に『自由貿易は私たちを幸せにするのか?』コモンズ 2017/『コロナ危機と未来の選択−
パンデミック・格差・気候危機への市民社会の提言』(コモンズ 2021)など。

●講座プログラム:
7月15日(金)
資本主義の「限界」と「日常的ネオリベラリズム」− “クソどうでもいい仕事” はなぜ
増える?

2020年に亡くなったデヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい
仕事の理論』が日本でも話題となっています。本書の翻訳者でもあり、グレーバーの友人
でもあった酒井隆史さん、経済思想史の観点から新自由主義を批判的に考察する中山智香
子さんのお二人に、日常にはびこるネオリベラリズムとブルシット・ジョブについて語っ
ていただきます。

酒井隆史(大阪府立大学教授)
〇主著:『通天閣 新・日本資本主義発達史』青土社 2011/『暴力の哲学』河出文庫
2016
〇参考文献:デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理
論』(共訳)岩波書店 2020

中山智香子(東京外国語大学教授、PARC理事)
〇主著:『経済学の堕落を撃つ―「自由」vs「正義」の経済思想史』講談社現代新書
2020/『経済ジェノサイド: フリードマンと世界経済の半世紀』 平凡社新書 2013

7月22日(金)
新自由主義は、チリから始まり、チリで終わる―中南米で続く左派新政権と社会運動の50


松下 冽(立命館大学名誉教授)
今日、「資本主義の終焉」や「人類の危機」いった言説が一定の言論空間で拡がっている。
では、われわれは新自由主義時代の終わりを迎えているのであろうか?「われわれは今
どこにいるのか、何を目指して、どこに向っているのか?」、皆さんと考えたい。

〇主著:『現代メキシコの国家と政治──グローバル化と市民社会の交差から──』御茶
の水書房 2010/『グローバル・サウスにおける重層的ガヴァナンス構築──参加・民主
主義・社会運動──』ミネルヴァ書房 2012
〇参考文献:松下冽『ラテンアメリカ研究入門──<抵抗するグローバル・サウス>のア
ジェンダ』法律文化社 2019/ウイリアム I. ロビンソン著、松下冽監訳 太田和宏・岩
佐卓也・山根健至翻訳『グローバル警察国家』花伝社 2021

8月5日(金)
パンデミック監視資本主義に抗う―デジタル・リテラシーとデジタル権

小笠原みどり(ジャーナリスト、社会学者(カナダ・ビクトリア大学教員))

パンデミックを機に、オンラインでのコミュニケーションやショッピングが推奨されてい
ますが、インターネットは資本のための監視の場でもあります。デジタル監視の内実と、
情報への権利を考えます。

〇主著:『スノーデン・ファイル徹底検証』毎日新聞出版 2019/『スノーデン、監視社
会の恐怖を語る』毎日新聞出版 2016
〇参考文献:ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』東洋経済新報社 2021/マルク・デュ
ガン、クリストフ・ラベ『ビッグデータという独裁者』筑摩書房 2017

9月2日 (金)
米国における変革への力―BLMとコミュニティから生まれる労働運動

菅 俊治(弁護士)
アメリカにおける住民運動や労働運動の作り方、オーガナイザーの育成、社会主義組織の
世代承継の状況と教訓を学ぶ。

〇主著:『職場を変える秘密のレシピ47』(監訳)日本労働弁護団 2018/『世界を変
える変革の力−ブラックライブズマター共同代表からのメッセージ』(翻訳)明石書店
2021

9月30日(金)
資本主義的食料システムのカラクリを理解し乗り越える

平賀 緑(京都橘大学経済学部准教授)

現在の工業的農業・食料システムは地球も人も壊しているという。同じ資本主義のカラク
リで持続可能な社会を実現できるのか?そもそも「生命の糧」を市場に組み込んだ過程か
ら見直したい。

〇主著:『食べものから学ぶ世界史--人も自然も壊さない経済とは?』岩波ジュニア新書
2021/
『植物油の政治経済学--大豆と油から考える資本主義的食料システム』昭和堂 2019
〇参考文献・サイト:
Holt-Giménez, E. A Foodie's Guide to Capitalism: Understanding the Political
Economy of What We Eat, Monthly Review Press, 2017/CORE Projects, The Economy
(経済学のオンライン教育プロジェクト)

10月7日(金)
プラットフォーム・エコノミーの罠―ビッグ・テックと闘う世界のギグ・ワーカー

浦田 誠(国際運輸労連(ITF)政策部長)

「よかったのは最初だけ」。ギグワーカーが憤るプラットフォーム・エコノミーの実態と
は。世界を席巻したタクシー労働者のライドシェア反対運動から10年。今なにが起きてい
るのか。

〇主著:“Building Rank and File Activism: A Study of the Global Action Day Campaign
in the History of the International Transport Workers’ Federation” for Global
Restructuring, Labour and the Challenges for Transnational Solidarity (Rethinking
Globalizations) – Routledge, 2010
〇参考文献:「論考−食事配達員の国際労働運動と労働者性をめぐる海外の判例動向(前
後編)」『労働者の権利』338号(2020年11月)および340号(2021年4月)日本労働弁護
団/「ライドシェアをめぐる世界各地の動向」『Int'lecowk』2019年7月号 国際経済労働
研究所

10月21日(金)
欧州の地域主義(ミュニシパリズム)運動―コミュニティを強くするケア、トランジッシ
ョン、公コモンズ連携

岸本聡子(トランスナショナル研究所(TNI)経済正義プログラム、オルタナティブ公共
政策プロジェクト研究員)

少し硬い言い方をすると民主的で協同的な公的所有と統治、サービス、政策の共同生産の
在り方をケア、労働、エネルギー、住宅、水の具体的な事例から考えます。地域と労働者
を搾取する経済モデルと決別し、地域のWELL-BEINGを高める実践へ。

〇主著:『水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』集英社新書 2020
/「ミュニシパリズム(地域自治主義)がひらく世界」『コロナ危機と未来の選択』コモ
ンズ 2021
〇参考文献:『Democratic and collective ownership of public goods and services
Exploring public-community collaborations』Transnational Institute 2021

11月4日(金)
ケアと連帯の論理―新自由主義を乗り越える民主主義の構想

岡野八代(同志社大学教授)

付加価値を追い求める資本主義経済のもとで、ケアは不当に低く評価されてきました。ケ
アの価値は市場では決まらず、政治的な討論を通じて公的に決めなければなりません。「
誰もがケアされて生きている」という事実に立ち、私たちに必要な理論と実践をお話いた
だきます。

〇主著:『ケアするのは誰か? 新しい民主主義のかたちへ』(共著・訳)白澤社 2020
〇参考文献:ケア・コレクティヴ『ケア宣言 : 相互依存の政治へ』大月書店 2021

【特別オープン講座】
11〜12月で調整中
脱グローバリズム時代への転換期—国家・地域・民主主義

柴山桂太(京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授)

グローバリズムが民主主義を空洞化させ、国内の利害調整が機能せず、国際政治・社会そ
して人びとの間に深刻な歪みと分断を引き起こしている。この状況を打開するためのキー
ワードは、「国家・地域・民主主義」。世界の潮流と日本の現状をつなぎ、目指すべき方
向を考える。

(※特別オープン講座のため、この回のみ参加される一般参加者との合同受講となります)

〇主著:『グローバリズム その先の悲劇に備えよ』(共著)集英社新書 2017/『静かな
る大恐慌』集英社新書 2012

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